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最弱のぬいぐるみ達が数の暴力で最強国家へと成り上がり ぬいぐるみが異世界をモフモフにする  作者: ゼロの発見
序章  いつもの異世界転移する所 チート手に入れるまで 飛ばしても大丈夫
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出会いは最悪から……   神様「あんなん予想できねえよ」

主人公視点


「ちょっ えっ」



 呆然とする


 ゴブリンだと思って襲いかかったのはおそらく王子様

 格好は狩人みたいだったけど剣とかもってたし、王様がもってるみたいなやつ

護衛みたいな騎士みならいっぽい2人に守られてたから お忍びで狩りとかしてたのかも



それに王子様と思った理由は




「だって私の願い 王子様との運命的な出会いだ」





 だけどこんなのってないよ、あの神様なんかもうぜんぶ分かってます的な雰囲気だったし恋愛小説系じゃなとかいってたし






そんな感じで絶望に浸っていた私は叫んだ

「かーみーさーまー ちょっとヘルプミーーーーーーーー」

また真っ白な世界にきた




「ヘルプ使うの早すぎじゃろ、もうこれで使えんのに」


「いやいやいやいや、あれ見てたっしょ」


そう私は神様に叫ぶ



「あんなんアカンやん、何が運命的な恋愛小説的な出会いだよ、王子様泣きながら逃げてたよ。出会いは最悪から始まって徐々に仲良くなってく展開とかでもないやん!恐怖しかなかったよ」



「わしだってお前さんがあんな強いと思わんかったんじゃ、ゴブリンを屠っていくヒロインなんて想像できんじゃろ!あと目覚めるの早すぎ!」



 なんか神様が逆切れしてきている





「だいたいじゃな、恋愛小説的に言えばモンスターに襲われている女の子の悲鳴を聞きつけて颯爽と登場する王子様が登場するはずだったんじゃよ、あの王子はそれにマザコンの気もあるからちょうどバッチリいくはずじゃったんじゃ」


「なにがマザコンだよ!お姉さんだし!」


「あの王子も良いやつだったんじゃよ、ゴブリンの叫び声を聞いて領民が襲われているのかと思い駆けつけて・・・てかヒロインがキャーとか言わずにゴブリンに悲鳴をださせるってそんなん予想できんじゃろ」




「ぐぬぬ……はあ、もういい分かったから、やり直させて。神様だったら時間を巻き戻すとかなんとか」


「いや時間もどすとか無理じゃよ」


「えっ神様でしょ?」


「まあ一応神様とか呼ばれてはおるが、なんでもできるわけじゃないんじゃよ、そんなんできたら、異世界トリップとか煩わしいことせずに、お前さんが死ぬ前になかったこととかするし」


「そんな……じゃあ王子様との出会いもこれで終わりなの?」


「そういうことになるじゃろな」




「化け物 とか言われて、こっから挽回なんてできるわけないし・・・」


「まあそんなに落ち込むでない、今おぬしは最後の儂のヘルプが使えるわけじゃから」


「少し考えさせて」



「いいじゃろう、気持ちを整理する時間も必要じゃ。といってもこの世界は精神世界でいわば肉体はそのままで魂だけがここにあるようなものじゃから、いくら考えても向こうの世界とは時間がほとんど進まないから安心して考えることじゃ」




そう神様はいうと、ふっと現れた扉に入っていった


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