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愛に純も不純もありはしない  作者: 柊木 仁
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第一章

2022.2/01 柊木 仁 (ひいらぎ じん)28歳


ピピピッ 

携帯のアラームが午前7時を告げる


仁は眠気に負けそうになりながらも携帯のアラームを止めて目を開けて一息つく

布団の上で2匹の飼い猫が丸くなって寝ていた。


「おはよう ちゃんと寝れた?」

と妻の佳奈が部屋をのぞく


「私今日は早く行く日だからもういくね!

仁くんもおくれないようにね!」

 

「おう いってらっしゃい」

そう言って仁は可奈かなを見送る 

 

仁は眠気に負けじと立ち上がる

顔を洗い歯を磨く

猫に餌をやり

朝のコーヒーと食パンを用意してテレビをつけてニュースを流しながら携帯を見る 


仕事は小さなレストランでのキッチンシェフをしている

営業は夜だけなので朝はゆっくりして

13時ごろ家をでて大体0時〜1時すぎくらいに帰宅する



それが可奈(31)と結婚してから2年

毎日のパターンであった。

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