表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/26

五月四日--中身のない私と似ているのかもしれない--

「ただいまー」


 結局、私は家に帰って来てしまいました。楓ちゃんと連絡もとれないし、くるみパンも無くなってしまったし、目的を見失ってしまったのです。


 つまる人間になろう、と決心したはずなのになあ。


 頑張ってはいるんです! 新しい世界に飛び込もうとはしているのですが、その先を妄想してしまうと尻込んでしまうのです。


 君子危うきに近寄らず、私はクレバーに人生を選択しているのです。そのところ誤解のなきように。


 さて、今日の晩御飯は……ピーマンの肉詰めです。


 私はピーマンが嫌いなのですが……。だいたいなんですか、肉詰めって。結局のところ、お肉に対しておんぶに抱っこじゃないですか。自分が一人でオカズとして勝負できないからオカズ会のレジェンドであるお肉さんに寄りかかってるだけとしか思えません。それを自分の代表料理みたいな顔をして、生意気な卑怯者としか言いようがないです。ロクな奴ではないですよ、ピーマンは。


 そう言い訳をしながらピーマンだけ残そうとしたら、お母さんのゲンコツが頭に降ってきました。


 まあ食べますけどね? 私ももう高校生、立派なレディなのですからピーマンくらい我慢してイヤイヤ食べますよ! それでいいんでしょう!?


 もう疲れてしまいました。昨日たっぷり寝ていたとしても、今日はたっぷり歩いたのです。とても眠いです。


 これにて私のゴールデンウィーク二日目は終わりを告げることとなります。おやすみなさい。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ