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第1章 第20話(第27話) ~準備~

前回はアリシア視点でのお話でした。

そして今回から、また主人公の視点でのお話に戻ります。


今回は旅立ち前の、ややマッタリしたお話しとなっています。

ベルドの町に到着した時に描く事の出来なかった、町の様子などの描写を、あえて出発準備のこの回に入れてみました。




ということで、前回までのおさらいです。


アリシアはハーフエルフとかの混血が暮らす村で生まれ育った。

その村があるのは、エルフの森の近くで、エルフとの交易拠点。

村が盗賊団に襲われて、アリシアが攫われた。

アリシアは先祖返りによって生まれた、エンシェント・エルフらしい。

アリシア魔力暴走するも、主人公の心に触れ治まる。

エンシェント・エルフの証が主人公血を吸い、紅く染まる。

盗賊らの狙いはアリシアで、裏で帝国が関与している可能性あり。


盗賊から助け出した6歳のネコ族の少女ミャウ、10歳の人族の少女クリス、18歳のエルフ族の少女アリシア(でも見た目は全員10歳くらい)の3人の事情を聞き、全員をそれぞれの村まで送り届ける事を決めた。


翌朝、屋敷で出勤前の町長を探した。

まず昨晩泊めていただいたお礼を言い、同時に3人の少女を自分が送り届けることを報告した。

そして準備が整い次第、出発するつもりであることを告げた。


「そこでドルカス町長にお願いがあるのですが・・・」


「なんだね?

 カオル殿はこの町を盗賊から救ってくれた英雄だ、無茶なお願いでなければ何とかしよう」


盗賊退治を手伝った事で、町長の信頼は確実に得られたようだ。

つい先日、町に来たばかりの時とは偉い違いだ。


「旅をスムーズに行えるよう、旅人が使っている証明書を我々にも作ってもらいたいのですが」


「なんだ、そんなことか。

 それなら出発までに用意させる。

 いつごろ出発するつもりだ?」


「旅に必要な準備が整い次第にでも行くつもりですので、早ければ明日、遅くとも明後日には出発したいと思っています」


「わかった。

 それと後で役場の方へ顔を出してくれ、盗賊らの討伐を手伝ってくれた事への報奨金を出す。

 大所帯での旅だと何かと物入りだろう?」


「いろいろ、ありがとうございます」


屋敷の中で町長と別れた俺は、次に町長の娘であるベルを探した。

ほどなくして、ベルが屋敷の中庭で剣の素振りをしているのを見つける事ができた。


「おはようベル」


「おはようカオル。

 昨日は戻ってすぐ倒れたそうだけど、もう体調はいいのかい?」


声をかけると、素振りを止めてベルが近寄ってきた。

朝から狩猟用のズボンとシャツの姿で鍛錬をしているベルの姿を見て、少しだけ苦笑いする。

ほんとうに、町の権力者のご令嬢には見えないよなぁ。


「ああ、もう身体の方はなんともない。

 今日はベルに頼みごとがあるんだけど、お願いできるか?」


「なんだい?」


そこでベルに自分が保護している少女たちを送り届けるために旅立つ予定である事を告げ、旅の最中に必要になる彼女たちの衣服の調達を手伝って欲しいと告げた。


「いいけど、服屋に案内すればいいのかな?」


「できれば、あの子達を連れて行ってもらえると助かる。

 男の俺だと、婦人服の店はちょっと恥ずかしくてな・・・」


実際、着替えの下着なども買わないとならないので、子供用とはいえ俺が行くのは・・・なぁ・・(汗。


「う~~ん、チビちゃんたちの引率かぁ・・・。

 私は服のセンスとか自信ないしなぁ・・・・」


あ、それはなんとなく分かる・・・。


「そうだ、母さんにも一緒に行ってもらおう」


町長夫人サーシャさんにか?

 迷惑じゃなければお願いしてもらえるか」


「わかった。

 行くのはお昼前でいいのかな?」


「そっちの都合でかまわないから、行く時間が決まったら声を掛けてくれ。

 それと、それぞれに着替えを含めて服と下着などを数着ずつ買ってもらいたいんだが、これで足りるか?」


そう言って、俺は手持ちの全財産である金貨27枚を見せた。

するとメイベルは呆れた表情をして俺の顔を見て、そしてため息をついた。


「ほんと、カオルって世間の常識を知らないみたいだね・・・

 旅に適さない高級ドレスでも買わない限り、足りなくなる事なんて絶対無いと思うけど・・・。

 まっ、そんな高級な服なんてこの町じゃそうそう売っていないけどね」


「そ、そうか・・」


「そんなんで、本当に旅なんかできるの?」


「まぁ、分からない事があったら、あの子たちに聞く事にするよ」


「わぁ、ちびっ子に頼るのかよ・・・」


「あははは・・・・・」


心底呆れた声を発したメイベルにお礼を言って分かれると、俺は一度部屋に戻って少女たちに買い物の件を伝える事にした。



「なんじゃ・・・

 カオル殿が選んでくれるわけじゃないのか?」


いきなりクリスが不満を言ってきた。


「わたしも・・・お兄ちゃんと一緒に買い物に行きたいです」

「ボクもあんちゃんが一緒がいいにゃ」


それにアリシアとミャウが続く。


「俺は旅に備えてクルマや装備の点検とかがあるの。

 それに女の子の服のことなんか俺にわかる分けないだろ」


そう説明して、買い物にはベルと町長婦人に連れて行ってもらうことを強引に納得させる。

最初は俺以外の人と行動する事を嫌がっていた3人だが、あとで一人に付きひとつだけ言う事を聞いてあげるという交換条件で納得してもらった。

あまり無茶なお願いが来ない事を祈るとしよう・・・。


「ぜひ兄殿に、我の下着をじっくりと選んで欲しかったのじゃがのう。

 残念じゃ・・・」


なんだろう・・・

クリスのお願い事だけ嫌な予感がしてきた・・・。




結局、屋敷でお昼をご馳走になってから買い物に出かける事になった。


なので俺はまず、クルマレガシィに女神が付加してくれた状態復元の加護を使いイベントリの中で量産した塩と上白糖とグラニュー糖をメイベル商会に売りに行く事にした。


盗賊襲撃があった夜と、倒れてしまった昨晩の2回、加護を使って量産してあるので、それぞれが販売用の計量瓶で4瓶ずつ売ることができる。

計量瓶は、盗賊の襲撃に対処するために町中を動き回っていたときに店に寄って余計に買っておいたのだが、また足りなくなってしまった。

これを売ったら20~30瓶くらい追加で買っておくか?



盗賊対策で奔走したおかげで、すっかりと町の地理に詳しくなってしまった俺は、レガ子と二人で徒歩でメイベル商会へと向かった。


ちなみにちびっ子たちは、午後に出かけるときに着ていく服を屋敷で選んでいる。

なんでもベルが子供のときに買ったものの、ほとんど着てもらえなかった子供服が残っているらしい。

町長夫人のサーシャさんは、ちびっ子らの着せ替えにノリノリだった。

自分の娘が可愛い格好をしてくれなかった事への、欲求不満が溜まっていたらしい。

そんな上機嫌の母親の姿を見て、ベルの笑顔が引きつっていたのが面白かった。



レガ子と一緒にメイベル商会に向かいながら町を歩いていると、じっくりと町並みを見る余裕が生まれている事に気がついた。

そういえば初日は緊張していていたし、その後は盗賊対策に追われてそれどころじゃなかったからなぁ・・・。


今自分が歩いている道は比較的大きな通りになるが、地面は石畳で舗装されている。

時おり脇道も覗いてみるが、やはり石畳が敷かれており、道路の整備状況はかなり良いようだ。

最南端という辺境の町でありながら、石畳を徹底できると言う事は、この町の経済状況がかなり良い事を意味している。

この町の主力産業は果樹園だったはずだが、保存輸送技術が発達していないこの世界で、果物がそんなに高値で売れるとは思えない。

なにか理由があるのか?


建物の多くは、近くに森などもあるためなのか木造と石造りの複合建築になっている。

木材で柱と梁などの枠組みを作り、外壁の1階部分は石を積み上げてを作り、2階部分は漆喰のようなものを塗り固めている。

元の世界でいう架構式構造(柱と梁で床や屋根などを支える構造)と、組積造(石や煉瓦等を積み上げて作る構造)の複合版のようだ。

そう考えるとこの世界の建築物は、社会全体の文明度に比べて成熟度が元の世界よりも若干高めのような気がしてくる。


そんな風に俺が町並みを考査しながら歩いていると、横ではレガ子が「デート、デートっ♪」と浮かれながら飛んでいた。


「えへへへっ、

 薫さまと一緒に、クルマ以外でお出かけするなんて初めてなのっ♪」


まっ、いいか。

今回はレガ子にも心配を掛けたし、しばらく好きにさせてやろう。


「そういえば、レガ子の雰囲気も最近かなり変わったよな」


「そうなの?」


「出会ったばかりの頃は、かなりお嬢様っぽい話し方だったような気がするんだが・・・」


「あ、あれは・・・

 せっかく外見を薫さま好みの〝日本人形的なお嬢様風〟にすることができたので、見た目に合わせて薫さまに好かれようと・・・・(ごにょごにょ)」


「なんだ、そんな事考えていたのか。

 俺は今のような元気な感じのレガ子の方が好きだぞ」


「薫さまぁ!」


「それに、けっこうボロをちょくちょく出ていたしな」


「あ、あははははは・・・・はぁ・・・・」



何が楽しいか、終始ニコニコしながら俺の隣を飛んでいたレガ子。

時おり俺と腕を組んでみたり(たぶん傍目からはレガ子が俺の腕にぶら下がっているようにしか見えなかっただろうが・・・)、俺の手を握って並んでみたり、すっかり恋人気分で俺の周囲を飛び回っていた。




そんなデート気分のレガ子の相手をしながら歩く事約20分。

迷うことなくたどり着いたメイベル商会のドアを掛けて中に入ると、店内には店主のメイベルさんと今まで見た事のない20歳前後の若い女性店員が居た。


「こんにちは、メイベルさん。

 また砂糖や塩の買取をお願いしたいのですがいいですか?」


「おっカオルさん、いらっしゃい。

 ちょうど良かったわぁ~。

 私、今から他の町にある支店を視察に行く事になっていてな。

 その間に店を任す子を紹介しとくわ」


彼女の口調は、すでに2回目の取引の時には砕けた感じに変わっており、もはや常連さんの扱いになっていた。

まだ3回しか来店していないんだけどなぁ・・・。

そんな彼女の人懐っこさに苦笑いしながら、新しい店員さんに挨拶をする。


「今日からしばらくの間、こちらのベルド店を担当させていただくミルファと申します」


「こちらこそよろしく。

 とはいっても、俺も明日か明後日にはこの町を出て行く予定なんだけどな」


「あら、それは残念や・・・。

 でも私の店は王国内ならほとんどの町にあるから、他でも贔屓にしてくれなぁ」


しっかりと自店のPRを欠かさないメイベルさんの商魂のたくましさに感心しながら、自分の旅の目的地を彼女に説明する。


「そっか、あの保護した女の子たちをカオルさんが送り届けるんか。

 国の巡回兵に頼むとなると、いつになるか分からんしな。

 大変やと思うけど、よろしく頼むわ」



その後、塩、上白糖、グラニュー糖を前回と同じ価格で買い取ってもらい、金貨30枚をゲット。

旅の準備として空の計量瓶を30個と、旅用の王国内の地図、ロープ類などの雑貨類を購入した。

購入したものの量が多くかさばるため、チップを上乗せして後ほど町長の屋敷まで届けてもらう事にした。


店を出るときにメイベルさんが

「このベルドからやと、絶対にロイドっていう大きな街に最初に立ち寄るはずやから、そこの支店もよろしくなぁ」

と、声を掛けてくれた。


ほんと商売熱心な女性だよ。

見た目は15歳くらいだけど、あれで俺とほぼ同い年なんだからなぁ・・・

エルフの遺伝子ってすごいよなぁ・・・。



店を出た後は、町役場に立ち寄るために中心部を走る大通りを歩く。

すでに俺とレガ子は有名人らしく、歩いていると多くの住民らに声をかけられた。


「兄ちゃん、ありがとうよ」

「盗賊に教われなくて助かったわ」


みんなにお礼を言われ、かなり照れくさい。


「薫さま、がんばった甲斐があったのっ♪」


横を見るとレガ子が満面の笑顔でそんな言葉をかけてくれた。


「そうだな」


俺はそんなレガ子の言葉が照れくさくて、彼女の頭を撫でて誤魔化した。




町役場に付いた俺らは、職員らの拍手で出迎えを受けると、町長や警備隊長らの歓迎を受けた。

警備隊長の話では、捕らえていた盗賊のほとんどが、隠し持っていた毒物を飲んで自害してしまったそうだ。

その手際のよさからも、やはりただの盗賊ではないだろうと言うのが、警備隊長の見解だった。


『あの盗賊どもは帝国の兵士が盗賊に姿を偽って、この王国内で活動していたのではないか・・・』

昨晩聞いたクリスの推測を思い出した。

この予想を警備隊長に伝えるかどうかは、クリスと一度相談してからにしたほうがいいだろう。


もし予想が当たっていた場合、気になるのは、帝国領とは反対側の王国の南側に集まっていた理由だ・・・。

これについても一度クリスの意見を聞いてみたい。

ご意見番として頼っているのが10歳の少女なのが、我ながらちょっと情けないが・・・。



昼の時間が近づいてきたので、役場を出て町長の屋敷に帰ることにした。

役場では盗賊退治の報奨金として金貨50枚をもらった。

現時点ではさほどお金には困っていなかったため辞退しようと思ったのだが、「被害が出た場合の復興費に比べれば安いものだ」と無理やり持たされてしまった。


当面の生活物資はクルマレガシィに女神が付加してくれた状態復元の加護で無限増産できるから、マジであまりお金は必要ないんだけどなぁ・・・。



お金の使い道を考えながら屋敷に戻ると、そこでは盛大なファッションショーが開催されていた。

リビングには、たぶん無理やり着せられたであろうベルが、見事なドレス姿で立っていた。


「〝馬子にも衣装〟とは、まさにこのことだな・・・」


いや・・・

ベルは町長の娘さんだから、本来このことわざは不適切なのだが、普段の格好が格好だけに、つい言葉で出てしまった。


「うぅぅ・・・

 カオルぅ~~、私こんなドレス姿は絶対に似合わないよぉ・・・」


ベルはすでに泣きそうだった。


「ダメですよベル。

 今日はその格好でお買い物に付き合ってもらいます」


逆にサーシャさんは満足そうな笑顔だった。


「兄殿、我のこの姿はどうじゃ?」

「あんちゃん、あんちゃん、これならボクも女の子に見えるかな?」

「お兄ちゃん・・・に、似合っているかな?」


奥の部屋からちびっ子3人組が飛び出してきた。

こちらもきれいなドレスを着ており、みな良家のお嬢様という雰囲気に仕上がっていた。


ただ俺に迫ってくる迫力がすごくて(特にクリスが)、俺は「お、おぅ」と答えるのがやっとだった。

こんな時に、すぐに女性の服装を褒めるような芸当ができるようなら、きっと彼女居ない暦30年などやっていないと思う。





ベルにはとりあえず金貨20枚を買い物代として渡しておいた。

サーシャさんがちびっ子らを引き連れて買い物に出かけた後、俺はクルマレガシィのところで荷物の整理と点検をしていた。


今回は多人数での旅になる。

おそらく車内スペースだけでは、宿泊スペースが足りないだろう。

なので、イベントリに突っ込んであったテントなどのキャンプ用品を点検することにした。


イベントリからイロイロ取り出してチェックしていると、そこに真面目な顔でレガ子がやってきた。


「今回の戦いで、薫さまにはきちんとした武器が必要だと痛感したのっ」


「このナイフじゃ、やっぱダメか?」


そう言ってコンバットベルトで腰に下げたサバイバルナイフを指差す。

ちなみに腹の部分が剣の刃で盛大に破れたコンバットスーツは、レガ子が俺が寝ている間に直してくれていた。

イベントリに収納して、装備クリエイトの能力を使う事で、ある程度の破損なら修復ができるそうだ。

修繕ついでにコンバットスーツに魔力を付加したらしく、戦闘時に薄い防御フィールドを服の表面に纏う事が出来るらしい。


「護身用には十分だと思うけど、今回のように剣を使いこなす相手だと危険なの」


「だよなぁ・・・」


前回のアジト突入のときに盗賊の剣をナイフで逸らすのが精一杯だった事を思い出す。

剣が相手では、攻撃のリーチも重さも、ナイフだと厳しいのは一度の戦闘で理解した。


「でもどうする?

 俺にはこの世界のブロードソードとかを扱える自信はないぞ」


親父の実家が剣術・剣道場をやっていたため、子供の頃に本家の従姉と一緒に剣術の練習をさせてもらった事がある。

それでも小学生の頃の話だ。

中学生の途中からは、いろいろあって親父の実家にあまり顔を出さなくなってしまい、そのまま練習も止めてしまっていた。

日本刀よりもはるかに刀身の幅が広くて重いブロードソードなど、扱いきれる自信がない。


「なので〝紅雨べにさめ〟を出してほしいの。

 武装クリエイト能力で紅雨べにさめをちゃんとした刀に作り変えるのっ」


レガ子の目は本気だった。


レガ子「なんだか薫さまとの距離が縮まっているのっ♪」


作者「主人公殿には、そろそろ各ヒロインとの距離を縮めてもらわないといけないからね。

   とりあえず今回はレガ子の距離を少し縮めてみた」


レガ子「ちょっと待つの。

    距離が縮まるのはレガ子だけじゃないの?」


ちびっこ3人「「「ニヤソ」」」


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