エピローグ19 【【芳一】達のその後】19/【茉城 那瑶(ましろ なよう)】との馴れ初め8
【芳一】は、教材は決めたが【那瑶】を外して先に姉3名に選んで貰うのはよくないと思い、まずは、普通のコミュニケーションから行う事に決めた。
【芳一】は、【クリエイター】として活動している。
【都立夢異世界部活学校】での願いの1つは、
【小説を初めとする自分の作品が正統に評価される人生を歩みたい。】
と願い、埋もれていた【芳一】の作品が徐々に認められる様になっていた。
ちなみに残る5つの願いは、
【毎日美味しい物が食べられる人生を歩みたい。】
【良い人と出会える様な人生を歩みたい。】
【創作物を順調に進められる様になりたい。】
【大切な人と出会いたい。】
【都立夢異世界部活学校に自由に遊びに行ける様になりたい。】
である。
もっと良い願いもあったのに・・・欲のない願いであると言えるかも知れない。
だが、【芳一】は願いとは自分の幸せは自分の力で叶える物だと思っている。
【都立夢異世界部活学校】には自分の想像力を鍛えるためにお世話になったと思っている。
でもやっぱり、自分の夢は自分で叶えたいと思って、そんな願いにしたのだった。
最後の【都立夢異世界部活学校】に遊びに行きたいと言うのは、夢を頑張っている人を少しでも応援したいと思っての願いだった。
話はそれたが、【芳一】は、【メアリー】母娘と次に会う約束をした1週間後の前に、母娘に出す教材の用意をする事にした。
【芳一】は前の弟子とのやりとりでもやり過ぎるくらいに資料を用意したりしている。
そう言うマメさも多くの人に慕われる理由かも知れない。
【芳一】自身も把握していないが、影で応援している人はかなり多いのである。
それは、【芳一】のそれまでの行動が広げて行った輪であり、成果である。
【芳一】はひたむきに作品を作り続けて来た。
それがネットなどを通して多くの人に共感と教訓、参考などになり、彼の知らない所で広まって来た。
それがようやく認められる様になっていた。
出版社と揉めた事もあるが、それは、過去の話。
彼はその事はもう吹っ切っていた。
彼の人生は他の人と比べて波瀾万丈と言ってもおかしくない程、色々あった。
夢がでかいほど立ちはだかる壁も大きく、たくさん壁は出てくる。
それに立ち向かう力を身につけた者が成功者となるのだ。
それらの経験が彼の圧倒的な想像力を生み出すきっかけにもなっている。
だから、必ずしもトラブル、ハプニングがある人生が不幸という訳ではない。
それを上手く利用すれば、好転するのだ。
彼はこれまでの辛い経験を上手く反転させて今の立場を確保した。
そう言う事になっている。
彼の人生はこれから花開こうとしていた。




