表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

1

日々の妄想の垂れ流しに、執筆を始めさせていただきます!よろしくお願いします。



ーーーー私の大好きな時間。



お気に入りのフルタングのナイフで、拾ってきた小枝を薄く削り、フェザースティックを作る。


火打石で綿に火をつけ、作ったフェザースティックを放り込むと、火付きが良くなる。小枝から薪へ、段々とくべる木を大きくしていく。


日本海に面した高台にあるキャンプ場で、波の音を聴きながら、落ちていく夕日を眺め、大好きな焚火を楽しむ。


毎日あくせく(というほどでもないが、)それなりに真面目に働いていて、嫌なことも辛いことも沢山あるけど、この時間があればまた頑張って行ける気がする。




少し肌寒いくらいの季節。

夏よりも虫が少ないし、汗をかくこともないし、アラサーの天敵、紫外線も少ない。


始める前は夏が王道だと思っていたが、キャンプに行くのに一番好きな季節だ。


長く外に居ると夜目が利くからか、普段は見えていない様な遠い星も見えるようになり、文字通り満天の星空が楽しめる。


お酒なんか飲んだりしながら、暗闇の中でゆらゆら揺れる焚火の炎をぼんやり見ていると、嫌なことも忘れられるのだ。






「……………えっ。」


夢にしてはやけにリアルだった様な。


最近仕事が忙しくて、休みの日は、寝溜めという名目でごろごろして引きこもりっぱなしだったから、


キャンプ行けてないもんなぁ~~~焚火したい~~~~!!






ーーーーん?


起きて夢の内容を覚えてることなんてあんまりないのに珍しい。それもはっきり覚えてる。



「……………んんっ????」


目を覚ますと、白い天蓋付きの大きなベッドの上にいた。


白と金を基調にした品のいい家具やシャンデリア、大きな窓の外にはバルコニーも見え、朝の光が部屋の中へ心地良く降り注いでいる。



私、こんなお上品な部屋だったっけ?ただのOLがこんなところに住めてるの?宝くじでも当たっちゃったかな??


しかも、ベッドが大きいのもあるんだけど、私なんかちっちゃくないか?


身長170センチ、大柄の家族よろしく筋トレにもはまってるから、アラサー女性の中では大きい方なんだけどな??



ーーーーーーコンコン 「失礼致します。」



控えめなノックの音の後、メイドさんみたいな服を着た女の子が入ってきた。



「お嬢様、おはようございます。今日はお早いお目覚めですね。」



「おじょ…う、さま?」


この美少女は何を言っているの?そしてそのメイド服は何?



「…?いかがなさいました、お嬢様?……お嬢様っ!!」


美少女の焦った様な声が聞こえたと同時、


見るもの聞くもの飛び込んでくるものに脳が追い付かず、私の意識はそこからフェードアウトした。




ーーーー薄れゆく意識の中、ぼんやりと今までの人生が走馬灯の様に流れている。



大学卒業後地元に戻り、会社員をしていた。


上司や同僚との人間関係に悩みながら、ほどほどを意識しつつも、毎日必死に働いていた28歳OL。


趣味は、大学時代の友人の影響でドはまりしたアニメとゲームと声優さんとグッズ集めと…と、


それらオタク活動とは真逆に思える焚火やキャンプや…なアウトドア。


それが前世の私。そして、




様々な国が陸続きになっている大陸の中の大国、ルーヴェンの公爵家令嬢、ベアトリス・ネージュ。


ダークブロンド艶やかな髪に深い海の様な藍色の瞳。


誠実で優しい両親と賢く真っすぐな兄との4人家族で、


末っ子として甘やかされつつ育っている為か、はたまた本人の育ち方か、我儘にすくすくと成長中の5歳。それが今世の私。






何の因果か、5歳にして前世の記憶を手に入れてしまった様です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ