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壊れかけた世界で死神は抗う  作者: 黒い水
白髪の少女
2/28

結果は悲惨

投稿頻度が落ちるが4月にまた書き始めるのでまってて!

日が暮れ始める時間帯

ある一人の高校生が道路を歩いていた

否、それはもはや道路と呼べれるものではない

ただのアスファルトの残骸が積みあがったものだ。

その男性はフラフラと生気を失ったように歩きながら

町中に残っている数少ないビルへと向かっていた


男の名前は小暮夕英こぐれゆうえい

神のゲームに巻き込まれた多くの犠牲者のうちの一人だ





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

無邪気の神と自身を名乗る者は、宣言どおりに時間を与えた

100日それだけの時間を。


その間に世界の国々は一時、内戦や戦争をやめ全国で協定を結んだ


アメリカ、ロシア、中国、日本、イギリス、韓国、フランス、カナダなどのすべての国で。

戦力や基地、兵器すべての増強・生産が、各国の技術を集め行われた。


結果、驚くほど技術は発展した


もはやSFのような技術だった。


また、神の力を持った人間もとい神人の保護も行われた。



神人の彼らの能力は素晴らしかったが2つ欠点があった

1つは、人間と契約しなければ能力の最高火力を出せないこと

2つは、契約した人間が死ねば神人も死ぬこと

逆もまた同じで神人が死ねば契約者も死ぬ

だがこれらに、目をつぶり、うまく運用できれば神との戦争に、とても貢献するだろうと言われていた。


そして、100日目の深夜0時、101日目の境目でゲームは始まった



そうこれはゲーム、戦争などそんな、対等の戦いではなかった

それを理解したのは、愚かにもゲームが始まった時だった




『ゲームのー!始まりーだー!さあー!!さあ!おもちゃ共!!あたしをー!楽しませろ!ぎゃははハハハハハ☆』

その言葉を合図にしたように、全世界の各地で空間に亀裂が発生した


そして、そこから何かが這い出てきた

そして世界は、壊れていった

人の抵抗など無意味だと言うように

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

高校生は、残る数少ないビルまでの道のりで壊れた世界の一風景を見る

並んでいた多くのビルは、全てなぎ倒され粘土細工のようにねじ切れていた。

アスファルトは、めくりあがり土の地面が見えている

道の周りには、SFチックな壊れた装備が散乱して死体が散らばっている

これまでの日常の風景は死の風景へと変貌していた。


彼が、今生きているのは奇跡だった。

死体の上に築かれた奇跡だった。


自分は、ただ見ていただけだった。

這い出てきた化け物が人を殺す所を

化け物の生態がわかるぐらいに

だから、今生きている。


奴らは朝になると動かなくなり、夜になると動き出す。

そして奴らは、体が消し飛んでも生きる

木っ端微塵になろうが、体がなくなろうとも動き続ける

これを殺せるのは、神人だけらしいが彼らはどこに行ったのだろうか、少なくともここにはいなかった。


ビルの階段を昇っていく


もうそろそろ日が暮れる、化け物に殺されるのだけはごめんだ。


そう思いながら自殺するために階段を上る。


彼は絶望していたのだ

壊れたこの世界に

父、母がいない世界に

もう生きるのが嫌になったのだ。

「いや、それは、こうなる前からか、」

彼は、回想する


妹が死んだ日のことを


それは、9年前だった。

何の変哲もない交通事故だった。

4歳の妹は僕と手をつないで歩いていただけだった。

たまたま彼女が、道路側にいただけだった。

瞬きをした時に、よこからとても強い風が吹いた

目を開けて、妹に

ー大丈夫?強い風だったね

と、言おうとして

となりを見たら妹はいなくて...


あったのは手をつないでいた妹の片腕だけだった。

この時から既に世界に絶望していたんだ。


ビルの屋上にある鉄扉を開ける。

あと10歩ほど歩けばここに来た目的を達成できる



「おい、にいちゃん自殺するのかあ?」

5歩ほど歩いた時

後ろから、聞き覚えのある声に似た声でそんな言葉がかけられた

「え?」

振り返る


そこにいたのは、


「なあ、わたしと契約しねえか?どうせなくなる命だろ?なら、わたしが有効活用してやるよ」

白髪で髪型はツインテール

目は、血に飢えた獣のように真っ赤

服装はジャージで短パン。スパイクを履きキャップの帽子をかぶっていて

体に不相当なとても大きな死神のような鎌を持ち

あめを食べているのか、ギザギザした歯の隙間から白い棒を出している。


妹の顔立ちとよく似た中学生はそう聞いてきた。


僕は、彼女の顔を見てこう思った。

ーもし、妹が死なずに生きていれば、彼女とそっくり瓜二つになるんだろうな、と


彼女は再び問いかけてくる

「どうだあ?にいちゃん」

読んでくれてありがとう

*年齢の設定間違えてた。ごめん。直しといた

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