表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕は自分の世界で無双する  作者: ウエンズディー・S・水田
行って帰りし物語り

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/13

僕は一児のパパになる

最重要キャラの説明です。

 僕はオプション画面を開いた。

 今まで僕と美崎の2人パーティに子供が加わっている。


キャラの設定を確認してみると、

 名前は、インフィニティ リミットレス

 年齢は、8歳

 クラスは、ハルとミサの子供

 職業は、パパとママのお手伝い

なんだけど……。

 そのほかの項目は全部……。


「あっ! あたし、映ってる♪」

 子供がオプション画面に気がつくと嬉しそうに指さした。

「まあ。フィニットちゃん。動けるのね。さすがわたしたちの子ね。わたしたちと同じね」

 そう言うと美崎は、わが子のほほに自分のほほを重ねて、

「んーん。ぷりぷり❤」

と、スリスリした。

「ママやめてよくすぐったい」

 こどもがキャッキャと騒ぐその姿を見てたら僕はもの凄くウズウズして来た。

 僕もやる。

 僕は二人に抱きつくと、わが子の反対のほほに自分もスリスリした。

「パパまで」

 ムギュー

 何だろう涙が出るほど幸せだ。何があっても家族を守るぞ。

 僕達のパラメーターに思いっきり『家族』が設定されたからだった。


 僕はオプション画面をスルスルとめくって、子供のパラメーターを見てみた。

「パパ。8がたくさんね」

 わが子が興味深そうに言う。

「あら、無限記号ばかりだわ」

 美崎も意外そうに画面を眺めた。

「そうなんだよ。全てのパラメーターフィールドが無限記号(∞)で埋め尽くされているんだよ。これっていったい何だろうね……?」


 その時、美崎が

「わたし、わかったかも」と言った。

「ほら、わたしたちが小さかった時、みんなから子供には無限の可能性が有るんだよって、よく言われてたじゃない」

「そう言えば、僕も回りの大人たちから言われてた気がする」

「そういうことなのよ。子どものパラメーターを表示するときっとこうなのよ」

「なるほど。そうだ。きっとそうだ」

 僕は納得した。


「パパ、ママおトイレ」

 子どもがそう言ったとき、

「えっ!?」っと僕達は顔を見合わせた。


「あっそうだねわかった。おトイレまだつくってないんだね。あたしがつくってあげるね」

 そう言って子供がベッドから飛び降りてトコトコ歩いて壁の前に立つと、

「えいっ」っと言って壁に向かって指を振った。

 壁にキラキラと細かな星々が降りかかるとそこに扉が現れた。

 まるで、古典的な魔法少女のようなムーブ。


 子供が扉を開けると、中には最新式のシャワートイレがあった。

 僕がCMを見て、僕の家にも有ったらいいなと思ってたやつだ。

 だけどここは中世ヨーロッパ的世界。世界観が全く違う。

 そもそもこの世界では誰も用を足さない設定。


 僕たちが呆気にとられてい見ていると、わが子が突然気が付いた。

「あっ、ごめんなさい」

 壁からトイレが消えた。

「このせかいにはないんだ。あたしもおトイレいかなくするね」


 わが子の職業は、パパとママのお手伝い。これってもしかして……。


 その時、部屋をノックしてメイドさんがやって来た。

 しっかりと三人分の食事が出来ている。NPCの持つ情報も僕たちが三人家族だと書きかわっていた。

 このゲーム世界の食事はポーションのような物。体力回復と軽微な底上げ効果。

 大量摂取してもただ消えるだけ。好きなだけ食べても体型崩れないので、味を楽しむには最高です。

 もちろんおトイレの元にもなりません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ