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白竜の動向

この話の前に「ババアの噂話」をいれる予定でしたが、時間がかかってしまっていましたので先に進めます。またいつか書いた際にはお知らせしますのでよろしくお願いいたします

キタキタ国王都



 王都はざわついていた、噂によるともう間もなく竜神様が王都へ向かってきていると



 一部竜神様信者は喜びを表していたが、全体的には恐怖の感情のほうが大きい



 世界最強と名高いドラゴンが自分の住んでいる町にやってくるなど、普通の神経をしていれば到底受け入れることなどできない



 一部住人は噂を通じて立ち去ったものもいるが多くは町に住み続けていた





 世界最強種といえど、こちらは国の王都防衛手段は手厚い。そのことで市民は不安を抱えながらも暮らしていた






 一方 キタキタ国王宮では



「報告いたします!!」



 伝令が会議室にやってきて報告する



「良い!完結に延べよ!」



 重鎮の一人がそう声をあげる



「はっ!白竜はパソトコテン村に降り立ちましたが、そこで住人たちの祈願と家畜の献上にて、村に一切の被害はありません!」




「遅い!!そんな情報は昨日朝一の王都のババア共がすでに噂しておったわ!!!」




 重鎮の一人はそう言って怒鳴りつける



「そのへんにしておけモブ1伯爵。噂の裏付けも必要であろう」



 そう言って重鎮の一人がモブ1伯爵をなだめる



「そうは言いましてもなぜにこうもスピードが違うのか?軍の早馬を乗り継いでの情報がババアたちの噂よりも遅いとは。そして昨日の昼前にはババア共はモブ2男爵が王都を出る計画をしていると噂しておりましたよ」



「!!!???い……いや……そ……そ……そんなことは…………ない!!!!!」



 モブ2男爵が動揺しまくって発言する



「そんなことはどうでも良い!!情報通り白竜がこちらに向かってきている!それの対応をしなければならない!あと白竜が来た時にモブ2男爵が最前線に立つこと」




 王がそう発言すると、重鎮たちは対応策を話始める。モブ2男爵は汗を流しながらとても良い笑顔をしていた




 その後も会議が練りに練られていると




「報告します!!」



 次は別の伝令がやってきた、伝令はそのまま報告する



「町のババア共の噂を聞いた宿屋のババアの息子の友人の屋台のデンスケが串肉を10本買っていったいつもの常連に噂を話していたところをたまたま聞いたうちの若い兵士の母親からの噂話の報告です!!」




「おおお!!それはなんと信頼性の高い情報源!!」



 重鎮たちは長い会議で疲弊していた。いつもならそんなわけの分からない噂話などは一蹴していたが、この緊急事態で噂話も報告しろと指令を出したところ。噂話の出どころの信憑性すらも把握するようになっていた



「いやいやあのデンスケの情報源か、あいつは一元の客にはそこまでは話さぬ。これは信頼できるぞ」



 重鎮の一人がそう言う


「いや、宿屋のババアというのもポイントが高い。あの宿屋のババアはデマを見抜く力は目を見張るものがあるぞ」



 別の重鎮もそう言ってドヤ顔をすると、ほかの重鎮も納得気に頷く





「して情報源の信頼性は理解できた。肝心の内容は?」



「はっ!白竜はマルテポフォ村近くを飛んでいるのが確認され、あと数時間でこの王都へやってくるとのことです!」




 それを聞いて重鎮たちは気を引き締める



「聞いたか!では作戦通り王都を守るために各々動け!」



 王がそういうと重鎮たちは忙しく動き回った



 

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