エピローグ14 【【芳一】達のその後】14/【茉城 那瑶(ましろ なよう)】との馴れ初め3
【小説】を教えると言う提案をした【芳一】に【メアリー】は100万月謝を払うと言った。
彼女はこう見えていくつもの会社を経営しているやり手の様だ。
【芳一】に100万円をポンと支払うくらいの余裕はあるという事である。
だが、【芳一】はそれを断った。
「じゃあ、こうしませんか?
僕は若い子の情報が少ないから、小説の作り方を教える代わりに若い子達の中で流行っている事なんかを教えて下さい。
だから僕と娘さんとはお互い教師であり教え子と言う関係です。
僕もそれなら創作活動の役に立つし、ウィンウィンの関係になるんじゃないですかね?」
と言う【芳一】。
【メアリー】は、
「それでは、釣り合いません。
先生は別に娘達に聞かなくても、情報は得られるはずです。
もう少し、お礼をさせて下さい。
でないと私は納得出来ません」
と言った。
「・・・なら、美味しい物、ご馳走してもらえますか?
高い物じゃなくて良いんです。
高い物は逆に口に合わないと思うし。
貧乏舌なんで。
流行っているお菓子とかフルーツ。
そう言ったものを教えている間、出して貰えますか?
甘い物は脳の栄養ですからね。
僕もよく食べるんです」
「そ、そんな事でいいんですか?」
「あんまりサービスされちゃうと、僕の方が恐縮しちゃいますよ。
貴女達とは上下関係とかではなくなるべくフィフティー・フィフティーの関係でが良いかなと思っているんですが駄目ですか?」
「あ、はい。
そ、そうですか・・・
恐縮です」
「それですよ、それ。
恐縮されちゃっても僕は困ります。
貴女は僕に萎縮しちゃっていると思うんです。
僕は貴女達の憧れかも知れませんがそれでマウントを取るつもりはありません。
あくまでも仲の良いお友達。
そう言う関係を目指すと言う訳にはいきませんか?」
「はい・・・
そうですね。
よろしくお願いします」
「じゃあ、娘さんといつ会うか決めましょうか?」
「あ、すみません。
下の子だけじゃなく、上の子達とも会っていただけませんか?
先生のファンというのは一緒なので」
「あ、そうですか?
上のお子さん達もそうなんですか?
じゃあ、どうします?
【那瑶さん】はもう少し体調が整うまで待つとして、上のお子さん達からと言う事にしますか?
失礼ですが、上のお子さん達のご年齢をお聞きしても良いですか?」
「あ、はい。
上の双子が17歳。
三女が16歳です。
全員JKです」
「女子高生っすか?
何か逆に緊張するな・・・
こんなジジイが逢いに行っても逆に幻滅されるんじゃ・・・」
「大丈夫だと思いますよ。
先生は私や娘達に取っては神に等しい方ですから。
元夫はそれが面白く無かったみたいでしたけどね。
離婚したのもそう言う理由です」
「何か、済みません」
「いえ、先生のせいという訳では。
私達が勝手に憧れているだけですから」
と言う話をしたのだった。




