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魔王の子孫は腹痛持ち  作者: ぼんたん
第一章 刀達との始まり
7/7

スライムキング討伐と影



俺達は前に来た本能の森の奥深くに来ていた。武器はギルドで貸し出している刀を借りてきた。



「二人共ここで出てくるのは高段位の魔物ばかりだから気をつけろよ」



「おう」



「はい」



俺達はスライムキングが生息しているジェルの沼に向かっていた。



「ジェルの沼ってあとどれ位で着くんですか?」



「そうだな、後3時間くらいかな」



「え〜、そんなにかかんのかよー」



「文句言わねぇの、ほらさっさ歩け」



「そういえばなんでスライムキングなんて強い魔物の討伐をすることにしたんだ?今は金にもこまってないし無茶する必要はないと思うんだけど」



「それがな、お前らを擬人化してる間は他の武器つかうだろ?それで武器屋に行ったら欲しい武器はあったんだけどちょいと高くてな。」



「ちなみにいくら?」



「六十万イェン」



「はぁ!?六十万イェンってお前稼ごうと思ったらふた月はかかんぞ?その間にうれてしまうんじゃないか?」



「いや、二週間キープしてもらっているからその間に稼ぐ」



「お前、正気か?二週間で六十万イェンってどれだけ無茶しないといけないかわかってるのか?」




「ああ、わかってる。下手したら俺は死ぬだろう。だがそれでも手に入れたい奴がいるんだ。」



「そうか、じゃあ俺達は無茶に止めはしない。けど、死ぬことは許さねぇからな。」



「分かった。それはお前達と約束する。俺は絶対に死なない。」



「僕達も一緒に頑張りますから。頑張って六十万イェン稼ぎましょう!」



「そうだな・・・一緒に頑張ろう!」



そうこうしている内にジェルの沼に到着した。みつきと俺が前衛で敵と注意を引き付けつつ攻撃。サリファは風魔法が使えるそうなので後衛で攻撃してもらうことにした。



「よし、行くぞ」




俺が最初にスライムキングに飛びかかった。スライムキングは普通の物理攻撃では死なない。体を動き回っている核を壊すと死ぬ。だが、核は動き回っており容易に攻撃を当てることはできないので、周りのジェルを飛ばしてから核の動き回ることができる範囲を狭めて核に攻撃を当てるのである。俺は刀を全力で横薙ぎしてスライムキングのジェルを少し吹き飛ばした。



「なんだこいつ・・・ジェルが硬くて全然吹きとばせねぇ」



おかしい。普通、スライムキングのジェルは柔らかいので、簡単に吹き飛ばせるはずだ。だがこいつは俺が斬りかかった瞬間にジェルを硬化した。スライムキングがそんな能力を持っているなんて聞いたことがない。



「おい、こいつなんかやべえぞ。普通のスライムキングじゃねえ」



「なぜ、そう思う?」



「こいつ、俺が斬りかかった瞬間にジェルを硬化しやがった。スライムキングがそんな能力を持っているなんてきいたことがねえ」



「なに!?それではジェルを飛ばせないじゃないか!?どうするんだベル?」



「お前の擬人化を解かせてもらっていいか?」



「なぜだ?」



「俺の今使っている刀じゃ切れ味が足りねぇ。お前達のの切れ味ならどうにかジェルを飛ばせると思うんだ。」



「分けりました。擬人化を解きます。僕達の近くによってください。」



俺は言われるがままに近くに行った。



「では、解きますね。」



サリファがそう言った後に二人から煙が上がった。煙が晴れるとそこには見慣れた二振りの刀があった。俺は刀を拾いスライムキングと向き合った。こいつはどう考えても前のオークハルトより格段に強い。だが逆にこれはチャンスだ。俺はこいつを倒すことによって少しでも高みに近づくことが出来る。天魔帝という最上の高みに。俺はゆっくりと様子を伺いながら近寄っていく。スライムキングはジェルを触手のようにして、ムチのように高速でしならせながら攻撃してきた。俺はそれを全力で避けながらすへ違いざまに斬り裂いていく。シュイン、シュインと刀が触手を斬っていく音が響く。一本一本確実に斬り裂いていく。たが、スライムキングは正面からの攻撃に夢中のベルの足元から触手を生やしおもいきり鳩尾に叩き込んだ。




「ガハッ!!!」



べきべきと鈍い音が響く。今の攻撃で肋骨が数本折れたようだ。だが、それでもベルは動き続ける。一度でも止まってしまうと心が折れ、もう二度と立ち上がれなくなってしまうからだ。ベルは触手を切り落としながら高速でスライムキング本体に迫っていく。もう、肋骨が肺などの器官に刺さっており体はボロボロだ。血反吐を吐きながらそれでもスライムキングに迫っていく。スライムキングもたくさん切り落とされもうジェルがほとんどなくなり、核が剥き出しになっている。



「うがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」



ベルがついに核の前までたどり着いた。たがスライムキングは核の前の地面から触手を生やしベルの両腕をおもいきり弾いた。それとともに二振りの刀が宙を舞う。スライムキングはこれで決着がついたと油断し、触手を引っ込めた瞬間



「おらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」




ベルは宙を舞っていた刀を口でくわえ核に向かって落下して行った。予想外の攻撃に油断していたスライムキングは核を斬り裂かれた。それと同時に核から魔石が排出される。ベルは二振りの刀を擬人化させた直後気をすしなった。








ーーーーーーーーーーーーー

???side



「おお、ベルの奴あのスライムキングを討伐できたのか。なかなかやるじゃないか。そろそろ俺が直接指導してやってもいい頃合になったのかなー?」




男が微笑む。そいつは灰色の髪に黒い目。そして、刀と話していた・・・そう、それはまるでベルのような姿だった・・・












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