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男根魔法少女 「ここは任せろ」

「ちっ、ついにきやがったな」




 マッチョ商人は武器を構えながら呟く




「熱烈な歓迎感謝しよう、だがこれで分かったはずだ、モフ町には我々が保護しなければいということを」




「暴力による屈服でモフ町を支配できると思うなクマ!全モフかかるクマーー」





 一般モフが兵に襲いかかる、ろくな武器もない木の枝を持って襲いかかるモフ達はただやられるだけの木偶とかわりない




 そして一般モフの少しあとから鉄のフル装備で固めた精鋭モフとクマ太が襲いかかる



 それはフル装備で固めた分一撃ではやられなかったが、兵たちに致命傷をあたえるまでには至らない



「クマーーーーーー」



 クマ太が兵へ切りかかるが




「とろいんだよこの木偶人形が!!」



 そうやって1発2発と剣で切りかかられるが体重が軽い分フル装備で固められた所に剣があたってふっとぶだけで致命傷にはいたらなかった




「クマ太に続けーーーー」




 そう言って檄を飛ばし兵に向かっていくのは世紀末剣士、もはや乱戦状態、だが相手は疲れているとはいえ一国の精鋭兵達、それは鍛えられた兵の中のまた才能のある者だけが選ばれる



世紀末剣士や乳丸だし盾に才能があったとしても若く鍛え上げられていない彼らでは徐々に押され始めるのは明白であった、だが勝機があるとすれば





「ファイアボーーーーーッゥ」



 男根魔法少女が魔法を放つそれは密集していた兵に接近していく




「避けろーーーーー」



 気付いた兵がそう叫ぶが数人遅れて魔法にあたってしまう




「くそっ、やぐらの上からの魔法攻撃か、それにこれは相当魔力を練って準備していやがったな」




 防衛線の利点、相手より高度からの安全を確保しつつの魔法攻撃



 次の一撃を男根魔法少女が放とうとするが



「ばらけて敵に密着しながら攻撃しろ!!」




 本来であるなら愚作のばらけての攻撃に移る、だが魔法防御がない彼らでは一方的に魔法を受けることはできない、なら直接攻撃で負けるはずのないモフはもちろん人間相手は数人で相手にすればばらけても負けることはないと踏んだための指示であった




「これじゃあ魔法攻撃を打てないわ!みんな敵から離れて!」




 そうは言っても戦ってる最中にそんなことはできない、なぜならモフ町側は逃げるという選択肢はないためだ




「最後の詰めだ!参る!!」




 そう言って貴族隊長は単独で走りだす、それは男根魔法少女がいるやぐらのもとまでたどり着いた




「なに!?登ってくるの?」



 男根魔法少女は疑問を感じ下を確認するが




「ふううう」



 貴族隊長は一呼吸おき集中をする、剣に魔力を纏わせた次の瞬間



大ぶりのななめへとやぐらを切り裂いた




「なっ!?」




 やぐらから男根魔法少女は落とされてしまう、それでもなんとか戦線に復帰しようと体を起こして、力を振り絞り貴族隊長に魔法をグミ撃ちするが、貴族隊長の魔法障壁に全て消されてしまう




「つ、強い、さすがは兵隊長といった所ね」




 剣も魔法も相手が数段上、そして貴族隊長の放った風魔法で男根魔法少女は意識を手放した




 モフ町の最後の希望であったであろう男根魔法少女も倒した貴族隊長は戦っている兵たちの状況を見る




モフのほうはおおかた倒したようだが、人間のほうはまだ残っていた、フル装備を固めたモフを足元で牽制をかけ、人間共が組んでいるためにまだ倒し切れずにいた、だがあとは時間の問題であろうと思われた、そこで貴族隊長はモフ町側の心を折る行動をとる





「さあ最後に我が最高の魔法をお見せしよう!いでよゴーレム!!!」




 貴族隊長が手を地面にかざすと、土でできた体長5メートルに及ぶゴーレムが現れた




「ふはははははははは!さあ最後の選択をくれてやろう!服従か死か!」


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