今年もたくさんふにゃふにゃしたにゃぁ~
「ふにゃぁ~、ウイ、年末にゃぁ~♡」
「そうだなぁ、ふにゃ~。今年もいろいろあったけど」
「ふにゃふにゃしたにゃぁ~♡」
「うん。今年は父さんと母さんがこっちにいて、お兄さまはアンリ姫姉さんと一緒にキナ自治領領主邸で年を越すんだよね~」
「ふぅにゃぁ~。お兄さまも領主のお仕事、いろいろお手伝いしてるにゃぁ~♡」
「うん。まぁ、休憩のたびに移動扉を通ってこっちにくるけどな~」
「ふにゃぁ~、ほーむしっくにゃぁ~♡」
「まぁ、あっちもホームなんだけどね」
「ほーむいっぱいにゃぁ~。ふにゃも神獣のゆりかごはホームにゃぁ~♡」
「あぁ、確かにそうかも。でも、そう言った意味では俺にとってもホームかな」
「ふぅにゃぁ♡ウイもふにゃふにゃにゃぁ~♡」
ぽふんっ
「あ、今ちょうどふにゃふにゃモードになった感が。てか、ふにゃ。ずっと思っていたことがあるんだけど」
「ふにゃぁ~?どしたにゃぁ~?」
「俺のふにゃふにゃモードって、何だかふにゃの俺ふにゃふにゃモードを堪能したい願望と連動してない?」
「ふにゃぁ~?ふにゃふにゃはいつでもふにゃりたい時にふにゃるにゃぁ~。ふにゃったときはふにゃふにゃするにゃぁ~?それでOKにゃぁ~」
何だろう。何か全く以って答えになっている感じがしないのだが、ふにゃにそうふにゃふにゃしながら言われると何だかそんな感じがしてしまう。
「まぁ、ウイのふにゃふにゃモードね」
「はい。その時は私がふわもふ担当です」
あぁ、多分母さんが今、俺の後ろでモモちゃんと俺のふにゃふにゃしっぽを堪能しているっぽい。モモちゃんが早速俺のふにゃふにゃしっぽをふわもふしてくれる。
「私もちょっといいかしら?」
「えぇ、もちろんです」
いや、俺の許可はいいんかいっ!いや、別に母さんがふわもふしてもいいけどねっ!?
「ふふっ。こうしてみると、ウイのしっぽはお母さん似だなぁって思うわ♡」
そう言えば、ふにゃふにゃしっぽって狼系の獣人族のわふわふしっぽとほぼ同じなんだよね。動きが違うだけで。
※ふにゃふにゃしっぽ=動きがネコ科っぽい
※わふわふしっぽ=動きが犬科っぽい
※ウイの母・ユエイ=わふたんお耳にしっぽの獣人族
「ふにゃぁ~♡多分ふにゃふにゃ遺伝子がウイのお母さんの希望を叶えたにゃぁ~♡」
「え?そうなの!?」
初耳なんだけども!
※多分ふにゃの想像です
「あら、いいかもっ♡ふにゃふにゃってやっぱり大好きっ!」
ははは、まぁ母さんも喜んでいるみたいだしね。
ふぁさっ
あれ、誰だろう?今しっぽに触れたの。モモちゃんでも母さんでもない?
※と言うことが分かる俺もかなりのふわもふ通
少し後ろを振り返れば。
「ん、確かにユエイのわふわふしっぽ似だな」
そう、いつもの無表情ながら頬を赤らめる父さんがいた。
って、ええぇぇぇっ!?父さんも!?
「ウイのお父さんもふにゃふにゃ萌えにゃぁ~、わふわふ萌えでもあるにゃぁ~」
「ん」
ふにゃの言葉に頷く父さん。
まぁ、父さんを確かに見ていると、ふにゃふにゃも母さんのわふわふも大好きな感じがするなぁ。
「もゆもわふわふしていい?それともふにゃふにゃ?」
おっと、もゆちゃんも来てくれたみたい。
「どっちもいいよ」
そう言って頭をなでなでしてあげれば、嬉しそうにとてとてと後ろに駆けて行き、モモちゃんや母さんたちとふわもふしてくれた。あぁ、にーに幸せ~。
「ふにゃふにゃ萌えしてるにゃぁ~」
「お昼寝の時間にゃぁ~」
そう言って駆けてきたふうくんとすうくんが俺とふにゃの間に寝そべり俺たちのふにゃふにゃお手手を抱きながらすやすやと寝始める。
「あら、もゆちゃんはお母さんのわふわふしっぽね」
どうやら、もゆちゃんは母さんのわふわふしっぽのふわもふ心地を気に入って眠くなってしまったようで。
「じゃぁ、俺は」
あれ、父さんは何をするんだろう?
「ん、ユエイの膝枕は、いいな」
「あらっ、ウルシさんったら♡」
※ウルシ=父さん
いや、父さんまで昼寝!?
※因みに父さんは母さんに膝枕してもらうことが日課である。
「ウイ、私たちもするか?」
と、モモちゃんの声が頭上からしたかと思えば、俺の顔を上から覗き込んでいた。
「あら、いいかも」
母さんまでもぅ~。
「えっと、その」
「ほいにゃっ」
何故かふにゃふにゃ語のような掛け声を発したモモちゃんにより、華麗にモモちゃんのお膝の上に寝かされた俺(※ふにゃふにゃモード)。
「ふふっ、お耳ふにふにもいいものだな」
「うぅっ、そう?」
でも何だかわふたんお耳ふにふにの気持ちよさにはかなわないのだ。
そして眠たくなってきた。
まどろみの中で、優しく髪を梳き、お耳をふにふにされるふにゃ心地を堪能しながら。
ぬくぬくなお昼寝タイムを過ごしたのだった。
※みなさまよい年末をにゃぁ~(=^・・^=)※




