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第2章 第29話(第75話) ~空中戦スタート~

さて、久しぶりの戦闘シーン描写です。

本来であればじっくりと書きたかったシーンなのですが、今週は東京ビッグサイトで開催された「ウエアラブルEXPO 2018」や「オートモーティブ・ワールド 2018」を取材するお仕事が忙しくて、なんとこの話を書き始めたのが金曜日の夜からだったりもします(滝汗。


なんとか投稿日の午前3時半ごろに書き終えて、今(午前3時58分)予約投稿のために前書きを書いています(汗。


なんとか投稿時間までに、最低1回は校正をしておきたいところです・・・(ぉぃぉぃ。

 レガ子が帝国のものと思われる12騎にもおよぶ竜騎兵の集団を捉えてから2時間半後、俺は辺りに夕闇が迫りつつある荒れ地の岩場を自分の脚で疾走していた。

 背中には重さが4キロ以上もある狙撃銃型の魔銃・R93 LRS1を背負い、さらに腰には紅雨(べにさめ)も携帯している。

 行動を開始する直前に溜まっていたレベルアップポイントを一部だけ使い、肉体強化と視野強化を共にレベル2へと上げていたのだが、それでも元々の肉体が運動不足気味の中年世代という事もあり、正直なところかなりキツイ。


『薫さまは運動不足なだけで、同世代のサラリーマンと比べれば体型はまともな方だと思うのっ。

 先月お仕事で乗っけたデ・・・じゃなかったお仲間さんは、あまりに重くて左側のサスとタイヤがヘタるかと思ったのっ』


 俺がゼイゼイと息を鳴らしながら走っていると、念話でレガ子が慰めにもならない慰めを言ってきた。

 レガ子が言った先月の事と言えば、コンサルタントの仕事で受けた講演のために同僚の原島をレガシィで拾って会場まで行った時の事だろう。


『あいつは俺の倍以上体重があるんだ。

 アレと比べられても全く参考にならんわっ!

 あとお前、原島の事〝デブ〟って言おうとしていただろう・・・』


 念話なので実際に喋るよりも楽なのだが、それでも息切れしながら走っている状況だと念話に集中するのがちょっと辛い。


『言い切る前に訂正したから問題ないのっ。

 それよりも、薫さまはもうそろそろ予定のポイントに到着なのっ』


『俺の目でも、目的地の岩山を確認した。

 適当な場所まで登って、予定通りに狙撃準備に入る』


 そう言っている間に岩山の斜面に取り付くと、そのまま登り始め、地上から20メートルくらいの位置にあった岩棚に身を隠して狙撃準備を始める。


『レガ子の方の準備はどうなっているんだ?』


『こちらは予定の位置までもうちょっとだけかかるのっ。

 目立たないように砂埃を上げないよう亀のように走っているから、イライラするのっ!』


 今レガシィは、レガ子による自律運転で遺跡から離れた場所に向かって移動している最中。

 遺跡に向かって飛行してきている敵竜騎兵の偵察部隊に見つからないよう、大回りの迂回ルートを使って攻撃開始ポイントに向かっている。

 基本的にかっ飛ばす方が大好きなレガ子だけに、徐行速度で移動し続けているこの状況に、かなりストレスが溜まっているようだ。


 おそらく彼女専用のコントロールシートに座って唸り声をあげているであろうレガ子の姿を想いうかべてみる。

 そんな想像に俺は苦笑いすると、サバイバルベストの胸の部分に取り付けていた無線機用のPTTスイッチを押し、遺跡に建てた拠点の屋上で待機しているリーゼに連絡を入れた。


『俺の方はもうすぐ射撃準備が終わるが、レガ子は移動にもう少しかかるみたいだ。

 リーゼが居る拠点の方は問題とか起きていないか?』


 するとしばらくして、頭部に取り付けていたSELEX TASC1タイプの片耳タクティカル・ヘッドホンから緊張感のかけらもない彼女の声が返ってきた。


挿絵(By みてみん)


『問題なさ過ぎて、暇で~~す~。

 こっちに向かってきている偵察部隊の4騎、もう撃っちゃだめですかぁ~』


『まだレガ子が奇襲攻撃に最適な位置まで移動できていないから我慢してくれ。

 というか、リーゼの所から目標まで2キロ近く離れているだろうに・・・』


『えぇ~たった2キロですよぉ~。

 ギリギリ射程圏内ですし、私なら絶対外さない自信ある距離ですよぉ~』


 このチート射撃能力所有者め・・・。

 俺なんか、拠点からだと絶対に当てられないからこんな苦労をしてまで移動しているのに・・・。


『いくらリーゼでも、一気に4騎を相手に騎士全員を狙撃するのは無理だろう。

 予定の対処準備が整うまで、もうちょっと我慢してくれ。

 ところで子供たちや、マイクさんとトニーさんはどうしている?』


『クリスちゃん達は建物の中でおとなしくしていますよぉ~。

 ボディガードとしてテェアちゃんを預けてますので、安心ですよ~』


 う~~ん、ちび竜がちびっ子らのおもちゃになっている様子しか思い浮かばないんだが・・・。

 まぁ、あのちび竜が本気で怒ったら、レガシィの防御障壁すら抜く攻撃を出すようだから、子供たちに持たす防犯装置としては最適なのかもしれない。


『あとぉ~、マイクさんは建物の入り口前で予定どおりに警備の真似をしていますね~』


『あのリーゼ殿・・・〝真似〟とか言わないでいただけると嬉しいのですが・・・』

『我々はこれでも真面目に拠点防衛の警備のために入り口を守っていますので・・・』


 リーゼの会話に割り込むように、マイクさんとトニーさんからの抗議が無線から聞こえてきた。

 二人とも俺が渡した小型小電力トランシーバー(通称:特小)をちゃんと使いこなせているようだ。

 実はこの特小、アイコム製のIC-4008という機種で、古い機種ながらもサバイバルゲームではけっこう人気の機種だったりもする。

挿絵(By みてみん)

 仲間とのサバゲ用にヘッドセットを含めて同じものを4セットほどレガシィに積んでいたのだが、今回の作戦のために急きょ2セットをアイテム複製のスキルを使って創り出し、現在行動中の全員に持たせてある。


『しかしカオル殿、この〝トランシーバー〟という道具は実に便利です』

『空に上がっていても、これなら離れた仲間と地上戦の時と同じように連携が取れます』


 遺跡に向かってきている偵察部隊と対峙するために、ワイバーンに乗って上空に上がっていた王国側の竜騎士であるハンスさんとジャックさんから無線連絡が入る。

 彼らが乗っているワイバーンには、〝パーツ製造〟のスキルで新たに創り出した防具も取り付けている。

 敵の竜騎兵と空中戦になった時には、きっとあの防具が役立つはずだ。


『すみませんが、その〝トランシーバー〟はこの戦いが終わったら回収しますから、そのつもりでいてくださいね』


 さすがに元の世界の現有テクノロジーをそのままこの世界に提供するのはマズい。

 今回は緊急事態で時間もなかったので、そのまま複製して渡してしまったが、次回運用する時は少し考えてクリエイトしないといけないだろう。


『なんじゃ、残念じゃのう・・・・。

 コレ、留守番している我らにも今の状況が伝わってきて便利なのだがのう』


 建物の中で留守番中のクリスが会話に加わってきた。

 クリス達にはIC-4008とは別に持ってきていたIC-4088という機種をトランシーバー単体で渡してある。

 トランシーバー本体のスピーカーから流れる音声で、今回の戦いを安全な場所から楽しんでもらいたくて、ちびっ子らにも特小を渡しておいた。

挿絵(By みてみん)


『今回の()()は、クリスを困らせたことに対する連中へのお仕置きだからな。

 そこで中継を聞いて、のんびりと楽しんでくれ』


『お兄ちゃんがクリスちゃんに言った〝俺の大事な嫁に暗い顔をさせたお仕置き〟のセリフはカッコ良かったの』

『ミャウも同じように言ってほしいにゃ』


 クリスからレシーバーを受け取ったアリシアとミャウが、俺が数時間前に言った恥ずかしいセリフを持ち出してきた。

 あの時の俺はガレドラゴン退治の直後で少し舞い上がっていたんだと思うんだ。

 だから、あのセリフは忘れてもらえると嬉しいのだが・・・。


『しかし、我のために連中のワイバーンを全部奪うなどという作戦を言い出すとは思わなかったぞ』

 

『まったくです』


 クリスのセリフに、トニーさんが相槌を入れてきた。


『でも本当に彼奴(あいつ)らのワイバーンを奪取することが出来れば、我々の竜騎兵も1個中隊規模の戦力に補強することが出来ます』

『自分とハンスの二人だけでは、せっかくの竜騎兵も偵察任務くらいしかできませんが、中隊が組めれば運用の幅が広がります』


 最初はレガ子が捉えたワイバーンを野生の群れだと思って、王国側竜騎兵の補充にしようと思ったことがきっかけだったからね。

 それが敵の部隊だと分かって一時は普通に全滅させることも考えたんだけど、通信傍受の責任を感じてしまったクリスの表情が曇ったのを見て、「いっそアレを全部クリスの機嫌を取るための土産にしちゃおうか」となぜか考えてしまったんだよなぁ。


『ただ単に迎え撃ったり追い払うのでなく、身ぐるみを剥ぐなんて盗賊がする考え方なのっ。

 あと、レガ子の方も予定の位置に到着したのっ』


 レガ子が辛辣な感想とともに、準備完了を知らせてきた。


『敵本体の様子はどんな感じだ?』


『ハンスさんの予想どおり、遺跡から5キロほど離れた場所に簡単な野営陣地を作っているのっ。

 6騎が地上に降りて陣地構築中で、2騎が上空を飛んで警戒中なのっ』


 どうやら敵はこちらが予想したとおりに動いてくれているようだ。

 しかもあちらははるか上空に居るドローンで、すべての行動が筒抜けになっていることを知らない。

 その事に俺はニンマリと笑みがこぼれてしまっていた。





 時間をさかのぼる事2時間ほど前、俺はワイバーンに取り付ける追加装備をクリエイトしながら、こちらに向かってきている中隊規模の竜騎兵の行動予想をマイクさんに尋ねていた。


「これが遭遇戦であれば、混戦や同士討ちを避けるために、相手の動きをきちんと見ることができる昼間に戦闘を行うのが基本です。

 ですが拠点攻撃となると話しは変わります。

 混戦になる心配が無いので、逆に攻撃側の姿が見え難く、防備が手薄になる深夜に奇襲するのが効果的だと言われています」


「では、連中らは今後どうすると思いますか? 

 レガ子からの偵察予想では、あと2~3時間ほど・・・夕刻ぐらいにはこっちに到着する距離にまで迫っていますが」


「おそらくワイバーンの全速力で15~30分くらいで移動できる距離の場所に仮の本陣を築いて、深夜の出撃に備えた休息を取るものと思われます。

 その時に、1個小隊もしくは2個小隊を周辺警戒に飛ばしておくはずですし、もしかしたらこちらの様子を見に来るかもしれません」


「なるほど・・・

 では休息中の本隊の方々には、そのまま永遠に休息を取っていただくために、こちらから逆奇襲をかけましょう。

 どうせ連中はこちらの戦力を過小評価して油断しているはずですし、さすがに12騎全部が飛んでしまうとハンスさんとジャックさんの2騎だけでは戦いになりません。

 最悪のケースでも1対2騎以下の戦力差で叩けるようにしないと」


「我々は竜騎兵としては新兵並みの未熟さですよ。

 正直なところ、1対1でもかなり厳しい戦いになるのではないかと・・・」


「そのために作っているのがコレです」


 そう言って、今クリエイトを終了したばかりの防具をこの場に集まっていた全員に見せた。


「それはどの様な道具なのじゃ?」


 一見すると、身体に身につける普通の防具にしか見えないソレに、クリスが疑問を投げかけてきた。


「ロイドで仕入れた龍亀の甲羅を加工して、それにレガ子が作った風魔法の魔力結晶を組み合わせて作った防具だよ。

 こっちの小さい2つがワイバーンに乗る騎士の腕に付けるタイプで、大きいのはワイバーンの胸の部分に取り付けるやつだ。

 装着者が危険を察知して魔力を通すと、任意の方向に風魔法の障壁を展開することが出来る」


「「おおっ、それは助かる」」


 俺の説明を聞いて、実際に防具を使うことになるハンスさんとジャックさんの言葉がハモった。


「ただ、魔力の消費量がけっこう大きいので、常に展開せずに、ピンポイントでの防御をお願いします。

 急ぎもう1セット作りますが、今回の戦闘での有効性を見て、こちらの竜騎士の標準装備にするかどうかを判断しましょう」

 

「標準装備って・・・そのように魔法を付加した防具などカオル殿しか作れんと思うのじゃが・・・。

 まぁ、カオル殿が特殊すぎるのは先日聞いた説明で理解したつもりなのじゃが、やはり規格外すぎるのじゃ」


 30分にも満たないわずかな時間で、新しい魔導防具を生み出してしまった事にクリスが呆れた表情を作っていた。

 そんなクリスを見て、俺はさらに彼女を驚かせるために、イベントリからある物を取り出して見せた。


「なんじゃ?

 そのヘンテコな物体は?」


「通信用魔導器よりも便利な、俺の世界の通信機だよ。

 でだ・・・コレをみんなに配って連携行動による奇襲を行い、連中のワイバーンを全部捕獲して奪おうと思っている」


「「「ええっ!」」」


 俺の提案にこの場にいた全員が驚きの声を上げた。


「普通に戦うのも厳しいのですよ?

 それなのに、全部を殺さずに生け捕りにするんですか?」


「クリスに余計な不安を与えた罰ですよ。

 謝罪の貢ぎ物としてワイバーンは置いていってもらおうと思っています」


「あはははは・・・・」


 俺の考えを聞いて、騎士の面々が苦笑いを浮かべていた。

 話題の人物となってしまったクリスは少し顔を赤くして照れ笑いをしており、そんなクリスを両端にいるアリシアとミャウがいぢって楽しんでいた。


「で、そのための作戦なんだが・・・」





『薫さまっ、上空のドローンも含めて全部が所定の位置に着いたのっ。

 いつでもミッションがスタートできるのっ』


 いつもの念話ではなくレシーバーから聞こえてきたレガ子の声で我に返る。

 敵の動きがこちらの想定どおり過ぎて、おもわず打ち合わせの時のやり取りを思い出してしまっていたようだ。


『カオル殿、自分とジャックはまもなく敵の竜騎兵4騎と接敵します』


『了解。

 ハンスさんたちが接敵して、敵の偵察部隊の動きが止まった瞬間が作戦開始の合図だ。

 俺は偵察部隊の右端の奴をマークするから、リーゼは左端の奴を頼む』


『は~いっ、もうレティクルの中央にライダーさんの顔面をばっちり捉えているよ~』


『レガ子には上空のドローンに取り付けた電磁ネット弾の射出タイミングを任せる。

 射出の何秒後に撃てばいい?』


『自動落下開始から5秒で敵さんの頭上50メートルまで到達するのっ。

 そこからロケットモーターに点火するからあとは一瞬なのっ』


『射撃タイミングのカウントダウンは任せたぞ』


『ラジャーなのっ』





『貴様らっ、止まれっ!

 ここはフローリアス王国の領土で、我々は王国所属の騎士だ』


 接敵したハンスさんらが敵兵に問いかけている様子がレシーバーから聞こえてきた。


『・・・はん、王国に竜騎兵が居るのには驚いたが、虎の子のたった2騎で俺たちの相手ができるとでも?』


 ハンスさんのマイク越しに敵兵があざ笑っている様子が聞こえてくる。

 やはり連中はこちらに竜騎兵が2騎しかいないことを知っていた。

 これでこちらの通信用魔導器が敵側に傍受されている確証が取れた。

 もっともワイバーンの色が変わっているため、連中は自分たちのモノが鹵獲されて使われているとは思っていないようだが。


『偵察部隊の動きが止まったのっ。

 連中ら馬鹿みたいに横一直線に並んでハンスさんを威嚇しているのっ」


 おそらく偵察部隊の連中は、自分らだけで王国側の2騎を相手にできると思っているのだろう。

 ハンスさんらが動き出した瞬間に2対1の空中戦に持ち込む気だ。


『そろそろお土産を投下するのっ。

 4・・・3・・・2・・・1・・・今なのっ!』


 レガ子の合図に合わせて、俺は構えていた魔銃・R93 LRS1のトリガーを引いた。

 銃口からは風魔法のエアニードルが高速で撃ち出され、偵察部隊の右端をホバリングしていた赤いワイバーンに騎乗していた騎士の頭部を撃ち抜いた。

 そしてほぼ同時に左端に居た赤いワイバーンに乗っていた騎士も、同じように額を撃ち抜かれて地面へと落ちて行った。


『ビンゴぉ~♪』


 レシーバーからリーゼのはしゃぐ声が聞こえたその瞬間、主を失ったワイバーンの上で噴進弾のロケットモーターが点火し、次の瞬間には無人のワイバーンに二重の電磁ネットが襲い掛かった。


 なにもないはずの空間から突然攻撃されて、地上へと落ちていく仲間のワイバーンを見て動揺する残敵の2騎に向かって、ハンスさんらが乗る青いワイバーンが氷のブレスを放つ。

 

 突然の攻撃に一瞬反応が遅れたものの、やはり実戦での経験量が多い敵の竜騎兵はとっさの判断で氷のブレスの直撃を回避し、すぐに反撃体制へと移っていた。

 しかしながらハンスさんらの攻撃は、それぞれの赤いワイバーンの脚や羽先を霞めるように当たっており、それぞれの被弾カ所に氷の塊を纏わり付かせていた。


 手傷を負った状態での1体1での空中戦は不利だと悟った敵兵が、応援を呼ぶために後方に向かって信号弾を撃ち上げたその瞬間、敵の本陣がある方向に大きな火柱とスパークする雷のような光が地上に走った。


 側面から回り込むようにして敵の本陣の近くまで移動していたレガシィから、噴進弾による一斉射撃が行われた合図だった。


 予想外の出来事の連続で慌てふためく敵兵の表情をスコープに捉え、思わず笑みがこぼれてしまう。


「空中戦の歓迎パーティは、これからが本番だ」


 こちらの実力を侮っていた帝国の連中がこれからさらに驚く様子を想像し、俺は笑い声がレシーバーから漏れるのを止められずにいたのだった。

レガ子「ファイヤー!」


子供たち「「「ファイヤー!」」」


リーゼ「敵さんはあと何騎残っているのでしょうか?」


薫「たぶん偵察部隊の2騎と本陣で上空警戒していた2騎の合計4騎だな」


リーゼ「じゃぁ、もう1発くらい撃てますよネッ♪」


レガ子「それなら上空警戒の2騎は、噴進弾の近接爆破でいたぶる様にしてリーゼさまの方に追い込んでいくのっ♪」


薫「愛車に憑りついた八百万の神様が、悪霊のように思えてしまう発言だよ・・・」

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