はじめに。
この物語は「三国志」を元に書かれていますが、諸事情により対少年の展開となっています。それを目的に書かれた物ではありませんが、BL的要素を含みます。
作文の定まり事を重々承知で破った構成となっています。
詩の部分に筆者意訳を含みます。
環境依存文字及び、造語を使用しています。
以下は三国志ファンの方には蛇足ですが―――
文中で「蓮」と「翠」以外の主要人物は「三国志」の登場人物です。
彼らは姓名の他に字を持っています。
姓+名、 姓+字、 名のみ、 字のみ……。
それぞれの差異を利用したくて併用しています。
さらに官職で呼ばれることもあり、判り難いかもしれません。
簡単にまとめておきますので、宜しければご参照ください。
姓・名・字 … 文中にて使用した官職 となっています
曹・操・孟徳 … 司空
夏侯・惇・元譲 … 将軍
郭・嘉・奉孝 … 祭酒 軍師祭酒
荀・*彧・文若 … 尚書令
荀・攸・公達 … 軍師
董・卓・仲穎 … 相国 太師
楊・奉 … 興義将軍 車騎将軍
李・*傕 … 将軍 大司馬
※環境依存文字には出来るだけルビを附けましたが、特に 彧[サンヅクリの或] と 傕[ニンベンの確] そして雒陽(洛陽の漢代表記)はルビなしの箇所も多く、文字化けされる方にはご不便をおかけします……