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無力な僕は伝説になる  作者: 楓 鰐丸
1/1

伝説を生むために伝説の旅をする

「この大陸は13年前に9人の聖騎士の力により、邪悪な力から救ったのです。そして、平和な世界で生まれたあなたたちは第二世代と言われています。さて、第二世代になったあなたたちの夢を聞きましょう。」


「私の夢は海の都で..」


ここは第三大陸の小さな村。今の6歳から12歳が第二世代としてスクールに通うことが義務付けられている。

この村では第二世代の子供は13人いる。


「次は..ゲン君、あなたの夢は?」


そして、10歳の僕の夢は、この世界を救った英雄たちのようなかっこいい聖騎士になることだ。

それは生まれてからの宿命だ。


「僕の夢は、第二世代の聖騎士となり世界を守りたいです!」


「お前みたいな無能力者は聖騎士になんてなれなんだよ!せいぜい村長だろうが(笑)」


先生が困った顔をしている。やはり、僕のような無能力者には戦うことなんて出来ないのだろうか


「レヴィ!無能力者でも夢はかなえられます!」

「俺みたいに王家の特別な血があれば凄い能力が得られたかもな!?でもお前は何の身寄りもない庶民なんだよ」


レヴィは王家の血を引いていて元王様は聖騎士の一人でもあった。そんな彼は聖騎士になれる人材と言われている..しかし、そんなこと言われて黙っている僕ではないが..僕の好きな女の子が席を立った

「泣き虫レヴィは黙りなさい!私はゲンを応援するわ。ゲンはきっと聖騎士になれるわよ。」

「マリア、弱い者同士の遠吠えか?」


僕が好きな女の子を侮辱されたらさすがに黙っていられない。


「僕はレヴィに負けない!剣術で勝負しよう。」

「望むところだゲン」


・・・3歳~8歳まで王家の剣術を習っていたレヴィに勝てるわけもなく、圧倒的な敗北。

「ふん。能力でも勝てず、剣術でも僕に勝てない。もうなんも勝てないではないか。」

「いつか追い抜いてやる..」


この世界は8割の人が何かしら常識を超えた力をもって生まれる。

その力を悪用するのを抑えることが目的として作られたのが聖騎士だ。

聖騎士は何かしらの力を最大限に引き出せる人々で構成され、大陸を守ることを目的とされている。

だが、第一世代の聖騎士はもう一人もいない..。

今、第二世代の聖騎士を作ろうとしているのが、"ザーラ・キシマ"という影を使う能力者だ。

彼は第一世代が消えた後に大陸中に守護隊というものを形成し、今の世界の秩序を保っている。

僕は何かしら能力を極めて、きっと頂点に立つ。


「じいや、聖騎士ってどんな人たちだったの?僕にもなれるのかな..」

「なんだい。聖騎士になりたいのかい..聖騎士はとても立派でしたよ。私も若ければきっと..」

「じいやには無理だよ(笑)とくぎは草むしりでしょ」

「草むしりで鍛えたこの腕は誰にも負けませんぞ」


たしかにじいやは人並み外れた肉体をしている。きっと昔は警備隊とかで働いていたのだろう。僕はじいやについて何も知らない。ただ、お父さんと仲良かったとしかしらない。


外に複数人の足音が響き渡った。

『この村のものたちよ、顔を出したまえ!我々は守護隊のものである。』

村人48人が外に出ていた。守護隊を名乗る人たちは50人近くいて、みんな武装をしている。

村長が前に立ち話をするようだ

「私は、このヒノ村の村長ですが..どのような御用でしょうか。」

『この村の人々はザーラ様の規約にある、村に所属するものは詳細を提示し、契約の力を結ぶことに違反していると判明した。』

「それは、村のものたちにも事情がありまして、説明を」

『この村の人々は第一世代の人々は皆処刑とし、第二世代の者たちはザーラ様の元へ来るのだ。』

《守護隊のものたちよ、さあ、やれ》

「そんなご冗談は..」

太刀のようなもので村長の首は跳ね飛ばされた。みんな5秒は唖然となるが、動き出す守護隊に恐怖を持ち

走り出す。


「ゲンさま!今すぐ北へお逃げください!北の風の集落へ行くのです。」

「じいじも行こう!走れなくても僕が守るから」

「いいえ、私の宿命はザーラからあなたを守ることです。それがあなたの父上の命令です。」

「でも、じいじには..」


じいじの両手がオレンジ色に光った。


「炎の契約をもって命ずる。球体を作り出せ」


え..どういうことなの..


≪ズドーン≫


「じいじは炎の能力を持っています。安心してお先にお逃げください。」

「じいじ..わかった..」

僕はじいじに背を向け走った。

目の前には剣を持つ先生が..

「ゲンくん!レヴィとマリアは先に行っているわ!早く行って!」

「先生..」


僕が本当はみんなを守りたかった。そんな力も何もない。

何のために生まれてきたのか、この日のためじゃなかったのか。


山の入り口にレヴィがいる

「ゲン!!無事か!」

「僕は大丈夫だけど..!マリアは?マリアはどこ?」

「..マリアは連れていかれた..俺はマリアを置いてきてしまったんだ..」

「おま..」

でもこの状況じゃ無理もない..

「きっと、後ろで戦っているみんながマリアも連れてきてくれるよ。僕たちは先にいこ..ん..」

異様な圧力、身体が重力に逆らえてないような重さ。そして何より恐怖が急に襲ってきた。


「どーも。こんにちは。」


不思議な帽子をした人が空に浮かんでいる。

「僕はザーラ様の一番上の手下。ピエロっていうんだ。君たちは~?」


足を動かすものなら殺される。きっとレヴィも感じている


「俺の名前はレヴィ..俺たちも誘拐されるのか?」

「僕はゲン..あなたの能力は空中浮遊..?」


「あはは~空中浮遊は別だよ~僕は時間を止めれる。なんちゃって。僕は誰にも壊せないクリスタルを作り出せるんだ。」

「クリスタル..?」

「ん-例えばねーあの巨大な岩を~ね~。壊せるよ。みてて」

かなり大きな岩だ。あんなのを破壊出来たら上位能力者..

「この世の理に命ずる、クリスタルを生成せよ。」

岩の間にとても薄い透明なクリスタルのようなものが出来、岩が二つにきれいに切れた。


「さて、本題だよ。もう村のみんなは全滅しているようだけど、君たちはどうする?このまま逃げる?」


「全滅なんて分かるはずがない。俺たちは先に行って皆を待つんだ」


「いいや、死んじゃってますね~。そっかーいいよ行って。僕は何もしない。」


「何もしない..?どうして」


「僕の役割は監視であって誘拐じゃないんだ。僕の顔をよく覚えといて。君たちの村を破滅させたピエロさ。復讐の時が来たらまた会えるかもね~。」


「いこう、ゲン。」

「でも..こいつの言うていることが本当なら..」

「ダメだ耳を貸しちゃ、行くぞ」


僕たちはピエロに背中を向けて走った。


僕らが背中を向けたらピエロが何か喋っているが聞き取れなかった

「これ、本当だったら面白いよねぇ..」



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