11話 本格的な準備
「おはよう」
「おはようございます」
「悠汰昨日はどうだった」
と冬魔に聞かれて
「侑哉さんから朝返事が来て、バンドのシークレットメンバーとして参加してもらえることが決まりました」
と言うと
「へぇあの4人がねぇ。 警察 BAR 中学の体育の先生 何でも屋でしょ。2人休み取ると大変じゃない」
と響が話していて私は
「萩さんが警察 侑哉がBAR 箻さんが何でも屋だとしたらもう1人は誰」
「侑哉だけ名前なんだへぇ名前ぐらい言ってもいいかな 千秋紅我 箻さんとものすごく仲の悪い幼馴染」
「萩さんと侑哉と箻さんとその紅我さんは互いに仲悪いんだね」
「本当に仲の悪い訳ではなく、俺と龍月みたいな感じだから大丈夫」
と響が教えてくれた。
拓誠が「毎回出る訳では無いとしてそれでも彼らは社会人だから出れないと思うけど」
「それは大丈夫。 シークレットだから沢山出てもらう必要が無いから必ず確実に出れる時だけ出てもらえるようにしてもらうんだ」
「ふーんならいいじゃない」
と響が返事した。
私は朝ごはんを食べたあと学校に向かった。
学校では、前言っていた課題をこなすようにと言われてとりあえずデモだけ作り上げた。
学校が終わると
見覚えのある人が門のところに立っていた。
私はその人に近づいた。
「侑哉さんこんばんは」
と言うと
本を読んでいた手を止めて
「悠汰、名前の呼び捨ては無理か」
「ごめんなさい。本人を前にすると何故かさん付けになっちゃう」
「ならいいか、すまんいきなり来て用事があったが連絡先を知らなかったから萩から聞いて来た」
「すみません。他の用事あったじゃないですか」
「それなら大丈夫昨日のうちに大半は済ませてきたから」
「それなら良かったです」
「悠汰敬語になっているぞ」
「すみ、ごめん」
「年下からいきなり敬語なしは気に食わねぇけど、俺からお願いしたから気楽に敬語無くしていいぞ」
「うん、その気に食わない人ってもしかして」
「響の事だ」
「だよね。 響って昔からそんな感じなの」
「うーん、 昔よりも落ち着いたと思うぞ」
私も始めて響にあった時
今よりも人間不信で剣人の後ろに隠れていたけどそれでも響は今と変わらない雰囲気で話してくれたから直ぐに話せるようになった。
そんな話をしながらスマホの連絡先を交換したり、家であったことを話して歩いていると電車の駅についてしまった。
私は侑哉と離れたくなくって少しでも長く話していたけど話しているとすぐに目的地に着いてしまう。
「侑哉さん送ってくれてありがとう」
「悠汰」
「ん。 どうしましたか」
「今度は休日に会って二人きりで話すか」
「え」
びっくりして少し固まっていると
「いやなのか」
「嬉しい」
と侑哉に抱きつくと、侑哉さんは硬直していた。
「侑哉」と、声をかけると
自分でもなぜ飛びついたのかわからずびっくりして離れようとすると、頭を優しくなでてながら
「すまん、びっくりして固まっていた」
「そっか」
と言って離れると
「ほら帰りなもっと暗くなるから」
と私が見えなくなるまで侑哉は私に目線を送っていた。
自分の最寄り駅に着くと
中学生が帰る時間だった。
懐かしいなぁと思いながら帰っていると
箻さんの何でも屋から怒鳴り声が聞こえた。
「久々に会ったら手前は文句しか言わねぇのかよ」
「君がただ怒っているだけだろ」
「んだとだから自立が出来ねぇだろうが、一人で住む努力しろよ」
「君には言われたくない言葉だね」
「はぁ、手前は反論はするけどその後の行動は昔から変わらねぇな。多少は努力しようと思わねぇのかよ」
「何に努力すればいい」
「一人暮らしするとか、兄に迷惑かけないようにするとかよ。潔癖症は治らないわけではねぇだろうがお前の行動によっては治る可能性だってあるだろうが」
「君はどうなの。他人は努力すればと言うけど君こそ努力すればいいと思うけど」
「くそ、お前本当に気に食わねぇなんでこんなやつが幼馴染なんだよ」
と喧嘩していた。
箻さんの声に最後の幼馴染という言葉に思い出すのは、響、冬魔、拓誠が言っていた。
千秋紅我さんと同じ感じだったため
勇気を振り絞って
店の扉を開いて
「箻さんこんばんは」
と挨拶をすると
見たことない人だったが、
優しそうだけど、いつもみたいにほかの男性だと人間不信の拒否反応が出てくるけど今回も出なかったため
もしかしてと思って
「千秋紅我さんですか」
と質問すると
「ん?お前誰?」
「えっと、佐崎悠汰です」
と挨拶すると
「あー侑哉が言っていた。女の子か」
「侑哉さんからですか」
「おう、千秋紅我 そこの中学校で体育の先生をしている」
「その中学校。私も通っていました」
「へぇマジか今度ゆっくりと話そうな」
「あ、はい」
「とりあいず俺はこいつとまだ話すことあるからまたな」
と言って静かにお店をでて家に帰ると
座っているみんなの目の前に
萩さんと侑哉がいた
「あれ、侑哉さん家にいたの」
「隣の萩に捕まった。 箻の所に紅我がいるから今後のことを話すことに急遽なった」
「さっき紅我さんに会いました。 箻さんと喧嘩してました」
「またか、萩車貸せ」
「いいよ」
と平和な会話をしていたがのちに大変なことになるなんて私は思わなかった。
「ウタちゃん」
「どうしましたか」
と話すとコーヒを飲みながら
「侑哉のことどう思う」
と聞いてくるので、びっくりした。
私は思ったことを素直に言うと
ドヤ顔みたいに“侑哉と同じことを思っていたんだ。面白くなってきた” と小声だけど言っていだけど私は、聞こえず顔を傾けるしかかなった。
その後20分後
侑哉が箻さんと紅我さんを連れて帰ってきた。
萩さんが
「君たちのベスゼクスにシークレットメンバーとして参加するのは全然問題ないが、唯一これから何をすればいいか決まっているかい」
と聞かれ
「まだまとまっていないから」
ぬ私は少し困っていると
斜め前にいた侑哉が私の横に座って
「まとまっていなくてもいいから話すだけ話してもらえれば俺を含めたみんながまとめるし意見もいえるから話せるか」
「侑哉さん優しい」
「響うるせぇよ」
深呼吸して私の考えを言うことにした。
ベスゼクスは、ライブを年に5回未満しかしない。
理由は私以外の5人が仕事も掛け持ちしているため休みを取るのが少し難しいため
5回未満になってしまった。
最初は10回以上ライブをしていたが、お金の問題が発生したため
掛け持ちをすることにした。
私の考えは、ベスゼクスのライブは自分たちが必ず確実に休みを取れる日にライブをすることにしている。
「考えているのは、ライブの日は決めておいて当日出れたら出るということを考えています」
と私の考えを言うと
「それだとほとんど出れないと思うけどいいのか」
と紅我さんが意見を言ってくれた。
「とりあいず、ライブの日は確定にする前にメインメンバーのお前らが決めといて、俺達が参加せできる日を調整出来るならする」
「箻それだとほとんど1人しか出れなくなると思うぞ」
「最初は4人無理やりでも合わせて自己紹介するそのあとは、1人から2人参加できるようにこっちで調整をする」
「1人から2人ってもし俺達の休みの日にライブ会場取れないかもしれないだろ」
話がどんどん進んでいくので私は
「ライブ会場は春樹さんの場所でするつもりです」
いつもよりも少し大きな声で言うと
「それなら少しのわがままは通してもらえるかもしれないな」
「けど、それでも取れない日もあるので」
誰かの手が頭に置かれた
「悠汰、春樹さんに来てもらうことは出来るか?」
その手は侑哉さんだった
「聞いてみる」
「頼むな」
私は、席を立って廊下に出て春樹さんに連絡をした。
リビングにいる人達は
「侑哉ってウタちゃんに関しては意外と優しいね」
「萩には関係ねぇだろ」
「関係は無いかもしれないけどけど、あれほど気にかけるのは珍しいから」
「剣人」
「どうしましたか、侑哉さん」
「悠汰って嘘をつくの癖なのか」
というとほかのメンバーがビックリしていた。
「癖になっているともいます。今では多分自分でも嘘か本当か分からなくなっていると思います」
「そうか」
「侑哉さんよく分かりましたね悠汰が嘘をついていると」
「態度でわかる」
「態度とは?」
「返事が極端に早い とか分かりやすいだろ」
「そういえばそうですね」
「まぁさっき言った態度はあてはまっていないが、少しの態度であれ嘘だと分かる」
「ウタちゃんどんな態度なの?」
「嘘つくと目を合わせない」
「いつも合わせているよね」
「合わせていますが、嘘つくと一瞬だけ目を逸らします」
「分からないよ。侑哉がすぐに嘘見抜く理由って元々俺が嘘つきだったから」
と萩が聞くと
「そうだな元々お前のウソを見抜くために極めたからな少しの違和感もすぐ分かるからな」
「へぇー」
「今はなくなったからいいが、悠汰の場合はあれは治るようにするには結構時間かかるかもな」
「素直に言えば」
響がソファーの後ろから出てきて言うと
「無理だ逆に悠汰を壊すことになるぞ」
「とりあえずこの話は侑哉に任せればいいだろ」
「侑哉さんよろしくお願いします」
「人任せかよ。あぁ分かった」
話が終わるとちょうど電話が終わった悠汰がリビングに戻ってきた
「春樹さんこれから来れるらしい」
「そうか」
「なんの話していたの?」
「今後の話」
「そうなの?」
30分後春樹さんが家に来た
「んでお前らだけだと日程とか決められないから俺を通して決めようと」
「うん、だめかな?」
「いいけど、他の奴らはそれでいいのか」
「多分自分たちで決めても春樹さんを通さないと確定しないのなら春樹さんを含めて決めたら早いと思いまして」
「剣人らしいないいだろ俺も仕事とかあるからメールで教えて貰えると楽だ」
「私から連絡するね」
「よろしくな悠汰」




