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衝撃の事実?  クマ太「遺憾の意を表明するクマ!!!」

私はコン太、女王様に名づけてもらった

私はいつも女王のそばに控えて忙しく仕事をする


「女王次は女型縫いぐるみ作りやしょー」

「えええ、やだ」


拒否されてしまった、くそう。まあいいか


「じゃあもっと建物を増やしやしょう」

「まあ任せるから適当にやっといて」


よしお言葉を頂いたぞ、これで王国の建物関係は私の意志が大きく反映される


「あっやっぱり 適当って言ったけど可愛くね」


まあそのくらいはうまいことできるだろう、まず女王はこう見えて可愛いもの好きだ、それは我々を作ったことを考えても理解できるだろう


「りょうかいしやしたー縫いぐるみ達にもいっときまーす」


「その縫いぐるみっていちいち言うのメンドクサイから辞めよう、モフモフの縫いぐるみ達だからモフって呼ぼう、可愛いし」




なんか今日新しい言葉ができた、我々のことをモフと呼ぶらしい、ということは数をいうときは1モフ2モフとかいうのか



「へーい モフ達にも伝えときまーす」


「可愛い」








とそんな会話をしているとクマ太が女王の仮住居にやってきた

「大変クマー!」




なにやらさわがしい なにかあったのか



「クマ太 どうした?」




「女王もコン太も聞いてクマ、衝撃の事実クマ!」




クマ太がもったいぶって言う、はよ言えや





「驚くことに我々縫いぐるみ達はすごく弱かったクマー」





なにを言うかと思えば見ればわかるだろって感じのことを言ってくる

むしろ何をどう思えば強そうに見えるのか



「そりゃ可愛さ全振りだからね、強くは作ってないよ。あと縫いぐるみのことはこれからモフと言うように」




女王がそう答えると


「!? それじゃ困るクマ、モフ達は毛糸を取得するため、それと女王を悪い奴から守るため強くないと困るクマ 改造して腕に武器とか仕込んでほしいくま」



「あぁ、そういうのやんないから、武力とかはもちろんあんまり現代知識は使わないようにこっちの世界のものを工夫してやっていきたいから。っていうか語尾のクマってめっちゃ可愛いな、なんか始めとキャラも変わったみたいだし、コン太もこれから コンコン言うように。誰が喋ってるか分かりやすいし」




なぜかとばっちりをくらった



「話をそらさないでほしいくま!由々しき問題クマ!」



「あはぁ 由々しき問題クマって可愛い」



女王はそんな調子でクマ太をあしらっていく

だけどクマ太の言うとおり無力というのも少し問題だな、まあ実行部隊はクマ太だけど方法論は伝えておこうか



「コンコン クマ太、なにも正面突破だけが強さではないコン、基本はトラップでやっていけばいいコン。そしてここは異世界 魔法を覚えればいいコン」



クマ太の目が一瞬輝いた、本当は肉弾戦とかやりとそうだけど、魔法ときいてぐらついたようだ



「まあ確かにそうしたほうがいいクマね、もしかしたら武器に魔法を纏わせて攻撃力を上げたりできるかもしれないくま」





おお、すぐにそういう発想に切り替えるとはやはり1番目の側近、すこし脳筋で自分の理想を他人に押し付ける気があるが



「そうすればいいコン、女王様は魔法は精霊魔法以外に使えるコン?」


「いやあ、使えないなあ 精霊魔法だけで手一杯だったし、あと精霊魔法ってほかの魔法よりかなり特殊だしね」


「分かったクマ 自分でなんとかするクマ。あと女王様 もっと勇ましい戦士のモフを作ってほしいクマ」



「ダメ」




「なんでクマ 必要クマ モフの8割は戦士にしてもいいくらいクマ」



とそんなことを女王様とクマ太が言い合っている









そんなこんなでクマ太は基本戦法をトラップに切り替え着々と毛糸の生産を開始し始めた、本人は魔法の研究も行ってるようだが苦戦しているようだ



そして毛糸が増え女王様は基本はモフ達を作る事だけに専念し始めた

私は街づくりを行うためモフ達に指示をだし、そして女王様の意志をモフ達に反映させるため常に女王様のそばに控える



「女王様そろそろ ボインなモフ達作ってコン」

「ダメ」



そうして月日は流れていった


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