エピローグ12 【【芳一】達のその後】12/【茉城 那瑶(ましろ なよう)】との馴れ初め1
それでは、その【茉城 那瑶】と【芳一】がどう知りあったか?
その馴れ初めを振り返って見ようか。
きっかけは、【那瑶】の40代の母親、【茉城 メアリー】からの手紙だった。
【【羽絶 与鎮果先生】、突然のお手紙失礼します。
私は、【茉城 メアリー】と言います。
日本人の父とアメリカの母の間に産まれた4人の娘を育てるハーフのシングルマザーです。
娘達の父親とは離婚後死別していますが、父親は中国人の父とロシア人の母に生まれたハーフでした。
お気づきですか?
娘達はクォーターなんです。
先生の著作、【都立夢異世界部活学校】のヒロイン、【シェリア】と【フェアリア】にイメージが近いと思いませんか?
さすがにワンエイスとはいきませんけどね。
また、娘達の名前ですが、長女と次女は双子の姉妹です。
長女は【詩種】、
次女は【果音】、
三女は【夕理】、
四女は【那瑶】、
と言います。
ここまで書けば先生ならおわかりですよね?
漢字こそは違うと思いますが先生の最初の著作、【ちっちっぱ/ちっちゃなこのちっちゃなパーティー】の主人公の【なよちゃん】と3人のお姉ちゃんの名前です。
私は先生の著作に何度も救われた人間です。
だから娘達の名前には元夫に反対されてもこの名前で押し通しました。
娘達もその影響からか先生の事は【江戸っ子お兄さん】と呼んでいました。
【江戸っ子お兄さん】も【ちっちっぱ】に登場した【なよちゃん】の怪しい先生(笑い)でしたよね?
お手紙を書かせていただいた理由は末娘の【那瑶】の事です。
ある時、先生と結婚する気がする。
そう言い出しました。
私は先生はもう50代でお母さんより年上よと言いましたが、聞き入れませんでした。
それからご飯も喉を通らないようになってしまい、ついに倒れてしまいました。
先生は独身と聞きましたが、15歳の小娘と結婚なんて無理なお願いだと言う事は重々承知の上ですが、せめて助けると思って逢っていただけませんでしょうか?
私としては先生にお嫁に貰っていただけるのであれば、どの娘でももらってくださいと言う気持ちはありますが、一番大事なのは、先生自身のお気持ちです。
娘のわがままでご迷惑をかける訳には参りません。
でも、このままでは娘が衰弱死してしまいます。
娘を救えるのは先生だけです。
お願いします。
会っていただけませんでしょうか?】
と言う内容の手紙を受け取った。




