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まったり気まずいランチタイム

作者: 鵜飼ヒロキ

 ……ふぅ、お昼ごはんだ。

 わたしは、とある大きい公園に来た。

 3月、この時期わたしがハマっているのは、公園のベンチでお昼ごはんを食べること。


 今日のお昼ごはんは、ホットドッグ!

 ……美味しそう。

「いただきます!」

 わたしはホットドッグにかぶりついた。

 美味しい。パンにソーセージにマスタードにケチャップ、全てが美味しい。

 わたしはホットドッグを頬張りながら、公園を観察した。

 子どもたちがキャッチボールをしたり、フリスビーをしたり、シャボン玉を吹いていたり、元気に遊んでいる。

 わたしも小さい頃、あんな感じだったな。

 弟とシャボン玉を飛ばしてたな。


 ……それにしても、風が気持ちいい。

 春だからだね。今どき、真夏に公園で遊んでいる子どもなんていない。

 暑すぎるもん。異常気象だよ。

 もちろんわたしも、この季節じゃないと、公園のベンチでごはんを食べたりしない。

 もしくは、秋かな?

 暑いと寒いが、はっきりとしている季節は公園には行かない。


「あれ?」

 そんなことを考えていたら、見覚えのある子が自転車でこっちに向かってきた。

「先生! 何してるんすか?」

 わたしが今教育実習で来てる中学校の生徒の2人だった。

「えっ? ごはんだよ」

 わたしは応える。

「へぇ、よく来るんですか? ここに」

「たまにね」

 わたしは毎回来てることを知られたくなかったため、そう応える。

「ふーん、じゃ!」

 2人は自転車で去っていった。

 ……ちょっと、気まずかった。


 でも、昨日あの2人の片方は、クラスメイトと喧嘩してかなり機嫌が悪かったから、機嫌が治ったみたいでよかった。


「ごちそうさま!」

 ……さぁ、帰ろう!

 読んでいただきありがとうございます。

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