エピローグ46 【【芳一】達のその後】46/運命の出逢い
4姉妹の上3名の大胆な行動に翻弄された芳一だが、今日はいよいよ【那瑶】と逢う日となった。
これまで以上に緊張する。
これまでのデートでここまで緊張した事はない。
それくらい緊張していた。
なぜ、そこまで緊張するか?
それは、【セカンド・キャリア】の最後に選んだ1名が投影された存在が【那瑶】だからだ。
つまり、【芳一】にとってはかけがえの無い特別な存在なのは逢わなくても解るからである。
どんな顔をして逢えば良いのか?
それを思うと何でもすっぱり決める彼には珍しく選択出来ずにいる。
また、【那瑶】にはその選んだ1名の記憶は無い。
ただ、同じ魂が【那瑶】として、生まれ変わって生活していると言うだけなのだ。
【那瑶】は選んだ女性の異能は使えない。
ただの人間として生まれ変わったのだから。
特別な力は無い。
芸術的な才能はあるだろうが、基本的に知識はゼロから覚え直しであるため、セカンド・キャリアの記憶は更新されていない。
それは、【芳一】とその子が出逢い直すためである。
セカンド・キャリア時代の記憶があればそれは妨げになるとして、
【超越】の第0位【最強ランク】は【ウェアリス・マクスオヴァー】、
【謎】の第0位【最強ランク】/【左心】の子【フェリアヴェルディア・リアリリア・ジェリアクウィニア】/【名前の反転(【ジェリアクウィニア・リアリリア・フェリアヴェルディア】)】、
【超謎】の第0位【最強ランク】/【超 花謎】、
【出鱈目】の第0位【最強ランク】/【らためでデメレテ(・デテメレメテデ・でたらめらため)】、
によってその記憶や経験は除外されている。
あくまでもサード・キャリアで得てきた知識や経験で生きて居る女性となる。
ただ、魂が一緒なので、雰囲気や表情などにその面影があるかも知れない。
そう、期待していた。
【芳一】は、【那瑶】の入院していた病院を訪れた。
彼女は明日退院だ。
今日は担当医の許可も得て、面会が許されていた。
そして、【芳一】が病室を訪れた時、涙を流した美少女の、
「逢いたかった・・・
好きです・・・」
と言う言葉で出迎えられた。
【芳一】も、
「僕もです・・・」
とつい言ってしまった。
それだけ、一目でこの女性は自分の中で特別だと確信したのだった。




