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仲間
「君達、魔術少女は僕おろか魔女さえも勝てない」白い猫の僕シャムは月夜を眺めながら言った。
-学校-
授業が終わり、休み時間になった。
真依は廊下を歩いていた。
そこにあいなが通りすぎようとしたとき
「あなた、魔術少女ね」
あいなが唐突に真依に語りかけてきた。
真依はそこで歩くのを止め、振り返る。
あいなはもう振り返っていた。
「あなたは?」
真依は質問した。
「釘宮 あいな。魔術少女よ。」
「あなたも魔術少女なの。」
真依は仲間を、見つけ驚いていたが、嬉しさがそこから伝わる。
「あたしは有栖川 真依。魔術少女。」
真依は自己紹介をした。
「この学校にはまだ魔術少女がいるわ。私と仲間になりましょう」
あいなは手を差し伸べた。
「わかった。よろしくね」
真依は手に取る。