エピローグ23 【【芳一】達のその後】23/初顔合わせ2
体育館へ歩きながら【メアリー】は、
「あの・・・
1週間前、お会いした時、
【唯野さん】の作品のコスプレ・・・
作ってもかまわないとおっしゃりましたよね?」
と言った。
【芳一】は、
「えぇ、言いましたね。
もしかしてサプライズっていうのは?」
と聞くと、
「はい。
娘達が貴方の作品のコスプレをして出迎えます」
と返してきた。
「おぉ~。
それは凄い。
何のキャラのコスプレをしたんですか?」
「はい。
全部で、54キャラほど作らせていただきました」
「え?
ご、ごじゅ・・・」
「はい。
54キャラです。
私達の方で総動員して作りましたが、1週間だと54着が限界でした」
「ご、ご、54着?」
「はい。
貴方に許可をいただいてから急いで作りましたのですが、うちの力だと54着までしか作れませんでした。
本来であれば、切りの良い100着と言いたかったのですが、無理でしたね」
「いやいやいやいや。
54着って凄いですから。
どうやって一週間で54着も?」
「うちの職員を54チームに分けて作りました。
それ以上分けると手が足りなくなりますのでやむを得ず・・・」
「ど、どうなってんだ・・・」
と言う話になった。
そうこう話している内に体育館の前に来た。
体育館の窓には暗幕がかけられており、中を見ることが出来ない。
体育館に入ると舞台の袖から1人の美少女が出て来た。
遠目に見てもとんでもない美人だと言うのが解った。
そして、その顔の雰囲気から【メアリー】の娘の誰かだと言うのが解った。
その少女は、
「初めまして【唯野 芳一さん】。
【茉城 メアリー】の娘で三女の【茉城 夕理】と言います。
逢いに来てくれてありがとう。
愛してます。
【芳一さん】、アイラブユー」
といきなり愛の告白をしてきた。
すると舞台袖の奥から、
「ちょっと、抜け駆けしないでよね【夕理】」
「ずるいわよ。
勝手に告白しないでよ」
と言う声がした。
恐らく、
長女/【詩種】、
次女/【果音】、
の2人だろう。
【夕理】は、
「解ったって。
まだ、出て来ちゃ駄目だからね。
最高の演出で出て来てよ」
と言った。




