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-第11話-美女二人


静かに去った団長さんを見送った後、私はぐるんっと振り向いた。

目の前には美女二人。

ずっとはしゃぎたくてうずうずしてたのもあり、私は口を開くと同時にマシンガンのごとくしゃべり出す。




「なんで美女さんになっちゃったの!?ものすごいびっくりしたよ!ミニマムはひたすら可愛いし、大きくなれば絶世の美女?なにこのすばらしい設定は!はっ、これこそ一粒で二度おいしいということか!とりあえず可愛いし綺麗だー!!」




そしてこの勢いのまま二人に抱きつく私。

けど大人になった彼女たちの身長はモデルのごとく高く、私の身長では抱きついても胸あたりにしか頭が届かない。

あ、むしろいいポジションなのか。ものすっごいふかふかであります。

セクハラなんていわせませんよ。愛情表現です。愛情表現。





そんな私の様子をみて、はじめは目をまん丸くしていた二人だったが、そのうちふふっと笑い出す。







(やっぱりしずくって可愛いっていうか脳天気っていうか。あんた強い精霊を二人も使役してるってばれたのよ?)


(せっかく風精霊さんが団長さんにばれないように隠れて、私も日頃から人型にならないようにしてたのに、あの団長さんにみすみすのせられて姿まで現しちゃって・・・。どうするのとか言われると思いきや、いきなりだきつくんですもん。)







愛しげに笑う風の精霊に、苦笑気味に話す月夜の精霊。

そんなこといわれましても、正直そこまでは考えてなかったというか、精霊は人型の方がレベルが高いなんてしらなかったし。ていうか人型になれるってのもさっきまでは知らなかったし。

なんかもう正直、団長さんとのみつめあいで精力使っちゃって頭が働きません。

へらっと二人に笑いかける。





「まあ、なんとかなるよ。大丈夫大丈夫。」





いま現在疑われているとしても、今後疑われるような不審な行動さえしなければ今のところは大丈夫、だと思うし。

私のへんにゃり笑顔をみて、しかたないなこの子はって感じに笑顔を広げる二人。

幸い、明日からの仕事のやる気もみなぎったことだし、王様たちに役に立つって思われるほどのスーパー侍女になれるようがんばらねば!


仕事で頑張るしか、今はできることがないし。うん。









とりあえず、今日はたくさんの出来事があったんでさすがに疲れました。


今日はぐっすり眠れそうです。









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