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7.5 心の病

人は誰もが心に怪獣を飼っている。

大なり小なり、それらは形を変えてはずっとそこに根を張って、チラチラと存在感を表してくる。


怖がっても。

怖がるそぶりすらなくとも。


いつでもいるぞ

どこでも居るぞ


どこで出るかは教えない


そう言って心に棲みつき、いつか同化して主人に成り代わろうとする。


いつ。

いつか。

いつでも。


慎ましやかな心は、願望と欲望で溢れ返った時、怪獣は目を覚ます。


ほんの少しの野望が良識を焼き尽くし。

ほんの少しの野心がその身を滅ぼしていく。


人はこれを、なんと呼ぶのだろうか。




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