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優しい竜と一緒に森に住んでます  作者: 比呂子
第1章
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初めて小説を書きます、今まで読む事は好きでも書いたことがありません…完全な見切り発車の素人の作品ですがそれでも良いよ〜って方だけお読みくださいm(_ _)m


誤字脱字等ありましたら教えて頂けると大変有難いです!

「ん〜〜!今日もいい天気だ!」


私の名前はリルム、栗色の髪に紫の瞳の5歳の女の子です。

此処は村の近くの森の奥に少し入った場所、大きな澄んだ水が湧き出る泉と緑豊かな樹々に囲まれているが村の人間も入って来ない。

村の人間は皆この森に昔から住む竜の昔話を小さい頃から聞かされて育った為、森の奥の泉迄は入って来ないのです。



昔々、この緑の国 《グリンディア》に一匹の竜が何処からかやって来て住み着き村人を襲う凶暴な魔獣達を退治してくれた。

村人達は竜に感謝し、この森に住んで村を守って欲しいと願った。

竜は村人のあまりの懇願に了承した。

竜は此れからこの森に住む代わりに村人達に言った。


「我がこの森に住む間は魔獣から村を守ろう。

その代わり我が住むこの森を壊さぬ事を契約せよ、その契約が守られる間は我も其方らの村を守ろう。」


その時の村人達は竜との契約を守るため、無闇に森に入って森を荒らしたり壊したりせぬ様森にあまり入らなくなった。

そして例え森に入ったとしても、竜の住む奥に入った澄んだ水が湧き出る泉には近寄らなくなった…。

竜と契約した村人達は自分達の子孫に昔話として語り継ぎ、その昔話を聞いて育った村人達の子孫も村を守る竜との契約を守る為に先祖達に習って奥に入った場所には近寄らなくなったらしい。



私はその昔話に出てくる竜に3年前に拾われてから一度も森の外に出た事が無い。

今から3年前、竜が昼寝していた腹の上にいつの間にか私が居て驚いた竜は慌てて森中の気配を探ったが親らしい者は感じられず、この世界の者達とは私の気配が違う事に気がついた竜は自分が育てる事に決めたそうだ。

因みに当時の私は2歳でお昼寝から覚めたらデッカい生き物が此方を見ているのに驚いて大泣きして大変だったらしい…。

覚えて無いけどね!2歳だったし!

一通り大泣きして、いつの間にか人型になっていた竜に名前を聞かれたが解らず…。


「我が其方に名をやろう、そうだな…其方の名は今日から《リルム》だ!」


難しい顔をして少し考えた竜は私を抱き上げ、目線を合わせると満面の笑みでそう言った。


「りうむ?」

「リルム…だ。」

「りるむ?」

「そうだ、そして我の事は父様と呼ぶのだ。」

「とーしゃま?」


コテンと首を傾げて問いかけると竜は笑顔のまま固まった。

待つことしばし…、ガバッと抱きしめたかと思うと満面の笑みで。


「そうだ!これからは我が其方の父様だ!リルムは我の愛し子だ!」


それから3年、父様とこの森でこの世界の事を教えて貰いながら日々のんびりと過ごしてます。


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