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プロローグ 第1話 ~ことの始まり~

小説を書き始めたキッカケは、あまりの忙しさに忙殺されそうになった仕事の現実逃避から・・・(ぉぃwww

 

でも書き始めてみたら、それなりに面白い設定が出来上がったように感じたため、今回思い切って初めてのネットラノベ投稿をしてみました。


一応、ラストまでのプロットは切ってありますが、はたして最後まで書き終える事ができるのか?(滝汗


最後まで生暖かい目で見守っていただければ幸いです。

如月薫(本日から30歳)。

これが俺の名前。


エロゲと痛車と愛車(2000年式GF-BH5型レガシィ)を愛している俺は、20代最後の1週間を有意義に過ごすため、有給休暇をまとめて取って今は深夜の山道を愛車で疾走していた。

親類の葬式→痛車イベントへの参加というコンボイベントを昨日までに強行軍で終え、今は3つ目の参加イベントとなるBBQオフ会の会場へとプチ痛車と化した愛車を走らせていた。


移動は経費節約をかねて全て下道(一般道)を使い、現在は山梨県内の山道を移動中。

ちなみに時間は間もなく深夜の午前3時になる頃だ。


エンジン回転計タコメーター下に表示されているデジタル時計で現在時刻を確認。

その後、隣の速度計スピードメーターの下に表示されているデジタル表示の走行距離計アドメーターを見る。

愛車の総走行距離は29万9999Kmを示しており、もうまもなく30万Kmの記念すべき数値に達しようとしていた。


思えばコイツ(レガシィ)との付き合いも長く続いたものだ。

数年前に20万キロを達成した時には「そろそろ限界かな?」とも思った。

しかし、なんだかんだとメンテナンスしながら、その後も10万キロを走ってしまった。


カーライフ系のSNSに投稿するための記念写真を撮るために、アドメーターの表示が30万Kmになった時を見計らって愛車を路肩に停車。


「そろそろお前も引退かなぁ・・・」


そんなことを呟きながら子供の頭を撫でるようにメーターフードを愛でて、アドメーターの表示を撮影した。

そしてレガシィのエンジンを止めると、さっそくその写真をSNSにアップするために助手席に置いてあったノートパソコンを起動。

デジカメから画像を取り込み、かんたんなコメントを付けてSNSに投稿した。


〝ビービービービー〟


ちょうどそのタイミングで時刻が午前3時になったことを知らせるアラームがスマートフォンから鳴り響いた。


「うぉっ! び、びっくりしたぁ・・・・」


人気の無い寂しい山道での突然のアラーム音に若干ビビる。


すぐに気を取り直して先を急ぐためにハンドルを握りなおして前を見ると・・・・

前方の真っ暗な山道の先の方に何かがイル!


街灯すらない真っ暗な暗闇の中を、女性らしきモノが光りながら、ものすごいスピードで自分の方に近付いてきているのが見えた。


〝なんだか知らないが、アレはヤヴァイ気がする〟


恐怖心から急いで愛車のエンジンを掛けようとする。

ところが、慌てているためクラッチを踏むのをわすれてしまい、エンジンを始動することができない。

(マニュアルミッションの車はクラッチを奥まで踏まないと、セルモーターが始動しない仕組みになっている)


やがて光る女性らしきモノはあっという間に愛車の近くまで迫り、女性の顔らしき部分がフロントガラスに張り付いたのが見えたところで、俺の意識は途絶えた・・・・・。




しばらくして目を覚ますと、フロントガラスの外の風景が一変していた。


森の中の道に停まっている事は変わりなかったが、道幅が狭く、地面の舗装状態も良くないその道は、どうみてもさっきまで自分がレガシィを停めていた山道とは違う。

しかも、夜空の色が黒ずんだ赤い色をしており、天変地異でも起きて地球がおかしなことにでもなっていない限り、こんな色の夜空はありえない。

さらに、その赤黒い夜空にはオレンジ色の月が3つ浮かんでおり・・・・


「いったい何がおきたんだ・・・・」


自分の身に起きた出来事を思い出そうとハンドルの上に顔をうずめると、


「オーナーさま、どうかされましたか?」


すぐ横からかわいらしい女性の声が聞こえてきた。



そもそも俺は一人でドライブをしていたはずで、同乗者などいなかったはずだ。

しかも助手席に座ってくれる女の子なんてもう何年もいなかった(血の涙)。


では、いったい誰が隣にいるというのだ?


気を失う前に見た光る女性らしきモノの事が脳裏に浮かび、一瞬背筋が寒くなる。


勇気を振り絞っておそるおそる助手席の方を見てみると・・・・

そこには全長40センチほどの、見た目が10~12歳くらいのコンパクトなサイズの少女がアームレストの上に立っており、こちらを覗きこんでいた。


「君は・・・誰かな?」


混乱する中かろうじて出た疑問をなんとか口にすると、少女は満面の笑顔を浮かべてこう答えた。


「オーナーさまのかわいい愛車〝レガ子〟ですよ♪」



これが自分とレガ子の異世界ドライブがスタートした瞬間だった。

レガ子の本体となっているレガシィのモデルは、実は自分が実際に乗っている愛車です。

『愛車が擬人化して、萌え娘になってくれたらいいなぁ~~』という妄想をそのままテイストに加えて物語を作っています。

 

あ、あと物語の主人公が愛して止まない、エロゲと痛車も自分のライフワークの一つです(苦笑。


なので今後の展開では、そうしたコアなジャンルのネタも作品中に登場すると思いますが、ご理解いただければ幸いです(汗。

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