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連載開始前に考えていた第1話

ふと思い付いた第1話です。


最初の頃は1尺約30.3cmを超えていないと買い取れない、毒のある魚は不可、朝8時〜夕方5時までしか買い取り不可等、色々制限を掛けていました。


 俺の名前は魚釣(うおつり) 爆釣(ばくちょう)、25歳の自称日焼けしたフツメンさ。


「もう少し……もう少し……そのままで。」


 何をしているかって? 磯釣りだよ。


「暴れんなよ……潜るなよ……よしよし!」


 変な名前とか言わないでくれよ、俺は案外気に入ってんだから。


「よっしゃー!恵比寿鯛(エビスダイ)ゲット!」


 恵比寿鯛ってどんな魚か?そんなの検索してくれ。


「尺超えて……無いのか……あと8mm!リリース!」


 とかく1尺超えの魚を釣らなきゃいかんのだよ諸君。


「なんとしてもあと1匹!あと1匹で……」


 あと1匹釣り上げたらテントが手に入るんだ。


「クソっ!餌のサザエが最後だったんだ……」


 またテントはお預けか……


「仕方ない、イソメで……再チャレンジ。」


 イソメも検索してみてくれ。


 画像検索がオススメだ。


「頼むよ、ホントにあと1匹でひと段落なんだよ。」


 釣りに生活が掛かってるんだ。生活の充実の為には尺超えの魚を釣らなきゃいかんのだよ諸君。


「ふんぬっ!よしよしよしよし!さっきより手応えいいぞ!」


 リールもそろそろ新品が欲しいんだ。


「岩の下に潜るなよ……そうそうそう素直な良い子だ。」


 ラインだって替えたい、仕掛けも新しいのが欲しい。


「暴れんなよ……そうそう、ゆっくりおいで。」


 釣り竿だってもう少し大きいのが欲しい。


河豚(ふぐ)!ダメだこりゃ!くそぅ……上手くいかねえな。」


 それよりも何よりも、とにかく今は濡れずに横になって眠れる場所が欲しいんだ。


「なんで河豚は尺超えでも受付てくれ無いんだよ!」


 だってここは無人島だから。


「調理資格持ってる奴がいないのかよ……」


 一戸建ては高いから無理。だからテントで妥協するんだ。


「ああ……また今日の就業時間が終わる……」


 手に入れるまでは野宿さ。ゴツゴツの岩場でな。


「お疲れ様でした、明日もまたよろしくお願いします。」


 今日も刺身と煮付けでも食べて寝よう……だけど、たまには肉が食いたい。


「明日こそテントに交換してやる!」


 魚料理は得意なんだ……毎日やってるからな。


「ちくしょう……醤油が切れてたんだ……」


 くっ、テントが遠のく……仕方ない醤油と交換しよう。


「安いのはゲロ以下だもんな……630ポイントか……」


 多少値は張るが仕方ない、醤油程に万能な調味料は無いんだから。


鰹鳥(かつおどり)でも飛んで来ねえかな……」


 捕まえて丸焼きにしたい。


「カセットコンロのガスまで……」


 こんな日もあるか……諦めて交換しよう。


「せっかく3万ポイントまでもう少しだったのに。」


 生きる為に釣りをする。そんな俺ってカッコイイだろ?


「明日こそ交換してやるからな!」


 短い付き合いかも知れないが、とりあえずよろしくな。





転移半年くらいは1人でサバイバル生活をさせようと考えていたのを、大幅に修正したのが本編で、これが最初期の第1話です。


自分で読んでみて、アレ?これってどうやってサブキャラ出そうなんて疑問に思い変更しました。

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