エピローグ22 【【芳一】達のその後】22/初顔合わせ1
一週間後、【芳一】は、【メアリー】と【詩種】と【果音】と【夕理】と会うことになった。
待ち合わせ場所は意外な場所を指定された。
【芳一】の住む地域の廃校の校門だ。
忙しい【芳一】に移動の手間を取らせたくないと言うことで、近くの廃校を買い取り、建て替える前に、体育館に何かを用意して、それを見せたいとの事だった。
待ち合わせ時間は午後1時だったが、【芳一】は、正午には来て待っていた。
すると廃校の校舎から12時10分くらいした時、【メアリー】が出て来た。
【メアリー】は、
「【唯野さん】、もう、いらしたんですか?
待ち合わせは確か1時だったと・・・」
と言った。
【芳一】は、
「あ、ごめんなさい。
早かったですか?
僕はいつも待ち合わせ時間より早く来るタイプなので早く来ちゃいました。
それより、【メアリーさん】の方が早かったんじゃないですか?」
と言うと、
「それは準備してましたので。
申し訳ないのですが、近くの店か何かで時間を潰していただけますか?
このままではサプライズの意味がないので」
と返してきた。
「なんか・・・すみません。
余計に気を遣わせて・・・」
「いえ・・・こちらこそ・・・
【唯野さん】の行動パターンを把握しておくべきでした」
「じゃ、じゃあ、とりあえず、ここには5分前くらいに着くように適当にぶらついて来ますね。
済みませんでした」
「いえ・・・
本当に申し訳ありません」
と言う事で【芳一】は一時、その場を離れた。
サプライズを用意してくれていた【メアリー】には悪いことしたな・・・と【芳一】は思ったのだった。
そして1時になる5分前になった時、改めて、【芳一】は【廃校】の校門前に来た。
前には【メアリー】がスタッフらしき数名と共に待っていた。
【芳一】は、
「待たれましたか?」
と言うと、【メアリー】は、
「いえ・・・その・・・出直させて申し訳ありませんでした」
と謝罪した。
「顔を上げてください」
「ほんっとうに申し訳ありません」
と言った微妙な空気がしばし流れたが仕切り直し、
「ようこそ」
と【メアリー】は言い直した。
【芳一】は、
「お招きありがとうございます。
あの・・・娘さん達は?」
と返した。
【メアリー】は、
「はい。
体育館へお越し下さい」
と答えた。




