それぞれの状況(1)
「何だ死ぬほど辛いって」
「ふむ、負のエネルギーというのは力を奪うものじゃ。そして奪うための力がなくなる。力がなくなると死ぬ。ならば力を増やし奪われる量を上回れば死ぬことはないということじゃ」
「だけど力を増やすにはどうすればいいんだ」
「お前の行く世界にはダンジョンが存在する。ダンジョンとはあのせかいゆらいのエネルギー【魔素】の塊の周りに魔獣が出現する洞窟などの自然物の中にできるものじゃ。魔獣とはだいたいが魔素でできている化け物のことじゃ。貴様にはそこに行ってもらい1ヶ月の間にレベルを100以上上げるのじゃ。その間はわしが負のエネルギーを抑えてやる。レベルは魔獣を殺せば上がるから頑張ってくれ」
そうすると、オワリの足元に白い光がでていた。
「おい、まだ質問はお「さらばだ」わてね・・・」
そしてオワリは白い部屋から消えていった。
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ハジメ【サイド】
(色がある)
なぜ僕がそう思ったのかわからない。
だが、あの白い部屋での時間がとても濃厚だったのだろうっと予想はできる。
「「ステータス」」
周りから聞こえてくるこの言葉。最初は何を言っているのかわからなかったが神のことを思い出しとっさにステータスと言った。
すると目の前に光る板が出現した。
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日ノ本 ハジメ
【職業】先導の勇者 Lv1
腕力 40
脚力 20
魔素量 20/20
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【スキル】
勇者の導き、日の守り、月の守り
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これは、僕の能力なのだろう。
しかしこの職業『先導の勇者』これは一体何なんだろうか。
そう思うと、
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先導の勇者
勇者たちの先陣を行く勇者たちのリーダー的存在そのためこの職業があるということは勇者たちが一番信用している証である。
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これは僕が生徒会長だからであろう。
そう思考を巡らせていると、
「!$%^#!@#+=’;@」
そう大きな声が部屋に響いた