10話 詰まったら彼に相談
響の件が終わり
次の日
月曜日私はいつもどおり学校に向かった。
教室に入ると
周りの女子の話題は
Bestiesechs 通称ベスゼクスのライブの話をしていた。
「ベスゼクスがライブするって!」
1人の女子が言うと
「いつ」
と驚いて聞いてくる女子
「3ヶ月後の9月の土日にやるって!」
話していると
予鈴がなった。
女子達は先生が来るまで話していると、
先生が教室に入ってきた。
「皆さんに新しい曲を作ってもらいます。」
と突然の話に周りのクラスメイトは驚いていた。
先週まで何も聞いていなかったため突然のことに頭が追いつけなかった。
窓側の一番奥の男子が
「突然過ぎて頭がついていけません。なぜ曲を作らなきゃいけないのですか?」
と質問すると先生は
「6月になったから今の実力を知るために曲を作ってもらうようにと学園長からの宿題みないたものかしら」
と言うと
早速歌詞を書く人や
先生に質問していく人もいる
私はそれを見て少し困ってしまった。
なぜなら、ベスゼクスの歌詞を書いているのは私だからもしこれでパクリとか言われても反論はできない。
ベスゼクスは顔と名前を一切公開をしていない。
パクリだと言われたところでそれが自分の曲だと証明することが出来ない。
学校には私がベスゼクスのメンバーだと話していない。
話してはいけないルールがある。
もし話してそれが広まった時の始末が大変だからと春樹さんが言っていたから
1時間目が始まると
いつも通りの勉強が始まった。
曲の作り方
歌詞の作り方
この勉強は基礎の基礎だから曲を来る時は自分のやりやすい方法でいいと先生は話していた。
専門学校と言っても、この学校は事務教育ではないから授業も短いし、国語や数学など勉強をしなくてもいいようになっている。
今日は、3時間で終わった。
そのあとは、大きな図書館に行くことにした。
図書館に着くと人がたくさんいたが私は目的の場所に行くと見覚えのある人を見つけた。
近くまで行って小さな声で
彼の名前を言うと
少しびっくりして私の方を見てら
「ウタちゃんかこんにちは」
「萩さん。こんにちは何をしているのですか」
と向かい合うように座ると
「調べ事、ウタちゃんは少しこまっているようだね。」
と嘘の顔を作るのはといくなほうだったから見抜かれた私は、動揺しながら
「どうしたら曲の印象を変えられるようになるか探しに来ました。」
「なんで、印象を変える必要あるの」
「学校の課題で曲を作るようにと言われたけど、ベスゼクスの曲と同じになってしまうからかな」
萩さんは少し考えながら携帯を眺めていると
「ウタちゃんは今週の土曜日って暇」
と聞かれて予定表開きながら
「何も入っていません」
「ならちょうどいい」
「あわせたいヤツがいるから土曜日そのまま空けておいてね。」
と言われたあと萩さんは用事があるからと言って、図書館を後にした。
約束の土曜日になると
萩さんからメールで13時に〇〇のカフェで待ち合わせと来たので11時にカフェに向かうため家を出た。
1時間かかって9駅に着くとその後は、そんなに時間かからずに
約束していたカフェに12時30分についた。
少し周りを見渡していると奥の方に萩さんの姿が見えたから向かうと
「こんにちはウタちゃん」
といつも通りの優しい声で挨拶する萩さんの横には、コワモテの男性が座っていた。
「こんにちは萩さんえっと」
「コイツ俺の義兄弟の侑哉」
第一印象は少し怖い人だ。
萩さんとは選反対だと思った。
「こんにちは、えっと侑哉さん」
と挨拶をすると
「まず座れば」
と侑哉さんの隣に座ると微笑んでいる萩さんが
「へぇ珍しいお前が誰かに優しくするなんてな」
「うるせぇよなんのためにここに呼んだ」
と言い争っている間に私は、喉が渇いたため注文をすることにした。
定員さんが来ると
今まで口喧嘩していた2人はけんかをやめて
コーヒーと烏龍茶を頼んだ後
私はカルピスを頼んだ。
飲み物が来ると雰囲気が変わって
「ウタちゃんこの4日間で曲作り進んだ」
とコーヒーを飲みながら萩さんが質問してきた。
「作曲少しは進んだかな」
「全然進んでいません」
とすこし落ち込んで言うと、隣から
「へぇ、お前って曲作りするんだ」
と聞こえて少しびっくりして横を見ると
テーブルに肘をついてこっちを見ている侑哉さんが
「アイツらの曲作っているのがお前か。あんないい曲を作れるのはすごい事だな」
と言ったあと私の頭を優しく撫ででくれて、兄以外の人に頭を撫でられて嬉しくなるのは初めてのことだった。
人間な不審なはずなのになんでこの人と話していると、楽しく感じてしまった。
「侑哉午前中って暇だよな」
と萩さんが言うと
「だからなんだよ」
と少し怒ったような声で聞くと、
「ウタちゃんの曲作りの手伝いをして欲しい。」
「お前あんな曲作れるのに詰まっているのか」
と聞いてきたので少しモジモジしながら、
「学校の課題で曲を作ることになったのですが、どうしてもベスゼクスの曲と同じ印象になって、このままじゃバレてしまうからって」
「印象を変えるじゃねぇよ。印象はそのままでも雰囲気を変えればいいんだよ。」
少し戸惑っていると、
「オリジナルの曲とカバー曲を聞いて同じ曲だけど雰囲気だけ変わるだろ」
とまた頭を優しく撫できて少し嬉しかった。
「変わります」
と言うと撫でてくれた手が止まったので、侑哉さんの顔を見ると少しびっくりしていて
「敬語ないのもいいな。なぁ俺もお前のこと悠汰って呼んでもいいか」
と聞かれて頷くと
「悠汰も俺の事侑哉って呼べ。さん付けなし」
と言われて小さな声で
「侑、哉」
ものすごく嬉しそうな顔で頭を撫でてくれた。
それを見ている萩さんはものすごく嬉しそうな顔だったその後立ち上がると
「俺は仕事あるからそろそろ行くけど2人はどうする」
と聞かれて少し困っていると、
「もう少しいる。」
「そうか」
「萩、お前隠し事隠すの下手かよ。」
「なんのこと」
と言うとものすごく睨んで
「馬鹿か何年お前の義理弟してると思ってる。隠せると思うなよてめぇ」
と侑哉が少しキレながら言うと、
「侑哉暇があればでいい相談に乗ってくれ、兄じゃなく1人のバンドメンバーだった時のようにな」
と言うと侑哉は少し黙ったあと
「聞くだけ聞いてやる」
と言うと萩さんはカフェをあとにした。
残った私達は、
「悠汰、迎えの椅子に座ってくれるか」
と言われて座ると
「・・・とりあえずベスゼクスの曲は知っている。ならテーマを変えたり、ロックからPOPにするのもありだがどうする」
と聞かれたけど、私はロック以外の曲の作り方が苦手だ。
作れるけど何かが違うと思ってしまう。
少し考えていると、
「なら、」
と侑哉さんは少し昔のことを話始めた
これは萩と侑哉の過去の話
10年前の7月
萩さん達は16歳
響たちは14歳の時
萩の部屋でバンドのことを話している時
「侑哉曲を作ってくれないか」
とノートに情報をまとめている時にいきなり言われたからイラついて
「うるせーよなんで決めていねぇんだよ。」
「紅我も箻も曲作りはしないと言うし、後輩に任せるのは、俺達が気に食わないから俺よりもよくオリジナルの鼻歌を歌っている侑哉に任せればいいと思って」
義兄弟だからと言って、仲良しではない。
元ヤクザの文月家の跡目の萩
綿貫家の長男 侑哉
俺たちの親が盃をかわしたから俺達も兄弟になってしまった。
俺は萩のことが嫌いだ。
だが、萩は俺と仲良くなりたいと思っているらしいが俺は絶対になるつもりは無い。
萩の父親が亡くなるとヤクザの時代は終わった。
実家に戻るもの
その場に残るものなど達が萩は、その家から逃げた。
萩のおやじが死んでから萩は変わった命日になると萩は壊れてしまうこと札。
物を壊したり、泣き崩れてしまう。
最悪の場合人を傷つけることがあるため俺はそれを止める役割がある。
「萩なんで自分が作ろうと思わねぇんだよ。」
「あーうん、つくろうとおもったけど、知っているだろ?俺が作る曲どう思った。」
と聞いてきたから、思ったことを素直に言うことにした。
「下手くそ、地味、面白くない」
「ですよねー。」
と少しガッカリした声でへこんでいるから
「ならほかのメンバーが作曲しろ俺が作詞してやるから」
と言うとも夜過ごす目を光らせて、
「まじで!それはいいアイディア」
と言ったがなぜかその言葉に少しだけイラついて
「なら1週間のうちに曲を持ってこい。」
「3日でできると思うから、出来たら言う。」
と会話をしたあと、萩は自分の部屋に戻っていた。
3日後、萩は曲を俺のところに持ってくると、自信満々で来るからイヤホンをして聞くと俺が思っていた予想を超えた曲を持ってきた。
「拓誠が作ってくれたんだ結構いい曲だろ」
「いいと思うが、これを楽譜を書いてくれねぇか」
「パソコンにはあるが」
「データくれたら俺がどうにかするから」
「持ってくる」
と自分の部屋に向かった。
その2日後作詞もして
学校祭で演奏する曲が作り上げた。
学校祭当日あんな事件が起きることは想像もしなかったが、演奏すると、ものすごく盛り上がってしばらくの間
このままバンドを続けることにしたが、
俺たち含めた4人が社会人になる時にバントは解散。
その後名前を変えてと言うよりも、メンバーと名前を変えて再始動した。
ベスゼクスには期待していると話してくれた。
その話を聞いた後私は“もし、ベスゼクスに特別ゲストとして参加してもらうということは出来ますか”と聞いてみると
“ベスゼクスの特別ゲストとしてじゃなくシークレットメンバーとして俺は入れてほしいかな”
と言ってくれて私は、よろしくお願いしますと言った。
侑哉さんはほかの3人にも言ってみると言ってくれた。
「話を戻すけど、曲をまず作ってみてくれその後、俺が聞いてアドバイスをするという方向でもいいか」
と少し不安そうに聞いてきた侑哉さんの目をちゃんと見て
「迷惑じゃないですか」
「夜は無理だけど、夕方までなら全然良いし、悠汰はパソコンを持っているか」
「持っています」
「ならもしパソコンに読み込んで俺のパソコンにデータを送ってもらえれば、朝までにはアドバイスして送る」
「よろしくお願いします」
18時になったので、ジュースとカフェ代を払おうとすると横から女の子にお金払わせるのは俺のプライドがゆるさないから、と私の分まで払わせてしまった。
家まで送ってもらうと私が好きな頭を優しく撫でてもらった。
帰ると剣人が待っててくれた。
他のみんなは仕事があるためまだ家に帰っていなかった。
久々の兄妹だけの晩御飯で今日あった事を話すと、幼い頃に見ていた安心した顔で笑っている剣人が見れた。
私はその顔が大好きで、昔はよくその顔を見ようとして色んな話題を持って帰ってきて話すとその顔が見れるから楽しかった。
親がなくなってから兄とは話すことがなくなってしまった。
私は、親が亡くなった日に心の底から楽しかった思い出を沢山置いてきてしまった。
最近はそれが少しずつだけど戻り始めている。
もし、あの日ルームシェアの提案を出していなかったら
もし兄のバンドのことを知らないままだったらと考えると少し怖くなる。
「悠汰この後どうする」
「お風呂入る予定」
「考え事するならお風呂入りながら考えた方がいいぞ」
と言ってくれて、私は兄に心配をかけないように一人で抱え込むようになってしまった。今はできる限り兄に話すようになったけど、
「剣人あのね。 考え事がちゃんとまとまってから相談してもいい」
「まとまってなくても相談してこい」
と言ってくれた。
その後は、お風呂に入いると20時でテレビを見たりして22時になったので寝ることにした。
次の朝
部屋にあるパソコンを見ると侑哉さんから返事があった。
『昨日のことを3人に話した結果。 全員から了解をもらったが、全員からとりあえずなにから参加すればいいときいてきたが、どうする』
という内容だった。
私はそのメールを兄に送った後着替えて共有ルームに入ると
暖色組の3人がいた。
寒色組は 私と剣人 龍月
暖色組は 響と冬魔 拓誠
のことを表している。
バンドのイメージカラーで寒色 暖色と別れている。




