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それから一カ月余りの間、自室に閉じこもってひたすら勉強した。勉強時間は一日十二時間を超えた。その日々を早稲田大学の受験までの約四十日間ぶっ通しに続けた。
結局第一志望の早稲田には受からなかったが、自分でも意外なことに明治大学に引っかかった。私はKに電話した。
「ごめん、早稲田には受からなかった」
私はKにそう謝った。信じてもらっていたのに、本気で申し訳ないと思っていた。Kは気まずそうに、
「そうか。それで、他の結果はどうだったの? 他の大学は?」
と聞いてきた。
「明治大学には受かった」
私がおずおず答えると、Kはびっくりして、「明治!? 明治に受かったの? すごいじゃん! 六大学に受かったんだ!」
とおおげさなくらいに喜んでくれた。実のところ、私が早慶になど受かるとはKも思っておらず、ただ一月の電話では私に発破を掛けたくてああ言ったのだそうだ。
たらればの話になるが、あの一月七日にKが電話で発破を掛けてくれていなければ、私は明治大学には受からなかっただろうと思う。
ファイナルファンタジ―タクティクスは、私の熱中したゲームの一つだけれども、今でもまだクリアはしていない。




