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どうも、魔法使い(仮)です!  作者: 道路公団松崎
本編
6/21

遺跡調査に行く!

【あらすじ】

魔法使いとして残念なチカゲは、夫ジェイクと共に新米冒険者の教育をする事になる。

 新米冒険者の教育をする事になった私たちは冒険者ギルド受付前にいた。

 そこに新米の冒険者を連れてヤザワさんが現れる。 


「お待たせ! この子よ」

「あの……初めまして、アルベルト・ソテリキャリと言います」


 なんて可愛いんだろう。

 まだ15、6歳くらい。

 金髪ブロンドに青い瞳の色をしたショt……少年だ。

 

(あっちの世界にいる頃。よくこういう子が出る薄い本のお世話に……)


 いや、やめておこう! この思考連鎖はイケナイ気がする。

 大人としてイケナイ気がする。


「ジェイクだ! 宜しく頼む」

「チカゲです。よろしく」

「よっ……宜しくお願いします!」


 軽い挨拶が終わるとヤザワさんが依頼内容を話し出す。


「まぁ、今回は簡単な仕事よっ。街道西の外れにある森の奥に遺跡が発見されたのは知ってるわよねっ?」

「あぁ……なんでも、魔物が湧いて来るとか言う話を聞いたが」

「そうなのよ。発見されてない時は湧きなんて起こらなかったらしいんだけど、発見されてから急によっ」

「ダンジョンか?」

「古代の神殿跡地みたいなんだけど、屋根は崩落してお空は見えるわっ」


 ダンジョンでないなら難易度は下がる。

 もし未開ダンジョンの場合だと未発見トラップや高ランクモンスターの湧く部屋がある可能性まで考えないといけない。

 何があるか分からない分だけ新米冒険者を同行させるにはリスクが高くなる。

 シルバーランクの冒険者でさえ未開ダンジョン捜索はあまり好まれておらず断るパーティーが多いのだ。

 

「なるほど、それじゃあ調査を含めて見て来いって事か?」

「そう言う事ねっ。できれば原因まで突き止めてくれるとありがたいんだけどねっ。無理そうなら調査報告まででかまわないわ」

「了解した」


 ギルドを出る三人。

 ジェイクがアルベルトに話しかける。


「なぁ、アルよ。お前さん職業はなんだ?」

「あっ……はい。僕は魔法使いです」

「何が使える?」

「これです」


 そう言ってギルドの身分証明書を見せてくれる。


----------------------------


 アルベルト・ソテリキャリ

 

 Lv7

  

 職業 魔法使い

 

 HP 40

 MP 100


 スキル グリーンバインド、ストーンウォール、エネルギーボルト


---------------------------


「バランスの良いスキルだ。土属性を持っているのか?」

「はい」


 なんて羨ましいんだろう。

 グリーンバインドは植物のツルで動きを封じる妨害魔法。

 ストーンウォールは岩の壁を作って敵の攻撃を防げたり敵の逃げ道を塞いだりと色んな使い方ができる。

 エネルギーボルトは魔力を打ち出して敵を攻撃できる。

 攻撃、防御、妨害ができるバランスのいいスキルだ。

 

「土属性は妨害系の魔法が多いので攻撃面を補うために無属性のエネルギーボルトを書物で覚えました。攻撃はこれ一つです」


 そう言ってアルベルトは少し残念そうな顔をする。

 

(そうですよね。書物で会得出来ますよね?普通は……)


 昔、私も書物で覚えようとしたが習得できなかったのだ。

 魔法職ならエネルギーボルトくらいは簡単に習得できるらしい。

 私のステータスはバグってんじゃないだろうか?

 神様に相談できるならもう一度話したいくらいだ。


「おっ……お姉ちゃんは? 杖持ってるし魔法使いですよね?」


 質問来ました。目を輝かせて期待の眼差しが向けられている。


「私は火の魔法と、身体強化の補助魔法が使える。」

「す……すごい。火の魔法は攻撃特化。それにバフを掛けれるなんて羨ましいです!」


 嘘は言っていない……(白目)

 しかもその身体強化は2種類とも自分にしか掛けられないし、効果時間は1、2秒だ。

 ごめんね。教育係がこんな魔法使いで……。 

 

 これ以上スキルの話を掘られるのも気まずい。

 違う話題で話をそらすことにした。


「アル君。敬語はやめよう! 私たちは仲間になったのだから」


 するとアルベルトは、天使が微笑んだかのような笑顔で応えた。


「うん! お姉ちゃん、ありがとう」

 

 羽のエフェクトさえ錯覚で見えてしまう。

 殺人的な威力のショタコン殺しスマイルである。

 抱きしめたいほどに可愛い。

 まず間違いなくショタコンなら鼻血を出しているところだ。

 私もイイ感じの笑顔で言葉を返す事にした。


「改めて、よろしくだ!」

「おい、チカ大丈夫か? 鼻血がでてるぞ」


(手遅れか……)

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 遺跡調査に行くため回復薬などのアイテムを街の市場で調達する。

 

 仕事に出る時の私たちの装備は一般的に言うと貧乏装備だ。

 私は布のマントの下には旅人の服という軽装。

 杖は強く殴っても折れない強度のモノを選んでいる。

 もちろんだが、そんな杖に魔力補正のボーナスなどはない。

 悪く言えば鈍器を装備していると思って頂けると分かりやすいだろう。


 ジェイクの装備は黒い半袖のシャツの上に皮の胸当てを装備しており腰には日本刀をさしている。

 この世界では日本刀というのは珍しい。

 知り合いの鍛冶屋に頼んで作ってもらったオーダーメイド製のものである。

 そしてアイテムの入ったバックをかるっている。

 これが私たちのお仕事スタイルなのだ。


 アルベルトの装備を見ると普通よりイイものを装備しているのが分かる。

 ローブは魔法やブレス耐性を上げる魔法糸で作られているみたいだ。

 杖も魔力を高めるための宝石が先端に埋め込まれている。


「よし、こんなもんだな!」


 ジェイクが調達完了の言葉を上げる。


「これから遺跡に向かえば、昼前には到着できるだろう」

「……」

  

 アルベルトは不安そうな顔をしている。

 今回が初仕事なのでそれも仕方ない。

 その姿を見たジェイクはアルベルトに声を掛ける。


「心配すんな、お前さん一人くらい守ってやる。気を楽にしていろ」


 その言葉でアルベルトの顔色は少しマシになった。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 街から出て街道を上って行くと小道が西の森へ延びている。

 その道に入って少し歩くと森が見え道はそこでなくなっている。

 この森は低ランクのモンスターが住み着いているそうで一般的には人は立ち入らない。

 神殿が発見されたのもモンスター駆除をしに来た冒険者が、たまたま見つけたと言うものだった。


「モンスターが出るみたいだから。気を緩めるなよ?」


 ジェイクはそう言うと先頭を歩き出す。

 私とアルベルトは、その後ろをついて行く。


 この森は何かいる……。

 森の中には先に入った冒険者が付けてくれたであろうナイフに布が巻いてある目印が点々と見られる。

 私たちはその目印を辿って森の奥に入って行く。

 ある程度歩いたくらいだろうか? 少し先に光が差し込んでいる広い場所が見えた。

 あれが神殿の遺跡なのだろうか?


「チカ! アル!」


 ジェイクが叫んだ。

 何かがこっちに向かっている。

 すぐさま私は戦闘態勢に入った。 


「ジェイク、気配は3。私が2匹は引き受ける」

「あいよ!」


 アルベルトは放心状態になっているのか戦闘姿勢になっていない。


「おい!アル。魔法の詠唱をしておけ!」


 ジェイクの指示でアルベルトが我に返る。

 

「妙に静かになったな……」


 その瞬間茂みから何かが飛び出しアルベルトへ襲い掛かる。

 その正体はキメラだ。

 ジェイクがフォローするには距離が少し遠い。 

 私は杖を振りかぶりゴルフボールを打つ感覚で地面を叩いた。

 そして、とりあえず呪文の名前を叫んだ。


「ストーンブラスト!」


 爆音が迸る。

 エグれた地面の石や砂が突風のように吹き飛びキメラに命中する。

 

「す……凄い! お姉ちゃん、土属性の高位魔法まで……」


 物理的に地面を打ち付けただけだ……(白目)


 今の爆音で警戒したのだろうか? 辺りがまた静まり返った。

 気配は消しているが、まだ確実にいる。

 息を潜めてコッチを見ている。


「……」


 ------ズザッ

 アルベルトの足が地面を擦る音。

 ------ササァァ

 風で木々が揺れる音。

 ------カサッ

(きた!)


 ジェイクのいる横の茂みからキメラが飛び出してくる。


「グリーンバインド」


 アルベルトの魔法が発動しキメラの体に植物のツルが巻きつき動きを止める。

 すかさずジェイクはメリケンサックを装備した拳でキメラの顔面を打ち抜いた。

 

(いや、この気配は一つじゃない……)


 私はもう一つの気配がある方に目を向ける。

 アルベルトの後ろだ。

 既に飛び掛かった状態のキメラがいた。

 もぉ数センチでキメラの爪がアルベルトに届いてしまうほど距離は迫っていた。

 アルベルトは呪文に集中していて気づいていない。


「身体加速(短)」


 私は自身の速度を1、2秒の間だけ加速し地面を蹴った。

 一瞬で飛び掛かっているキメラの上空に移動し杖を振り被る。

 力を込めて杖をキメラの頭に振り下ろした。


「ファイヤーボール」


 キメラの体は頭から地面に叩きつけられ地面はその衝撃でへこむ。

 地鳴りがしてアルベルトは後ろを振り返る。  

 

「か……間一髪」


 頭が砕かれて動かなくなったキメラを見てアルベルトは状況を把握した。

 そして私を見たアルベルトはこう言った。 

「こ……こげてない」


(違う! そこじゃないだろう?)


 ジェイクはキメラの死骸を調べる。 


「コイツら、キメラだが見た事のない種類だ」

「亜種ってこと?」

「あぁ……こりゃ、ちぃとばかりキナ臭くなってきやがった」 


 調べ終わったジェイクはアルベルトの側に行き肩をポンポンと二度ほど叩いた。


「魔法、良い判断だったな」


 一声かけてジェイクは森の開けた場所に歩いて行く。 

 その背中を見ながらアルベルトは嬉しそうにはにかんでいた。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 森を抜けると、そこには遺跡があった。

 遺跡は白い石で統一されており壁や屋根は崩壊している。

 崩れかけの斜めになった石柱が、まるでオブジェのように立っていた。

 柱には古代文字の様なものが刻まれている。

 それを飾るように植物のツルが無造作に巻き付いていた。

 森の木々は遺跡を避けるように円形になっている。

 森の中にポッカリ穴が開いたような神秘的な空間だ。


「綺麗な場所」

「お前のいた所にも、こういうのがあったのか?」

「うん。こういう感じのはヨーロッパ辺りのモノに似ている」

「日本じゃないのか?」

「私が住んでた島国からは遠い場所だったよ」


「ジェイク、お姉ちゃん! 何かあるよー!」


 チカゲとジェイクは話を中断してアルベルトが呼んでいる場所に向かう。


「こりゃ、すげぇな。高位魔法陣だ…」

「あのね。この魔法陣まだ新しいんだよ。構築式から見て召喚陣だと思う」


 アルベルトは、よく勉強している。

 新米魔法使いと侮っているとベテラン勢はスグに追い抜かされるだろう。

 私がこの魔法陣を見て導き出せる考えは一つくらいだ。


(さっぱり分からん……)


 新米の癖に勉強し過ぎだろう? ちょっと抜けてるくらいが可愛いのだ。


 ジェイクとアルベルトは、しゃがみ込んだまま念入りに魔法陣を調べている。 


「キメラといい召喚陣といい、ますます臭い話だぜ」

「ジェイク……何か曇って来たよ」

「そりゃ、お天道様だってご機嫌くらい変わるもんさ。空なんて女のご機嫌と……」


 ジェイクの額から冷や汗が流れた。


「いや……まて。こりゃあ曇ってるんじゃねぇッ!」

「!?」

「チカッ! 頭上だッ!」


 ジェイクが叫んだ。

 私は反射的に頭上に杖を構えて片手を添え防御態勢を取った。

 その瞬間だった。

 空から巨大な岩石の塊が物凄い勢いで私の構えた杖に直撃する。

 

「物理無効(短)」


 爆音と共に岩石の重さで地面がエグれへこむ。

 私は体勢を崩さず岩石を受け止め耐えた。


「お姉ちゃんッ!」


 アルベルトが焦った表情で叫ぶ。


「な……なんだ、こりゃ」

「ゴ……ゴーレムだ」


 岩石を子供が適当に組み合わせた様な武骨な形のゴーレムだった。

 身の丈は9メーターくらい。

 私に拳を振り下ろした状態だった。

 音も気配もなく突然、背後に現れたゴーレムに全員の対応が遅れる。


「チカッ! イケるか?」

「プチッ……て、なり……そうよ……ダーリン」

「ですよね……」


 ジェイクは素早く現状を打開するための指揮を取る。


「アル! グリーンバインドを奴の頭に巻き付けて引っぱれるか?」

「や、やってみる!」


 アルベルトがグリーンバインドを唱えると地面から植物のツルが顔を出した。

 ゴーレムの頭目掛けて一斉にツルが飛び掛かる。

 上手く巻き付いたツルはジリジリとゴーレムを後方へ引っ張った。


「上手くいっている!」 


 ジェイクは高く跳躍してゴーレムの頭上に辿り着いた。

 そのままゴーレムの額に、ありったけの力を込めた拳を打ち込む。


「…ッ、固てぇッ!」


 鈍い音とともにジェイクの眉間にシワが寄る。 

 ゴーレムを後方へ引っ張る動力の補助にはなったがダメージは乗っていない。

 ゴーレムの体が後ろに反れたため拳の下敷きになっていた私は、そこから脱出する事ができた。


「左腕の骨……持ってかれた」


 攻撃を受け止めた愛用の杖もへし折れている。

 あの一撃を私が受けたから良かったのだ。

 もしアルベルトを狙われていたら確実にアウトだった。 

 ウチのパーティーから死人が出るくらいならバレて余所余所しくされる方がマシだ。


「ジェイク! 魔法使いは休業する」


 そう言って私は右手を前に出した。

 それを見たジェイクは自分の腰につけていた日本刀を外し投げる。

 私は素早くキャッチし刀を抜く。


「身体加速(短)」

 

 自分に加速のバフを付与する。

 それと同時に地面を蹴った。

 ボフッと砂ぼこりが舞った時には、その場所に姿が無い。

 瞬間移動したかのようにゴーレムの左脚まで移動していた。


「物理無効(短)」


 刀をゴーレムの左脚の表面に当てた。

 そのまま刀を振り抜くと岩がバターの様に滑らかに切断される。

 支えを無くしたゴーレムはバランスを崩し倒れた。

 

「……お姉ちゃん」


 アルベルトは目の前で起きている事を脳内で処理できずにいた。

 

 切断したゴーレムの脚の切り口に岩が集まりだす。

 徐々に再生をはじめたのだ。

 完全に修復したゴーレムは立ち上がる。

 それを見たジェイクの状況判断は早かった。


「チカ! コア的なモノの破壊が正解ルートだ! 場所分かるか?」

「うん…分からない」


 私はこういう場合考えても駄目だ。

 

「だから、こういう時はこうする……物理無効(短)」


 刀を振り上げてゴーレムの体を頭から一刀両断した。

 人間でいう心臓がある部分に刃が触れる。

 カキン! とガラスが割れた様な音がした。

 その音が鳴ると同時にゴーレムの接合されていた部分は、まるで見えない糸が切れたかのようにバラバラ離れ崩れ落ちた。


「適当にやってみるものだ……」


 もし一撃でダメなら止まるまで切り刻んでやろうと考えていた。

 運よく沈んでくれて助かった。


 ジェイクは心配そうな顔をして私に近づいて来た。


「おい、チカ」

「うん。骨逝ってるね」


 普段は強面で冷静なジェイクだが少し顔を歪ませている。

 

「お姉ちゃん!」


 あの戦闘を見たアルベルトの好奇心は爆発寸前を迎えていた。

 私に駆け寄って来て質問を繰り出す。


「お姉ちゃん、魔法使いなのになんで?」


 当然の疑問だ。

 ホントは穏便に魔法使いをしているつもりだった。

 しかし命の危険があるかもしれない時に出し惜しみはできない。

 私は観念してギルドの身分証明書を見せた。


「正真正銘、魔法使いだよ。でも魔法は得意じゃない」


 また明日から他の街を探さないといけない。

 この街では結構上手く隠せてたのにな。


「凄いよ! だってめちゃくちゃ強いんだから!」

「……?」

「冒険者は強くないとダメなんでしょ? 凄いよ!」

「変じゃない?」

「なんで?」


 今までの人たちと反応が違った。

 私はどうしていいか分からなくなりジェイクを見る。

 ジェイクは、お手上げのポーズをして笑っている。

 

 そして見た事ないくらい機嫌の良いジェイクが、アルベルトの肩をポンと叩いた。


「おい、アル。今日は俺の奢りだ。好きなモノを食わせてやる」

「えっ、ホント?」

「あぁ。初陣祝いと言うヤツだ」

「やったー!」

「そうと決まれば、もぉこんな所には用はねぇ。帰るぞ!」


 後はこの空気に飲まれて良く分からないまま町へ帰った。 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 魔法使いなのに物理で戦う私の姿を見てもアルベルトは態度を変える事無く普通だ。

 帰り道でも食事してる時も何も無かったかの様に普通だ。

 3人で夕食が終わり酒場の外に出る。


「と言う事で、今日はこれにて解散だ」


 ジェイクが解散の合図を出すとアルベルトが私に近づいて来た。

 

「お姉ちゃん、今日はありがとう!」

「こ、こちらこそ」

「次も宜しくお願いします!」


 そう言ってアルベルトはキラキラした天使のような笑顔で笑った。

 

 何て言えばいいのか分からない。

 上手く表現できない。

 ただ胸が、とても温かくなったんだ。

 アルベルトが帰る姿を見ながら私は、心がポカポカするのを感じていた。

 見送った後ジェイクは私の肩を引き寄せてこう言った。


「鼻血、出てるぞ……」


(マジ、スミマセン……白目)

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