表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

死からの………

初めての投稿です。

気が付くと端の見えない程の畳の上に座っていた。寝ているようなぼーっとしたおかしな気分だ。世に言う夢心地って奴だろうか。いや、あれはただのいい気分ってだけだから違うのだろう。まあそれは置いといて…。今の状況を客観的に整理しよう。中学三年生にして青い春が来ないプロボッチである柳本遥は授業時間の睡眠中に夢を見ている、それが現状。因みに、授業が睡眠という名前に変わるのはよくあることなので言及はしないで頂きたい。目の前には座布団に座った二十歳くらいの赤髪の男が座っている。変な夢だなぁと思う。ていうかそれ以外感想出てこない。悲しきかな現代文赤点常連。と、くだらない思考に身を任せていると赤髪男が口を開く。

「あー、えっとねーすまないが僕のミスで君たちを殺めてしまった。」

………は?

てか複数形?周りには誰もいないはず……は……ずぅ………

……いるじゃん…普通にいるじゃんっ!中学3年のうちの学年全員いるじゃん!………

………もう嫌なんだが?帰りたいんだが?コミュ症×ボッチからすれば割とガチに嫌な空間の隠語が教室ってレベルで嫌だからね!!??うん、よし帰ろう。

って現実逃避してる場合じゃないな。俺死んじゃったの?

好きなアニメ見終わってないのに?ゲームまだやり込んでないのに?童〇なのに?

最後のはあんまり重要じゃあないけどな。3次元に発情しないし。いや、絶望はまだ早い、ラノベ展開を期待しよう。ま、現実にある可能性は低いんだけど。

でもやっぱりショックしかないぜ…お、赤髪口開くぞ。ドッキリであってくれよ……。そういや俺喋れないんだな。

「流石に少し…いや、ちょっと申し訳なく思っている…かもしれない。」

いーや思えよっ!申し訳なく思えよ!かもってなんだよ!?はぁ、ガチで死んだのか…

「まあ大往生ってことで☆」

てへぺろやめい!なんで死んで二十の男のてへぺろ見ないとあかんのじゃあ…

理不尽すぎる理不尽、拷問超えて悲劇の域だな。

「まあ今回は僕のミスってこともあるから君らには新しい命を授けようと思う。」

『今回は』が少々気になるな…でもな…ふっふっふっふっふ………

き、キターーーーーー!王道中の王道、異世界ラノベの展開キターーーーーー!!!

願いは届いたぁ!!やったぜ……!母さんやったぜ…男15歳にしてやりました…

「名乗るの忘れてたから言いますが僕、神なんです。(ドヤァ)」

うわぁ…溢れ出るドヤオーラ(命名自分)がいつもならうざったいが気分いいから嫌気がささない!たった一言でここまで気持ちって変わるんだぁ!人間すごいっあははははっ

「まあ今まで生きてきた世界へは行けないけど、君らの世界でいう異世界へ転生させてもらう」

…まあそうだわな。家族にさよなら言いたかったが…しゃあない。

「さらにさらに君らには生きていくうえで人生を少しでもイージーモードためにスキルをあげよう。」

やったーーー!こんな展開が来るなんて。嬉しすぎて涙出そうだ生きててよかった。

死んだ後だけどな。まあこればっかりは切り替えよう

「スキルは君たちの深層心理の欲望が反映される。同じものは一つとしてないオーダーメイドだよ。」

ほほう。一人だけのスキルって浪漫あるな…。絶対俺Hなスキルとか発現したらショック受けるのは間違いない、心の奥底で願ってたみたいで嫌だ。出来れば応用性のあるかっこいいスキルが欲しいのが本望だ。

「よし、説明も済んだし今から転生させるよ。」

ん?今から転生させられる世界についての説明がなかったけど…?

あれ…なんかすごく眠いな……眠気が…

「ん、そんじゃいってらしゃい」

軽いな神様…ま…いってきます…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ