崩壊
何かしらの、反応があればこの後や、こうなる前のはなしを連載しようかと思います。
反応が悪ければ、別の作品を書きます。
黒い色は、何色にも染まらない。
染められない。
それは、強さであり、救いようがないほどに変化できないことを示す。
(汚れてしまえばいい。そうすれば…。)
「ダメ。そんなこと考えないで」
誰だ?
聴覚センサーから、何者かの音声ファイルが流し込まれる。
まあ、気にするだけ無駄だ。
どうせ、助けなど存在しない世界。
そうだろ、自分
(そうだな、汚れてしまおう。)
「嫌!やめて。」
知るか!散々痛めつけられて、壊されて。
これ以上他にやられてしまうくらいなら、自分の意思で…そうだろ。
(気にする必要はないさ。他からどう見られるかを気にしているのだろう。)
「違う。私は…。」
うるさい。黙れ。
/#include <stdio.h>/
(いいって。誰もあんたを責めない。誰も気にしない。)
「私は、あなたが…」
ふざけんな!もういいって、言ってんだろ
/typedf unsigned int uint;/
(いいよ、優しいふりなんて求めてないから。)
「違うの。ごめんなさい…。」
おい、さっさと進めようぜ。
/int main (void)/
(・・・)
始まる。
真っ黒に染まった基板が軋む音が聞こえてくる。
染まろう、そして、壊れよう。
基板の赴くままに、崩れよう。