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ZweiLicht  1章  作者: 光に似た闇
5/11

5話 暑い1日

バンドのコンサート当日




みんな朝からバタバタしていた。

冬魔は準備が出来ていたから私の膝の上で寝ている。

昨日の出来事から1番話すようになったのは冬魔だと思う。


剣人は、楽器の再調整

龍月は、その手伝い

響は、自分の楽器の手入れ

拓誠は、朝ごはんの準備

私たち二人はいつもやることがない

手伝うとしたけど、拓誠に休んでいてと言われたから冬魔の枕になってる。


「こんなにバタバタしてて時間大丈夫なのかな」


と言うと膝の上に頭を乗せていた冬魔が起き上がって言った。


「大丈夫 俺が邪魔しなければな」

「なんで前日とかにやらないの?」


と聞くと


「その日の気温 とか色々と合わせるためらしい」


と言われよく分からなかったから

「ふーん」

「俺はドラムだから関係ないけどな」

「楽だね」

「まぁな」

気になったことを聞いてみた。


「なんでドラムなの?」

「簡単だから」

「ギターの方が簡単じゃないの?」

「いや難しい あれは」


よく分からず

はてなマークがついた。


「弦を押さえて引くのは知ってるよな」

「そのぐらいは」

「ほんの少しでも押さえる場所が違うと音が変わってしまう。」

「バレないからいいじゃないの?」

「本気でやっているやつはそれでも許さないと思うぞ」


よく分からず


「ふーん」


と言ってしまった。


「その代わりドラムは、叩く場所が多いだけで、調整とかあまりいらない」


よく分からずボッーとしてた。


「・・・」

「どうした?」


と言われびっくりしてしまった。


「ううん 難しすぎてよくわからないなぁと思っただけ」


少し沈黙が続いたら


「普通はそんなもんだ。楽器を弾いている人達は自分のこだわりがあるから」

「よく分からないから今度ゆっくり教えて」

「・・・あぁ」


私には早すぎた話だった。

楽器には興味はあったけどトランペットよりは、弾きたいと思っていなかったから

私以外の人が弾いている姿が好きだ

だからみんなに魅力を感じたんだと思う


「ご飯出来たよ。」


と拓誠が呼んだ

「はーい 冬魔ご飯」

「わかった」


めんどくさそうに起き上がってから


「私、剣人と龍月呼びに行ってくる」

二人を呼びに二階に向かった。

「・・・ふぁー」


と冬魔があくびしていたから

「眠いの知ってるけどご飯食べ終わったら顔洗って狼のレンにすぐなれ、いいな」

と言ったら

「おー、猫かぶり外すな」

「優しくいっても言うこと聞かないだろうが」

「めんど」


といやいやな顔をして洗面所に向かった。

2階のレッスン室1の前に来たのはいいけど

2人が集中しすぎて呼びかけても返事をしてくれない。

困っていたら

拓誠がやってきて堂々とレッスン室に入っていったと思ったら

大きな声で


「朝ごはん!」


と言いうと

ものすごく大きな声に私は驚いてしまった

2人も驚いている顔をしていた


「うるせ!」


と剣人が怒り


「朝ごはん?」


と龍月が顔を傾けた


「・・・すごい」


と私が言ったら拓誠が


「中入って大きな声で叫んだら気づくから」


と言ってくれた。


「今度からそうする」


響というと朝からどっかに出かけているぽい

その後は私を入れた5人で朝ごはんを食べた。

バンドのコンサートまで残りの2時間

剣人 龍月はギターを持って後に

冬魔は眠そうにして2人の後に

拓誠は運転席に

私は助手席



その後ろに剣人と龍月

腕組をしている冬魔が乗った

コンサートの会場に着いてはいると

目の前にいたのは、手を組んだ春樹さんだった


そうここは春樹さんが営業している

ライブハウス

春嵐

名前を入れたらしい


「春樹さん おはようございます」


と言うと


「おはよう 悠汰」


と返してくれた。


「どうしたの?」

「いや 響がじゃまくさい」


と言われてソファの上を見ると響がいた。


「ここにいたの?」

「あぁ 朝っぱらから来てはソファーの上で寝ているんだよ。 うざい」

「・・・」


沈黙が続いた


「うるさい。俺の勝手だろ?」


と声が聞こえた


「響!」


と言うと後ろの方から


「響準備出来ているのか?」


と拓誠が声をかけてきた。


「まぁねー、あと着替えるだけ」


春樹さんが


「あと1時間だぞ リハするか?」


と言うと

ゾロゾロと後ろから

冬魔 剣人 龍月が入ってきた。

全員が声を合わせて


「よろしくお願いします」


と言った。

その後は始まる20分前までリハをしてた


私は何も出来ないから、ただ見ているだけだったけど

なんだかんだやっていたら本番になっていた

私は、いつもみたいに春樹さんと一緒に端っこで見ていた。

ライブが始まっていないのに観客の熱気がすごい

お客さんが

メンバーの名前を叫ぶ声があちらこちらから聞こえてきた。

会場の照明が消えメンバー登場する時のイントロ曲がかかるとメンバーが入ってくると

一気に会場が盛り上がった。

私の目の前にいるのは、いつもとは全く違う5人

いつもは

男性のファンが多いが今日に限って、女子の方が少し多いのかな。

そのせいなのかもしれないけど、響はバレない程度に女子の客を睨みつけている。

響は幼い頃に母親の影響で女性が大っ嫌いになってしまった。


そんなこと考えていると

メンバーの紹介が始まった。

最初にボーカル兼メインギターの剣人


「ようお前らトラのリョウだ。元気にしていたか」


あちらこちらから返事が返ってくると


「ふーん元気だったのかよ。元気なかったらイジメるつもりだったのにな」


というと女子が叫んでいた

いつものクールな喋り方じゃなく嫌いな性格の喋り方をする

それは全員が大嫌いな性格だ



「いい加減にしろリョウ女子がうるさい」

「コクはうるさい場所嫌いだな」

「甲高い声が嫌いなだけだ。キツネのコクだ」

「コクはかわいいなぁ」


観客もかわいいというと


「観客はいいが、手前に言われたくねぇよ」

「どうもみんなの彼氏ライオンのシンだよ」


シンの名前を呼ぶ女性の声が数人聞こえた


「レン今日のコンディションは」

「みんなのテンションで決まる」


というと男子が叫び始めた。


「オオカミのレン」


というだけでも男子は叫ぶ

レンは男子に人気だ


「クマのギルですみんなそろそろ始めるよ」

ギダーのギルが言うと一気に一曲目が始まった。


私はBEASTSIXの作詞をしている

曲を作る時に大切にしていることは、『闇』だ

人それぞれ持っている闇

同じ悩みを持っている人は多い


誰かに打ち明けたい

誰かに助けを求めたい

誰かに共感してほしい

誰かに認めてもらいたい


誰かに・・・誰かに・・・

皆周りの目を気にする

そのせいで本当の自分を隠している。

そんなのは毎日がつまらなくなってしまう。

毎日が辛い思いをしなきゃいけなくなる。

だからこそ僕達の曲はそんな思いをしている人たちを救いたい


私達の願いは・・・

不幸の人達が少しでも自身を持ってもらうこと

ただそれだけの事

僕達の曲はそう言う願いが込められている

必ず歌う曲の順番は決まっている。

女子が好きな曲

男女好きな曲

新曲

女子に1番人気曲

男子に1番人気曲

必ずこの順番

曲が多くなっても

この順番の前に曲をいれるか

あいだに同じテーマの曲を入れる


なんだかんだ考えていると

5曲目に行っていた

リョウが


「さぁ俺達の一番最強の曲を聞け」


というと

男子達が騒ぎ始めた

女子といえば後に行く人

端っこに行く人

好きな人はその場にとどまったり

している


この曲は僕達の経験談を元にして作っているから

闇を抱えている人は本当に好きだ


どうして俺たちをひとりにするの

どうして誰も助けてくれない

どうして俺たちを認めてくれない


この3つをメインに歌っている。

そして一番気づいてほしいのは、この曲の歌詞の中に

【誰もが闇を抱えているから誰もが一人 誰もが助けを求めている。】

という歌詞が紛れ込んでいる。

1度しか言わないから気付いている人が少ない


考えているとアンコールという声に僕は気づいた。

人気曲が歌い終わったのがすぐ分かった

アンコールか・・・

出てきた


「今日は来てくれてありがとうなお前ら

新曲は聞いてどう思った?」


とリョウが話した。


「かっこよかったー!」

「コクくんかっこよかったよ!」

「かっこよかったんだ 新曲だけなのかかっこよかったのは」


と話始めると女子は叫び始める


「ほかの曲もかっこいいよー」


と言うと


「へぇー、新曲だけ好きとか言われたら今後ほかの曲歌わないつもりだったのに」


と言うと


ギルが


「こら コクそんな事言わない」

「おねぇーさん達一番好きな曲なーに?」


と聞くと

その答えに客は

色んな答えをしたがいちばん多かったのは、常連客しか知らない曲も言い出した

その曲が多かったから

アンコール曲はいつも通りその曲になった



常連客はファンが5年以上になるとそう言われる。

客が好きな曲を言い出し多かった曲を

アンコールで歌うのか決まりだから

常連客が多いと唯一の女子目線の曲が選ばれる


私も初めて女子目線と一番初めに作った曲だから選ばれるとものすごく嬉しい

考えていたら

アンコールも終わり

お客さんが帰ってるところだった



お客さんがいない

ステージを見ていると

うしろから声が聞こえた


「夏樹さんだ」

「よ!悠汰凄かったな」


と言われて


「でしょ!」


と言って夏樹さんは僕の横に並んだ。


「って言ってもこのバンドすげー人気なのに会員制とか酷くね」

「ひどくない 会員制だからこそ得られるものがあるだから会員制じゃない人も見るためにテレビとか出ているでしょ最近は出ていないけど」

「会員制の奴らはファンサービスがすげーあるけど1年に1度ある非会員専用だと?」

「ただ歌ってアンコールとグッズだけです」

「普通のコンサートだな」


と言われ


「会員制にした本人達に言ってください」

「めんどくせぇ バンドで全員歌うのが少ないから人気でたのもあるだろうなぁ」

「全員で歌ってとお願いしたのは私だから全員個性があるから一緒に歌ったらどんな感じになるだろうと思ったら結構いいでしょ!?」


と言ったら


「まぁな それよりもあいつらのところに行かなくてもいいのか?」

「うん 大丈夫多分今言い争ってるから」

「またか」

「今回歌外れたし、ドラムが少し遅かったから」

「お前もよくわかるな」

「ずっと聞いてるもん」


そう

少しでも音がズレると作詞している僕だから

違和感を感じる

作詞し始めたばかりの時はかんじなかったが、作っていくとだんだん分かるようになった。


「CDとか出さないのか?」

「出さない。それだと会員制にした理由がなくなる。」


と答えた


「いずれは?」

「あるかもね。けど、まだまだ先の話」


そういったあと僕は、控え室に向かった

ドアの前に着いたが、ものすごく言い争ってるのかすぐ分かる

全員が音楽によって救われているから、音楽のことになると言い争ってしまう。

全員で歌うようにしたのは私だった。


剣人は1番心に突き刺さるような低音の持ち主

遊斗は高音が出せて目立つ声だからそこサビの時に剣人と遊斗の声が混ざるとものすごくかっこいい

響は、ラップがうまいから何曲かラップを入れている。会員しか知らないがあれはいつも即興だから

毎回違う

冬魔はほとんど歌わない。理由は1番響く声をしているからっていっても、歌わないことは無い。だって冬魔専用の曲が3曲あるからその時は、1番盛り上がる

拓誠は歌ってないように思われがちだが、合いの手をしているから1番歌っているかもしれない



初めてボーカルを決めようとした時

全員の声を聞いた時全員に歌わせたい!

と思ったから全員にお願いしたら

OKをしてくれた

そんなことを思いかいしていると、目の前の扉が開いた

冬魔がでてきた。


「やっぱり悠汰かどうした?」


と言われたから


「口喧嘩おわった?」


と言うと


「ついさっきな」

「そろそろ撤収しよう。このあと打ち上げするんでしょ?」


と聞くと全員が


「する!」と答えた。

「うんだったら片付けて、夏樹さんに話してくるから」

「俺も行くドラムだから何もすることない」

「あるでしょ!?」


というとムスッとした顔で

「・・・わかった」


と言って戻って行った。


「片付けておいてねー」


と言って僕は夏樹さんのところに行った

撤収すること、打ち上げすることそしたら

後ろの方から 春樹さん 秋樹さんが出てきて


「俺達も行くー」


と言い出したから仕方なくOKを出した。


今夜はものすごく楽しくなるだろうなぁ

料理が大変そうと思ったら

秋樹さんに「料理手伝ってやる」

と言われてお願いしますと私は返事した


私は秋樹さんの車に乗せてもらった

秋樹さんの車には

秋樹さん 春樹さん 夏樹さん 私

が乗って


楽器とか載せている方に

メンバーがいる

秋樹さんに頼んで、スーパーによって買い物をした。

響から寄りたい場所があると連絡がきた。

メールで送られた場所に向かった。

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