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エピローグ17 【【芳一】達のその後】17/【茉城 那瑶(ましろ なよう)】との馴れ初め6

 【メアリー】からの情報だと娘の4姉妹は高校は【2度目】なのだそうだ。

 【メアリー】の元夫は超英才教育を娘達に強いており、4姉妹は某(どこの大学か教えてくれなかった)大学を一度飛び級で卒業しているとの事。

 【メアリー】は元夫との教育方針で揉めて離婚している。

 【メアリー】はもっと想像力豊かに育って欲しいと娘達に言っていたが、夫は想像力など知識の邪魔だと言う方針で、彼女から親権を奪い、娘達を隔離した。

 元夫の死により、親権が【メアリー】に戻ったのは良いが、娘達は想像力を育てる大事な時期を過ごしていないため、想像するのが少し苦手な少女達に育っていた。

 いくつもの会社を持っていた元夫の遺産を継ぎ、それぞれ会社を経営しても良かったのだが、【メアリー】は、娘達に高校に入り直し、青春を謳歌する様に言った。

 なので、3年生である【詩種】と【果音】も大学受験を気にする事なく、自分のしたい事をする様に言っている。

 そして、娘達が見つけたのがかつて、夫との親権で裁判沙汰になり落ち込んでいた時を救ってくれた【ちっちっぱ/ちっちゃいこのちっちゃなパーティー】の【作者】/【ちょちょいのよったろー】の作品、【ファーブラ・フィクタ】だった。

 それから【メアリー】と娘達は貪る様に【芳一】が数万点以上はあるネットで公開している作品を見た。

 【芳一】の作品には様々な要素が含まれており、娘達の想像力はみるみる上昇していった。

 そして、元夫の教育により、精密機械の様だった娘達は人並みの感情も持つようになった。

 【メアリー】は、【芳一】に感謝した。

 【メアリー】は娘達と離れて暮らしている間、【芳一】の作品、【ファーブラ・フィクタ1/ファーブラ・フィクタ】のキャラクター【ドロシー・アスール】と言うキャラクターのイラストを送った事がある。

 【芳一】は丁寧に応対してくれており、【イラスト】も描いて送り返してくれた。

 その時の感謝が忘れられなかった。

 【芳一】は、【メアリー】母娘にとってかけがえのない恩人なのである。

 【芳一】は、とりあえず、出版化を目指す24作品の中から教材を選んでもらいそれをベースに小説の作り方を教えようと思った。

 【ファーブラ・フィクタイズム】の7部作を優先して作る事にした以上、出版化を目指す24作品はいつ表舞台に出せるか解らない。

 ひょっとしたら、墓場まで持っていく事にもなるかも知れない。

 そうなるくらいなら4姉妹の教材として使った方が良いかも知れない。

 そう、思うようになっていた。

 【芳一】は、

「さて・・・どれを教材に選ぶか・・・」

 とつぶやいた。

 出版化を目指す24作品の中では作っているものと作っていないものがある。

 作っているものは完成形をイメージしてもらえるし、作っていないものは一緒に作っていけるという利点がある。

 前者にはもう出来てしまっているのでアレンジしにくいと言う欠点があるし、後者には見本が無いと言う欠点がある。

 どちらも利点と欠点があるので、教材としては作っているものと作っていないもの。

 それを1つずつと言うのが良いのかも知れない。

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