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【書籍化&コミカライズ】もふもふの神様と旅に出ます。神殿には二度と戻りません!  作者: 四季 葉
第三章 追撃者たち

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何となく気になる

「・・フィヌイ様」

――ん? どうしたの。


ちょうどフィヌイ様はオムレットも食べ終わり、口の周りを舐め、毛づくろいを始めていた。

ティアは建物がある方角を指で示すと、


「あの建物・・なんか気になるんです。ご飯を食べ終わった後に行ってみませんか・・」

――ティアにしては珍しいね。いつもなら必死で食べているのに、

「ええ、まあ・・そうですね」


曖昧に答え、もぐもぐと自分のオムレットを食べながら答える。


フィヌイは建物がある方角を見つめると僅かに目を細め、


――ふ~ん、なるほどね。いいよ。建物の近くまで散歩がてら行ってみよう。

「モグ・モグ・・はい」


口の中にいっぱいに物を詰め込んだリスのようになり、ティアは答えたのだ。




「ずいぶんと、大きなお屋敷なんですね・・」


ティアは、ほけっとした顔で石造りの大きな建物を眺めていた。その姿は田舎から出てきたお上りさんのようで・・

大きな門の前には護衛が左右に二人。門のなかには、噴水と大きな庭園が広がり、奥には二階建ての大きなお屋敷があったのだ。


――貴族の邸宅とは造りが違うみたいだ。財をなした豪商の屋敷だろうね。


遠くから見ていた建物は街の中心近くにある。

朝に比べると人通りも多く、誰もティア達を気にする人などいないようで。


だが、ふと見るとティア達と同じように建物を見つめる人物がいた。

遠目からだが、旅装の格好でフードを被っている。長身の若い男の人のようだ。

ティアはその人を気づけば目で追っていたのだ。


その人物は、こちらが見ているのに気づいたのか、すぐに人ごみの中へと静かに消えていく。

なぜだか、ティアはその人のことがなんとなく気になっていたのだ。

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