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短話2点

※短めです


【地球のあの子に届けたいこと】※割とどうでもいい無駄知識です。


「ウイ、知っているか?」

「ん?なぁに?モモちゃん」


お昼のお弁当を作っていれば、モモちゃんが厨房にやって来た。


「ないだろうか。携帯ポッドに熱湯をいれたら、いざ飲む際に蓋が開けにくいと言うことが」


「それは、確かにあったけど」


「とっておきの秘策があるのだ」


「え、どんな?」


「こうする」

番茶(※あったかいほうじ茶の意)をいれたポッドの蓋を、しめずにすちゃっと置いた。


「こうやって、蓋をしめるまえに蓋を注ぎ口にすちゃっと置いてしばらく蒸らせばいい」


「んなぅっ!?」

そんな裏技があったのかぁ―――。そう言えば、地球にいた時にそれで悩んでいた友人がいた。あの子に何となく伝えたい。そんな風に思った。


「これでふにゃにも開けやすい」

「確かにそうかも」


「ポッドの蓋を開けるかわいいふにゃが見られる」


「なぬっ!?」

まさか、そのためだけにこの裏技をっ!?ふにゃふにゃ好き、侮れない!俺もふにゃふにゃマスターとしてまだまだなのかもしれない。


「今日のお昼が楽しみだね」


「うむ、楽しみだ!」


【ちびふにゃふにゃたちがただただかわいいお話リターンズ】


「ふにゃぁん?」

すうくんがふにゃふにゃお手手をぴーんと伸ばしている。


「しつもんにゃぁ」


「ん?なぁに?」

俺はしゃがんですうくんに目線を合わせる。


「いま、なんていったにゃぁ?」

それは、最初の“ふにゃぁん?”に対してかな。それは質問じゃなくって問題なんだけど。まぁ、かわいいしいいか。


「う~ん、何だろうなぁ」


「なんもんにゃぁ~」


「そうだなぁ」

ヒントがまるでない、ニュアンス語だもんね!でもふにゃふにゃマスターとして、ここは矜持を示さねば!


「ウイにーに、だっこっていったにゃぁ~」

あ、いつの間にか来てたすうくんが答えをばらしてしまった。


「わふにゃっ」

ふうくんも突然のことに驚いている。


「はやくだっこしてほしいにゃぁ~」

「そういえばそうにゃぁ~」

こくんと頷きあった双子のふにゃふにゃのひなたちは、ふたりで両手を上げて、そして息ぴったりに鳴く。


『ふにゃぁん♡』

訳:だっこしてー


「もちろんっ!」

俺はすかさずふたりまとめて抱っこしてあげたのだった。か、かわいすぎるっ!








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