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今日もふわもふ


「ふわもふを極めるにゃぁっ♡」

そうかわいらしく宣言してくれたのは我が家のアイドルのひとり、ふうくんだ。


「そっか。じゃぁにーにがふわもふしてあげるね」

因みに“ふわもふ”とはグルーミングのことである。


「ふぅにゃぁっ♡」

かわいらしく右手を挙げて頷くととてとてとふうくんが駆け寄ってきてくれて、いつものように俺が胡坐をかくとその上にちょこんと座ってくる。わぁ、かわいいなぁ。

これで準備万端とばかりに「ふにゃぁんっ♡」と両方のお手手をばんざいして見上げてもらえば、にーにはもはやすっかり骨抜きである。


まずはふにふになお耳から。

ふうくんのわふたんお耳は立耳スタイル。片手を添えて丁寧にグルーミングしていく。


「もふにゃぁ~♡」

早速気持ちがいいみたいだ。やっぱりわふたんお耳にしっぽなのに反応は猫みたいだ。


反対側のお耳も丁寧にグルーミング。わぁ、ふぁっさふぁさぁっ♡


「もふにゃ~~~♡」

まったりしてきたふうくんはそのまま俺の体に寄りかかりうたた寝気分である。

やば。めっちゃかわいいんですけど。


お次はふわもふお手手である。ちっちゃなお手手を片手で包んだらまた丁寧にグルーミングしていく。因みに裏側はぷにぷにな肉球とふわもふの共演となっており、包み込んでいるだけでも至極のふにふに心地。


「ふにゃにゃぁ~♡」

もう既に夢心地っぽいふうくんがかわいらしい声をあげてくれる。

両手をグルーミングし終えたら、次はふわもふ脚である。こちらも丁寧にグルーミング。


「ふにゃぁ~♡」

お手手と同じで足も手で包み込むだけで萌える。グルーミングでまったり気分なふうくんを合わせたら、にーにのまったり感も既に至極の境地に達している。


最後の仕上げはふわもふしっぽ。こちらも毛先から丁寧にグルーミング。毛が絡まらないように優しく触れてあげるのがコツ。


ひと通りグルーミングが終われば、もはやふうくんはすやすやとおねんね中。


「かわいいなぁ」

頭をなでなでしてあげて、お耳をふにふに。


「もふにゃぁ~♡」

まったり心地な時に発するふにゃふにゃ語がかわいすぎる。

あぁ・・・俺もまったりするかぁ・・・壁に身を預けてふうくんと一緒におねんね・・・。


「・・・すうもふわもふ」

おや。不意にまぶたを開ければ・・・俺の傍らにすうくんがちょこんとスタンバっており、そのふわもふお手手を俺のお久の上にそっと乗せている。

やばし。このシチュエーションもめちゃかわゆす。


でもお膝の上にはふうくんが既に・・・おや、すうくんが来るのを見越してか、ふうくんが俺の左側によって眠っている。隣にすうくんを寝かせるスペースはあるな。さすがはふたご。眠っていても息ぴったりだ。


早速すうくんを抱き上げ胡坐をかいた上に座らせれば、すうくんへもふわもふサービス。


「もふにゃぁ~♡」

すうくんも早速おねむらしい。やっぱりかわいいなぁ・・・。


そしてひと通りグルーミングが終わればいつの間にか仲良く寄り添いながら眠るふたごのふにゃふにゃのひなを見て、ふにゃふにゃ萌えを堪能する俺であった。





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