表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

209/270

夢と共に幸せな未来へ 後編 ~ティア編~ (15)


 夢の中ではいつもと変わらない、たわいない話をしたり、野原で駆けまわって遊んだりしているけど…

 私は、本当にフィヌイ様が夢の中に会いに来てくれたんだって信じている。


 今度、夢の中に会いに来てくれたとき、ここでの新たな生活のこと。新しくできた友達のエーデンや、薬師の師匠であるリベルさんのことも話してみよう。

 きっとフィヌイ様のことだから、ふむふむと興味深げに聞いてくれるだろう。またひとつ楽しみができたと、私の心に幸せな気分が広がっていったのだ。


 その後ラースとは、ここ最近のお互い状況や、いつものたわいない会話をしているうちに、気がつけば、あっという間に時間は過ぎてゆき、あいつが帰る時間となってしまった…。


 西の空に陽が大きく傾き始めた頃、また近いうちに会いに来ると言い残し、ラースは王都へと帰っていった。

 やっぱり、久しぶりに仲間に合えたことは嬉しかったし、もしかしたら私に会いに来てくれたんじゃないかってなぜか、ちょっと期待してしまう自分がいたのだ。


 ラースが帰った後、エーデンからすご~く期待のこもった眼差しで、なんか進展はあった!! と、ぐいぐいと前のめりになぜか色んなことを聞かれたのだ。

 私は特にいつも通りだよと答えたが、それじゃ次こそは進展があるように頑張ろうね!! と私の手を握り、なぜかエーデンは凄く盛り上がっていたのを憶えている。


 エーデンって…恋バナが好きなんだと私は彼女の新たな一面を知って、感心するやら、なぜか遠い目になってしまったのだ…。

 

 そんなこんなで、私の薬師になるための修業生活はこれからも続いていくのだった。



~・~ おわり ~・~・~

ティア編、やっと終わりました。

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました!

次からはフィーの話に入ります。もしよろしければ、次回もご覧ください。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ