自分がどんな奴かと三年間考えてアホと云うことしか分からなかった件
自分がどんなやつかなんて誰でも考えたことがあるんじゃないかと思う。
それを考え続けたら何かが変わるんじゃないかとか、特別な自分になれるんじゃないかとか、そんなことを考えていた。
でもそれは、少なくとも俺にとっては何の意味もなかったように思える。
いや、何かの役に立つのかもしれないが、それは俺にとってではなくて他の誰かなのだろう。
別にここから何か冒険が始まるわけでもない、特別なことがあるわけでもないが、まあ、なんとなく書き綴っていこう。
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まあ俺はアホだった。
高校では学校に行っても授業ではほぼ寝ていて、塾の先生には反抗して、弱い奴には強くでて、強い奴には媚びへつらって、父さん母さんには心配かけつづけて、クラスの女子のブスの子にはクズな視線を向けて、たくさんの人を裏切った。
そのときそのときは割といっぱいいっぱいだったのを覚えているが、言い訳にもならない。
そして、結局受験に落ちて浪人している。
何が悪かったのかと言うとじぶんが悪かった。言うことを聞かずに好きなことだけ、いや、逃げるためにどうでも良いことしかやってこなかったのが悪かったのは分かっている。
が、やっぱり今も逃げ続けている。
周りの人からは何を考えているのかわからないと言われるが、自分だってわからない。
ただ、何も考えてないと言うのが正解だろうか。
今更だが、自分が特別不幸、悪だとかは考えてはいない。
上にかいたことだって、経験した人もたくさんいるだろう。
それどころか、俺はとても恵まれているように感じる。
やさしい両親、友達。叱ってくれる人。
金持ちなんかではないが何かを特別失ったこともない。
そんな幸せな環境にいながらも、どうしても処理できない、我慢もできない衝動があった。何かをしなければならないだとか。
最近ではそすらも感じなくなり、ただ無為に時間を過ごしている。
正直これからどうすればいいのか分からない。やりたい職業もない。
お先真っ暗ということばがあるが、先は薄暗く感じる。
それでもと、顔をあげて進めるやつが乗り越えられるんだろう。
どうしようもないように思える自分だけど、やるしかない。
もう、皆を裏切りたくないと思うのは、まごうことなく本心だ。
だから、頑張ろうと思う。
書いててすっきりした。もう一度がんばってみようと思う。