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小ネタ集


【いろいろ小ネタ集】


【お汁粉とふにゃ】


「ふにゃー」

ふにゃがお汁粉を食べている。


「もにゃー」

ふにゃがお汁粉のお餅をめっちゃみょいーんとしている。


ぱちんっ


「わふにゃっ!?」

あ、お餅が切れて、お餅の端っこがふにゃの唇にくっついてしまった。


「もひもひ、おいひぃにゃぁ~♡」

でも、問題なく美味しそうに食べているのであった。


「え、この話これでおしまい!?」

「あぁ、これだけでも萌える」

俺のツッコミに対し、モモちゃんがめちゃくちゃふにゃのお汁粉風景をガン見しながらそう告げた。


【すうくん求む】


「おいで~、すうくん、おいで!」

あ、あれは!俺は見てしまった。モモちゃんがしゃがみ込み、そして少し離れたところにいるすうくんを呼んでいる風景を。


―――あれは、ちょっと人見知りなにゃんこを呼びたがるひとの図に、めっちゃ似ていた。


「すうく~ん」

「ふにゃぁ?」

モモちゃんの呼びかけに、ちょっと恥ずかしがり屋なすうくんが、ゆっくりと近づいていく。すうくんはシャイだから、人懐っこいふうくんに比べてあまりモモちゃんが抱っこしている場面を見ないなぁ。


「お~いでっ♡」

モモちゃん、いつもの勇ましさはどこへやら。完全に子猫を相手にしているかわいらしいお姉さん化している。


「いぇーい!つ~かまえたっ!」

しかしその瞬間、すうくんの体がすっと浮き上がり、いつの間に屋敷に潜り込んでいたのかキナ自治領軍第3部隊のローヴェ隊長がすうくんを両手で抱き上げていた。


「わふにゃああぁぁぁ―――っっ!!?」

すうくんもローヴェ隊長とは顔見知りなのだが、いきなり後ろから抱きかかえられたすうくんはめちゃくちゃビビってしまったのである。


すうくんは華麗な仕草でひにゃさんに回収される。―――そして。


「うわあああぁぁぁぁぁ―――――っっ!!!」

せっかくの萌えキュンイベントを台無しにされたモモちゃんが、ローヴェ隊長にプロレス技を決めたのは言うまでもない。


「ぐあああああぁぁぁっっ!ま、また腕を、上げた、な」

「イェッサーッッ!!」

モモちゃんに締められつつも、ローヴェ隊長はその技の出来栄えを褒めていた。因みに、モモちゃんのプロレス技は、いつもローヴェ隊長に技をかけている第3部隊員のお姉さんたち直伝である。


【ある日のユフィくんとゼロさん】


俺はある日、見てしまった。


「―――っ!!」

先を歩く片耳が折れ耳タイプになっている犬耳しっぽの隻眼のゼロさんのあとを、こっそり付いて行く王子のユフィくんの姿を。


ゼロさんは気にせずすたすたと歩き、ユフィくんは隠れながらとてとてと付いて行く。

そして不意にゼロさんの姿が消え、ユフィくんがきょろきょろしていると。


何処からかゼロさんがすっと現れ、ユフィくんを後ろから抱きしめた。


「ゼロ!?」

「捕まえた」

「今日も捕まっちゃった!えへへっ!」


二人はそうして、和やかに手をつなぎながら帰って行った。


え?何あれ、何かの遊びだったの?

しかしながら、やはりゼロさんの動きはウチのウィザード時々暗殺者なジャンさんを髣髴とさせる。ジャンさんとも、できるだろうか。


不意に後ろを振り向けば。


「どうした?」

そこには、気配もなくジャンさんが真顔で立っていた。


「わふに゛ゃ―――――っっ!!!」

※俺・ウイのセリフ


【お粗末さまでした~】



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