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エピローグ21 【【芳一】達のその後】21/【茉城 那瑶(ましろ なよう)】との馴れ初め10

 【夕理】のデザインの力に【芳一】は驚いていた。

 自分が教える必要のないくらい実力が感じられたからだ。

 教えられる事と言えば、【アイディア】の出し方くらいだろうか?

 ネタの作り方は湯水の様に思い浮かぶので教えられる事は色々ありそうだ。

 もっとも、20代の時より前は今よりも知識は無かったが、想像力の出力は数百倍はあった。

 表現するなら湯水どころか空気の様に思い浮かんでいた。

 だが、20代の後半で真っ白になり、一時的に何も思い浮かばない様になり心療内科に通う様になってからは想像力の出力は無意識にブレーキが掛かっている。

 だが、今は当時とは比べものにならないくらいの知識を得ており、20代前半の頃に思いついた【全て以外】などの超越した考えを思い出しながら今の知識を合わせる事によって両方の利点を合わせたハイブリッド的な想像力が今の【芳一】の強味となっている。

 だが、これは【芳一】だけの力である。

 【芳一】は数多の地獄を乗り越えて今の力がある。

 4姉妹にその地獄を味わえとは言えない。

 なので別の道を示す必要がある。

 何も【芳一】並みの想像力を得る方法は【芳一】のたどってきた人生のやり方1つとは限らない。

 想像力は千差万別無限大である。

 【芳一】と全く同じ力は絶対にあり得ない。

 だが、違った方法で【芳一】とは別ベクトルの想像を得ることは可能だと【芳一】は考えている。

 例えるなら、

 厳しくして成長するタイプも居れば、

 優しく教えて貰って成長するタイプも居るし、

 両方の利点を合わせて臨機応変に教わった方が成長するタイプも居るのだ。

 【芳一】並みの力を得るのに、【芳一】と同じ方法を取る必要はない。

 要は、【芳一】が取った方法以外で、成長出来る道を一緒に考えれば良いのである。

 【ファーブラ・フィクタ】と同じ考えである。

 【ファーブラ・フィクタ】のオマージュは【ファーブラ・フィクタ】と全く同じ事をしてもそれはただの【劣化コピー】であり、【ファーブラ・フィクタ】の魂を受け継いだ事にはならない。

 同じ事はしない。

 その理念に従って新作を作り続ける。

 それが【ファーブラ・フィクタ】を継承する事になる。

 真似るのは【クアンスティータ数】の【13】、【24】、【96】とかキャラクターの名前などを前作をイメージする様な名前にする程度である。

 後は完全に別の話を考える。

 それが、【ファーブラ・フィクタ】の後継作品と呼べる物になる。

 それと同じ様に、【芳一】の後継となりたければ、【芳一】と全く同じ方法を取ってもただの【劣化コピー】が出来るだけ。

 そうではなく、自分なりのやり方を見つけて成長していく。

 この形こそが、【芳一】の後継者と呼んでもおかしくない人材となるのである。

 少なくとも【芳一】はそう思っている。

 だから、4姉妹には、自分なりの成長の仕方を見つける手伝いを出来れば良いなと思っていた。

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