仲間登場!?
新キャラが出ます
「体が痛い…」
昨日はマジでキツかった…
命の危険を感じたよ…
「まあそれも今日で最後だなー」
来週からまた変わるからな
今度は命の危険を感じないところがいいな…
今日は備品整理やら掃除を集中的にやっている
昨日はあれだけ働いたからな…
「天川君…だね」
いきなりきかれたので振り向くと
「…誰ですか?」
優しそうな雰囲気でニコニコした人がいた
「僕は白夜京
園音さんの大学の同期なんだ」
「そうなんですか」
「君のことは園音さんからよく聞いているからね
案外普通の人と聞いているからね…
仲良くなれそうな気がしたんだ」
白夜さんはどうやら常識人みたいだ
ここにいる人みんなキャラ濃いからな…
しかし園音の大学時代か…
悪い意味で創造がつかねぇ…
「大学時代園音はどんなやつでしたか?」
「まああんな感じだよ…」
園音は向こうで誰かと喧嘩して吹き飛ばしている
あんな感じか…
話してみると話が合う
「君も赤川次郎が好きなんだね…」
「山田悠介も面白いですよ」
「西尾維新も面白いよ」
読書が好きらしく話が合う
話が合うのっていいよなー
「ところで君は彼女とどうやって知りあったんだい?」
それを聞かれるとは思わなかったな
「言いたくなかったらいいんだけど…」
「いえ大丈夫です」
大変だったな…あの時は…
「まあ面白いかどうかはわかりませんが…」
7年前
家の道場に通い始めて7年ほどたったんだけど
すごい強くなったんで天狗になっていたんだ
あるとき
「強いやつと戦いたいなー」
って言ったんだけど
ほかのやつらがいきがって
「叩きのめしてやる!!」
って言ったんだ
まあ良くバカにしていたからなー
まあそのあと全員ボコボコにしたんだけど
そしたらボコボコにした奴らが
「あんたならあいつを倒せる!!」
って強いヤツがいるから倒してくれ!
って頼まれたんでたんで試合をしに行ったんだ
そこにいたのは
華奢な美人のおねーさん
「馬鹿にしてんのか!!」
「あいつです!
信じてください!!」
仕方ないから挑戦しに行ったんだ
「あんただれー?」
「俺は天川朔だ!」
「あたしは高上園音だけど何か用?」
「勝負しろ!」
「いいよー」
そんな感じで初めて出会ったんだ
「ねえねえ」
「なんだ?」
「あたしが勝ったらあんた私の子分になってよ!」
まあ負ける気がしなかったんでOKしたんだけど…
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
殴られ蹴られ…
ボコボコに…
そんなこんなで1分で負けたよ…
しかも右腕骨折、右足にヒビ、打撲は数知れず…
「約束どおり子分になってもらうよ!」
その時からあいつとの腐れ縁が始まったんだ…
「そんなことがあったんだね…」
白夜さんは同情してくれた…
「大変でしたよ…
その時園音は中学3年だったんだけど
校舎を破壊したり
教頭を再起不能にしたり
校長を登校拒否にしたり
生徒会を壊滅させたり
暴走族をつぶしたり
そんなことのばかりでしかもその片棒を担がされましたよ…」
あの時は地獄だったよ…
とばっちり受けたし…
「白夜さんはどんなことがありましたか?」
そう聞くと
「…言わないといけないのかい…?」
白夜さんは震え、
大量の汗を出し、
泣きそうになりながら
何かをぶつぶつと言っている
「園音さん…
そんなので殴ったら校舎が壊れ…先生を吹き飛ばさないで!!
先生!僕はやってませ…園音さぁぁぁぁん!!
だから殴らないでぇぇぇぇぇぇ!!
花火は校舎の中でしちゃ…打ち上げ花火はもっとだめぇぇぇぇぇ!!!
園音さぁぁぁぁぁぁぁん!!教頭は殴らないで…だめだよ!人間サンドバックなんてやめ…
やめてぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
「白夜さぁぁぁぁん
しっかりーーー!!!!」
聞いていて悲しくなってきたよ!
「はっ…
ごめんごめん…
だけどできれば聞かないでくれないかい…?」
「わかりました」
なんか仲良くなれそうだな
そのあとメルアドを交換して帰った
被害者同士気が合うよ…
紹介した作家の本はホントに面白いので
ぜひ読んでみてください