エピローグ37 【【芳一】達のその後】37/【詩種】へ教える4
【芳一】の説明をざっと聞いた【詩種】は、
「【芳一先生】の作品って1つ1つ設定が複雑ですよね?」
と言った。
【芳一】は、
「そうだね。
僕は普通の人より複雑に物を考えるみたいだから、普通の作品よりネタはかなり多いと思うよ」
と答えた。
「先生・・・」
「ん?
何かな?」
「抱いて・・・
って言ったらどうします?」
「だ、抱いてって・・・
大人をからかわないでくれよ」
「先生はいつまでも子供だと思うよ。
ずっと少年の心を持っている・・・」
「まぁ・・・
大人になりきれていないというのは否定出来ないけどね」
「先生は私達四姉妹の中で【那瑶】を選ぶ。
それは解ってる・・・
だから先生といい仲になろうと思っていないわ。
でも思い出に・・・
って言ったらどうする?」
「どうしたの?」
「ううん。
何でもない。
・・・先生、私専用のキャラクターをデザインしてよ。
他の誰でも無い。
私をイメージしたキャラクター。
それで先生の事を諦めるわ。
【那瑶】と結婚したら私達はお姉さんって事になるね。
ずいぶん年上の弟が出来るのか?
なんかちょっとおかしいね」
「よくわからないけど、君用のキャラクターデザインなら今すぐ出来るよ」
と言って、【詩種】専用のデザインを作った。
それを見た、彼女は【芳一】の頬にキスをして、
「ありがと、先生。
後で【夕理】に作ってもらうね。
出来たら一番最初に見てよね。
原作者として。
いぃ~い?
約束よ」
と言ってハグをした。
【芳一】は動揺しながらも了承したのだった。




