第2章 第16話(第62話) ~新たな魔銃・・・ その2~
前回からの分割話数による続きになります。
スナイパーライフルって素敵ですよね。
個人的には弾をばら撒くアラルとライフルよりも、スナイパーライフルの方が好きだったりもします。
若いころ(電動ガンが主流になる前)は、よくエアタンクを背負って野山でサバゲをしたものですが、もう若くないので無理ですね・・・(汗。
主人公がサバゲ用に積んでいたエアガンの種類は、完全に作者の趣味が出ています。
なので、今後もいろいろな種類の銃器が魔銃に作り変えられて登場することになると思います。
「なんじゃと! またカオル殿は我がいない時にそのようなものを作りおって・・・」
今回も魔銃製作の最初から立ち会えなかったことをクリスが悔しがった。
でもなぁ・・・こちらの正体を明かしていない以上、さすがに元ネタのエアガンを見せるのもなぁ・・。
見せたとしても誤魔化せるような気がするが、会話にイロイロと気を使いそうだ・・・。
ちなみにリーゼは出来上がったばかりのR93 Tactical2に頬ずりしていた。
このミリタリーオタク女神めっ。
さらに1時間後・・・
俺は皆を連れて村の裏側・・・先ほどH&K USPの試射をしていた場所にレガシィを停めて、新しい魔銃となったR93 LRS1の試射を行っていた。
ロングバレルの内側に刻み込まれた高密度な精霊呪文が生み出す爆発的な魔力生成により、実銃さながらの反動が腕や肩に襲ってくるほどに、R93 LRS1の魔銃としての性能は高まっていた。
実は今回の魔銃クリエイトに合わせて、レガ子は新しい魔法結晶化BB弾も作っていた。
新らたな魔法結晶化BB弾は緑色をしており、風魔法を結晶化したものだそうだ。
なので今回の試射はその魔法結晶化BB弾のテストも兼ねていた。
レガ子が操るドローンがぶら下げた的を100メートルから徐々に遠ざけて設置していき、今は実銃のR93の有効射程とほぼ同じ900メートル先に的が置かれている。
さすがにこの距離になると、後ろにいる子供たちには的が肉眼では見えないため、各自に双眼鏡を手渡していた。
「片目で遠くを見る筒状の望遠鏡は我が国にもそれなりに普及しているが、両方の目で見ることができるタイプは初めての経験じゃ」
どうやらこの世界には単眼鏡はあっても双眼鏡は存在しないらしい。
「さすがにこの距離になると、サバゲで遠距離狙撃が得意だった俺でも当てるのがかなり難しいな・・・」
R93 LRS1に取り付けたNIGHTFORCE NSX12-42X56から目を離し、伏射の状態のまま横に置いてあったミネラルウォーターを一口飲む。
レガ子が作ってくれた風魔法の魔法弾は、火炎弾や雷撃弾のように弾道が見えたりしないため、着弾の土埃を見逃すとどこに弾が飛んで行ったのかを見逃してしまう。
なので実銃と同じようにデリケートなゼロイン調整をスコープごしに繰り返していた。
「でも風魔法は実弾のように横風の影響で流されたりしないし、直進安定性も実弾よりも優れているのっ」
そうなのだ、この風魔法の魔力結晶化BB弾はエアニードルと呼ばれる魔法弾・・・圧縮空気の小さな矢を撃ち出すことができるのだが、その性能は実弾よりもかなり優れていた。
(実弾を撃った経験は無いけどね・・・)
同じ風属性の所為なのだろうが、弾道が横風の影響を全く受けないのだ。
しかも空気抵抗や重力の影響がかなり少ないらしく、実弾のように遠くに行くほど弾丸が急激に落ちるという現象がほとんどおきない。
なのでコイツのゼロイン調整には、その僅かな落ち込み誤差を感覚的に掴んで反映させる必要があるのだが、この距離のレベルになると俺の腕の方が追い付かず、呼吸や心拍による変化でのズレの方が大きくなってしまっていた。
ミネラルウォーターが入ったペットボトルから口を離し、大きくため息をつく。
「こりゃ、もはや俺の射撃能力の方が足りないわ・・・」
ギブアップを宣言しようとレガ子の方を見ると、彼女はすごいドヤ顔で俺の方を見ていた。
うっ・・・これは嫌な予感が・・・。
「こんなこともあろうかとっ、レガ子が素敵なサポート機能をその長竿に付与しておいたのっ!」
「こらっ、女の子が〝竿〟とか言うんじゃありません!」
あとお前は宇宙戦艦ヤ●トの真●志郎か!
「そのスコープのレティクルを越しに目標をとらえながらロックするイメージを作って、魔力を流し込んでほしいのっ」
「こう・・・か?」
レガ子に言われたようにしてスコープを覗き込み魔力でのターゲットロックをイメージすると、目標物にレッドドットが重なって点灯し、その上に〝lock-on〟の文字が浮かび上がった。
「なんかロック・オンの表示が出たぞ」
「そのまま撃っちゃうのっ」
言われるままにトリガーを引くと、エアニードルの魔力弾が標的のど真ん中に吸い込まれるように当たり、その部分を見事に粉砕したのがスコープからの映像で捉えることができた。
「これはいったい?」
驚いてレガ子の方を振り向くと、すぐ目の前にレガ子のドヤ顔が迫っていた。
「近い、近い、近いっ!」
「風魔法はその特性上ある程度のホーミングが可能なのっ。
あまり急激な方向転換は無理だけど、そのスコープの中に映っている範囲くらいなら自動追尾で追っかけてくれるのっ」
「そ・・・そうなのか。 それはすごいな・・・」
ある程度の距離になったら俺の腕では対処できなくなることをレガ子に予想されていたことは癪に障るが、ここは素直に感謝をしておくことにしよう。
レガ子の説明を聞き終えて立ち上がると、リーゼが俺の服の裾を引っ張ってきた。
そちらを振り向くと、R93 Tactical2を抱えた彼女が何かを言いたそうにしていた。
「どうかしたのか?」
「薫さん・・・ソレわたしにも撃たせてもらっていいでしょうか?」
なんとなくそんな雰囲気は感じていたのだが、ミリタリーマニアのリーゼはこの狙撃銃が撃ちたくてウズウズしていたようだ。
「撃てるなら別に構わないけど・・・・でもコレ、俺の魔力にしか反応しないようになっているぞ」
「ようするに、薫さんの生体認証を魔力でマネできればいいんですよねっ」
撃たせてもらえると分かり、リーゼの表情がこれまでにないほどの笑顔になった。
「リーゼさま、そんな器用な真似ができるの?」
「わたしはこう見えても魔力やマナ運用のスペシャリストなんだからぁ~。
まぁレガ子ちゃんは見ていてください」
レガ子に向かってそう言うと、リーゼは俺の方を向いて右手の掌をかざしてきた。
「薫さん、ここに薫さんの掌を重ねて魔力を流してみてくれますか?」
「こ・・こうか?」
リーゼの右手に自分の左手の掌を重ねて、魔力を彼女に送るイメージを思い浮かべてみる。
が・・・なぜかレガ子や子供たちの視線がプレッシャーを発しているように感じてしまい、背中に嫌な汗が流れてしまった。
「うん。魔力の特徴把握完了♪
薫さん、もういいですよ」
リーゼはそんなプレッシャーをまったく感じていないようで、魔力把握とやらが終わると抱えていたR93 Tactical2を俺に預けて、バイポッドを立てて地面に置かれていたR93 LRS1へと歩み寄っていく。
「では、見ていてくださいネッ♪」
そういうと彼女はいきなり地面に寝転んで伏射の体勢を取った。
しかも、比較的短いスカート姿で・・・。
「わぁぁぁぁ、リーゼ殿っ。女子がそのように足を広げて無造作に寝転んでは!」
事態を察したクリスが慌ててリーゼの太もも部分の上に手にしていたストールをかぶせた。
そして俺の方を向くと・・・
「カオル殿・・・見てはおらぬじゃろうな?」
コクコクコクコク・・・。
10歳の少女の眼力に怯んで、首を縦に振るだけの30歳の童貞男性。
哀れである・・・。
「薫さ~ん、このチークピースとパッドプレートの位置、動かしてしまってもいいですか?」
しかし当のリーゼはまったく気にしていない様子。
普段であればパンツを見られたりしたら取り乱すこと間違いなしのポンコツなのだが、今はすっかり手にしたおもちゃに夢中の様子だ。
「好きに調整してかまわないよ」
横に置いてあった六角レンチを使いチークピースとパッドプレート、そしてモノポッドの高さを調整していく。
納得のいくポジンションが作れたのか「よ~しっ!」と一言だけ呟くと、リーゼはスコープを覗いて射撃動作に集中してしまった。
やがて静かにトリガーを引くと、彼女が放った魔力弾は俺が作った的の穴のすぐ上に新しい穴を開けていた。
「う・・うそだろ・・」
リーゼが俺の生体魔力を真似たことよりも、900メートルの距離を1発目から当ててきたことに驚いてしまった。
「今のロック・オン機能は使っていたのか?」
「使っていないですよぉ~。
薫さんの生体認証を真似るだけで精一杯で、付与機能まで作動させる余裕はないですからぁ~」
うぐっ・・・
この女神様、どこのヒットマンですか?
「レガ子ちゃぁ~ん。
的の位置、もう少し遠くにしてもらってもいいですかぁ?」
「はいなのっ」
レガ子の返事でドローンが移動し、さらに100メートル遠くに的が設置される。
その的も難なくど真ん中に命中させるリーゼ。
そして、的はさらに100メートル奥へ・・・
もう、限界射程のテストはリーゼに任せよう・・・(ぐすん)。
俺は抱えていたR93 Tactical2の試射と調整を行うために、リーゼからやや離れた場所に伏射の場所を作った。
「レガ子、こっちにも的の設置を頼めるか?」
「はいなのっ♪ 距離はいくつにするの?」
「300から頼む」
こっちのR93 Tactical2に付けているスコープは最大で16倍までのズームができるTASCO OEM PT4-16×56だ。
倍率的にリーゼのような超長距離射撃まで行うつもりはない。
俺のような素人が人間の肩幅に当たる40センチ前後の的をまともに認識できるのは、16倍で見たとしても900~1000メートルくらいが限界ではないだろうか。
まぁ、俺の場合は〝視野強化〟のスキルによって、普通の人間に比べると視力や瞳のそのものの光学的性能が上がってるみたいなんだけどね・・・。
このR93 Tactical2はベースになったエアガンがガス式のため、ボルトを引いた時に軽すぎるのがやや物足りないところ。
それ以外はチークピースやパッドプレートの構造や形状に違いがあるものの、基本的にはR93 LRS1とはベースを同じくする姉妹器のためほぼ同じような感覚で扱うことができた。
そのため先ほどと同じ要領で的に当てていく事ができ、徐々にその距離を遠くすることは比較的楽に行うことができた。
俺が900メートルの距離でギブアップした時、リーゼはすでに1600メートルにチャレンジしていた。
「う~~ん、さすがにこの距離になると、倍率上げると視野が狭くなってけっこうきつくなってきますね~~」
「でもリーゼさま、文句を言いながらも今までの的は全部3発以内にど真ん中に当ててきているのっ」
「今倍率はどれくらいで使っているんだ?」
「30くらいですね」
俺の問いにリーゼはいったん射撃姿勢を解いて接眼レンズ側の倍率ダイヤルを確認して答えた。
俺ではその倍率だとちょっと動いただけで像が大きく動いて目標を見失ってしまいそうだ。
だいたいリーゼに交代する前に900メートルで苦戦していた時でさえ、倍率は24あたりを使っていて、この倍率ですら自分の呼吸で上下動する像を抑えるのに苦労していたんだ。
このポンコツ女神様はスナイパーとしてどれだけ高性能なんだよ。
久しぶりに肩がこったと大きく伸びをするリーゼ。
そのちっぱいだと肩こりとは無縁だよな・・・などというツッコミは、負け犬の遠吠えになりそうなのでしないことにした。
「なんか薫さん・・・今と~っても失礼なこと考えていませんでしたかぁ?」
「ソンナコトハアリマセンヨ」
リーゼとレガ子からのジト目に、思わず目をそらす。
「多分ですが、このエアニードル弾の有効射程距離は2000~2500はあるんじゃないでしょうか」
「確かに2000ちょいまで魔力反応が続いていたのを外れ弾で観測しているのっ」
「という事なので薫さん、ロック・オン機能を使って限界射程付近を試してみてください♪」
ニッコリと笑ってR93 LRS1の射撃位置を明け渡すリーゼ。
レガ子は「じゃぁ的を2200くらいまで遠ざけるのっ」と言ってドローンを容赦なく遠ざけた。
「いきなり2200かよっ!」
「薫さまなら(たぶん)できるのっ」
「おい・・・今小声で〝たぶん〟とか言わなかったか?」
「気の所為なのっ」
俺と入れ替わりになったリーゼは、R93 Tactical2が置かれてい場所に「タック2♪タック2♪」と浮かれながらスキップしていった。
「うわぁ・・・最大倍率(42倍)だと、こんなにも像が動くのかよ・・・」
狭い視野と格闘しながらなんとかスコープの中に的を捉えることができたが、今度は自分自身の心拍や呼吸が銃に伝わって発生する揺れと格闘する羽目になっていた。
スコープの中に映っている的は、だいたい50メールほどの距離感覚の位置に見えているのだが、狭い視野の中に的を捉え続けるのが大変なのだ。
視界の揺れが安定した頃合を見計らって魔力でターゲットロックをイメージする。
次の瞬間、目標物にレッドドットが重なって点灯して〝lock-on〟の文字が浮かび上がる。
その一瞬を逃さないようトリガーを引くと、魔力弾は的の中央に向かって吸い込まれるように飛んで行った。
「ホーミングが加わると、このあたりが魔力維持の限界っぽいのっ」
「それ以前に俺の精神力がこれ以上はついていけないよ」
「残念なの。
加速効果のサイレンサーを付ければ、もうちょっとは射程が伸びるはずなの」
「勘弁してください・・・」
結局はサイレンサー付きでの超長距離狙撃は、リーゼがロック・オンの付与までマネできるようになったら試してもらうことにしてもらった。
とはいえ彼女なら付与効果なしでも自力で2500とかをクリアしてしまいそうな感じもするが。
なにせ俺がこの1発を撃つ間に、彼女は16倍までしかないスコープが付いたR93 Tactical2で、1700メートルの自己記録を更新していたのだから・・・(汗)。
「これからはわたしのことをキュウ・マル・ニィ・キュウと呼んでくれてもいいんですよぉ~」
そしてリーゼは天狗になっていた・・・。
キュウ・マル・ニィ・キュウって・・・お前はどこかのエロゲ主人公か?
「兄ちゃん、兄ちゃん。
あそこにご馳走が歩いてるニャ♪」
的とは90度ほど違う方角を双眼鏡で見ていたミャウが何かを見つけて声を上げた。
その方向をスコープで見てみると、大型の水牛のような動物が2頭、ゆっくりと草原を歩いているところだった。
「あれはビッグホーンという牛の魔物じゃな。
あれの肉のステーキは結構高級品なんじゃぞ」
動物の正体に気が付いたクリスが説明を加えてくれた。
「お肉・・・じゅるっ」
ミャウがそのステーキを思い浮かべてよだれを垂らしていた。
「距離は750くらいですね・・・薫さん、勝負しませんか?」
リーゼが手にしていたR93 Tactical2を指さしてそんなことを言い出した。
いいだろう。
ここで逃げるのは俺のプライドが許さない。
「俺は右側、リーゼは左側でいいか?」
「いいですよぉ。
もしも薫さんが仕留めそこなったら、フォローしてあげますから安心して下さいねっ」
「ぐぬぬぬぬ・・・」
「倒した後の運搬はドローンにお任せなのっ」
レガ子がドローン4機を上空に待機させた。
そして、俺とリーゼが構えたR93の銃口が同時に火を噴いた。
結論・・・。
二人とも1発でビッグホーンを倒したため勝負は引き分け(ドロー)となった。
が、より正確に急所を撃ち抜いていたのはリーゼの方だった。
少々悔しいが、1700の的にまで当てていたリーゼが相手だったのだから、あきらめもつく。
レガ子がドローンで空輸してきた2匹の大型ビッグホーンは、村の中央広場に下ろされ、村人たちの度肝を抜いていた。
俺が「村の食材として活用してください」と差し出したら、その後は村中が祭りのような騒ぎになってしまった。
特にオークの死体を埋める重労働から帰ってきた若い男たちには大好評だったようで、重労働後にもかかわらず率先してビッグホーンの解体作業をしてくれた。
夕食で使う肉の下味づくり用にと少しばかりの香辛料(塩や胡椒)を提供し、その代わりに解体したビッグホーンの肉の塊の一部を旅で使う食料用として分けてもらった。
全員分の厚切りステーキを作っても十分余りが出る大きさの肉塊だったので、どんな料理を作ろうかと考えながらイベントリへと収納するのが楽しかった。
残った肉は全て村に寄付したため、村の女性たちは燻製などの保存食づくりで大忙しになってしまった。
その日の晩御飯は、まさに肉づくしの豪華なものとなった。
なにせ村の中央広場に村人全員が思い思いの食材(肉以外)を持ち寄っての大宴会となってしまったのだ。
ミャウなどは肉を齧りながら寝てしまい、寝言でまで「お肉ぅぅ」と言っていたほど満足した様子だった。
後日談となるのだが、この年は村の麦畑が大豊作となった。
そのため村に臨時の資材や食料をもたらしたクラリス姫の来訪と結び付けて噂話となり、これが様々な村々に伝わってクリスが豊穣の女神と称えられるようになるのは、かなり後の話しとなるのだが、この時の俺らはそれを知る由もなかった。
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今回の獲得ポイント(レガシィの経験値基準)
●移動走行距離ポイント:0ポイント
●撃破ポイント
〇ビッグホーン:180ポイント(45ポイント×4匹)
●消費ポイント
〇ドローン生成:-4ポイント(-1ポイント×4機)
現時点での総ポイント数:1万1519ポイント
(1万3700ポイント到達でレベル14へ昇格)
※レガ子の獲得ポイント:レガシィの経験値基準から-86ポイント
(武器クリエイトによる消費分など)
※主人公の獲得ポイント:レガシィの経験値基準から-60ポイント
(装備クリエイトによる消費分など)
レガ子「ビッグホーンと聞いて、一瞬どこかの自動車メーカーが作っていたオフロード車を思い浮かべたのっ」
作者「あのメーカーはSUV事業を撤退しただけでなく、乗用車事業そのものから撤退しちゃったからなぁ・・・」
薫「個人的にはジェ●ニとかピア●ツァとかのデザインは好きだったんですけどねぇ」
作者「117ク●ペなんかは、かなりの傑作車両だったよな」
薫「ところでこっちの世界のビッグホーンって、牛の系統の魔物なんだよな?」
クリス「そうじゃが」
作者「元の世界のビッグホーンはロッキー山脈に生息するオオツノヒツジの事だけどね」
レガ子「でもあれってウシ科ヒツジ属だから、大きな意味ではウシ族の親せきなのっ」
ミャウ「食べられる肉ならどっちでもいいのニャ♪」