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戦闘部隊へようこそ!

「今週は戦闘部隊か…」


今週は戦闘部隊で働くことになった


毎週変わるのか…

ほんとに疲れるな…

3日ほどは普通の業務をこなしていた


「なんか暇だな…」

仕事があるだけでもありがたいが、同じことの繰り返しは飽きる


訓練と掃除ばっかりだからな…


「あーあ

なんか面白いことねーかなー」


このセリフを言ったことに後悔することになるとは…



朝6時


ドゴォ!!!


…また園音が壁をぶち破ってきた


…頼むから扉を使ってくれ!!


「なんだ今日は?」


すると園音は


「同じことの繰り返しで暇って言ってたでしょ」


と言った

どうやら聞いていたらしい




「だから今日の仕事は特別メニューにすることにしたよ」


「へーどんなの?」


「…食堂オリジナルメニューフルコース完食?」


「まてーーーー!!!!

それは仕事じゃねーし死者がでるわ!!」


あれを完食できるのは地球上の生物じゃ無理だ!


「うーん…どうしよう…」


「俺はいくからな」


園音はほっといて俺は出発した



俺がついた数分後に園音がきた


「決まったよ!」


物凄い笑顔で言った園音に不安を覚えた…



園音は戦闘部隊のみんなの前で


「今日の仕事は特別メニューです」


その瞬間


「まさかフルマラソン5セットーー!?」


「10万本ノックだったりして…」


「50キロ水泳は嫌だーー!!!」


みんなは泣いたり叫んだり、逃げようとしたりしている


てゆーか園音ぇぇ!

どんだけ危ない訓練なんだよ!!!!



「いいえ

今日は違います…」


その言葉に逆に震え上がった


(もっときついことなのか!?)


「今日は…」


緊張が高まる



「正義のヒーローの会社に殴り込みに行きまーす!!」



全員が倒れかけた


いやいやいやいや!


そんなこと勝手にしちゃだめだろがーーー!!!



「許可は統領からとっています」


あのクソ統領がぁぁぁぁ!!!!


「大丈夫!

ちっちゃい会社だから」


そう言う問題じゃねぇぇぇぇ!!


「死んでも責任は取りません」


いやだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!


「それではしゅっぱーつ!」


マジでいやだぁぁぁぁぁぁーーー!!!



「来てしまった…」


カエル商事


一般の会社に見えるがカモフラージュだそうだ


ブラックリング社はそういう会社をある程度は把握しているらしい


ここにきて後悔が押し寄せる


言わなければよかった…


そしてごめん…カエル商事…


「たのもーー!!

ブラックリングの戦闘部隊が叩き潰しにきたぞ!」


園音は堂々と名乗った


帰りてぇぇぇ!


「ゲロゲロ!

お前らの悪事は見逃さないゲロ!」


カエルの怪人みたいな人がビルから出てきた


「誰だよあんた」


「私はカエルヒーロー!

フロッ

「うるさい!」ウベェェェ!?」



園音が殴った…

聞いたんだから最後まで聞いてやれよ!!

あとキモいよ!

殴られた声が!



「ゲ、ゲロッ

卑怯ゲロ

許さんゲロ!」


怒らせてしまったようだ


「園音!」


「弱い奴に興味ないからあんた達勝手にやっといてー」


園音ぇぇぇ!!!


いくら何でもそれはないだろ!


「食らえゲロ

ゲロゲロパンチ!」


聞いていて不快になる技名だな…



バキッ



戦闘員の一人が食らったがほとんど効いていない


園音のパンチをくらいまくってるからな…


まあ園音のパンチを人類で越えられる奴はいないだろな…


「きっ、効かないゲロォ!」


聞かないと判断したカエルは俺に向かってきた


しょうがない…恨みはないけどやるか


「ゲロゲロパンチ!」


受け流してパンチを決める


「ゴボッ!」


当たったが少し浅く思ったほど効果はなかった


その声聞いていて嫌になるわ!

カエルなんだから「ゲロ」を使えよ!


「くっ、悪の秘密結社めゲロ」


それにしてもゲロゲロうるさいなー


「ゲロゲロキック!」


それを右にかわしてクロスカウンターを決めた


「ウボォォォォォォェェェェ!」



とてつもなく不快だよなぁぁぁ!!


もっときれいな言い方でやられやがれぇぇぇ!!


倒れたカエルヒーローにトドメの踵落としを喰らわした


泡を吹いて気絶した


まあ何も言わなくてよかったなー



「クックックック」


「今度は誰だ?」


「私こそがカエル商事の真のヒーロー!」


真打ち登場!?



「ドン・オタマジャクシ!!」


おいぃぃぃぃ!!


カエルじゃなくてオタマジャクシが真のヒーローっておかしいだろぉぉぉ!!


「我が同胞の敵…とらせてもらう」


喋り方からしてこっちの方が強そうだなオイ!


カエルの格好がつかねーよ…


「喰らえ!!」



「AK47!!」


まてぇぇぇぇ!!


何で普通に軍用ガトリング使ってんだよぉぉぉ!!


子供が泣くわ!!

そんなヒーロー!



ドドドドドドド!


ギャー!撃ってきた!


「悪党ども!喰らえ!!

ガハハハハハハ!」


どう見てもお前の方が悪党だろぉぉがぁぁぁ!



「私がやろうか?」


「園音ぇぇぇ!

当たり前だろうがぁぁ!」


お前がまいた種だろうがぁぁ!!


「つーかオタマジャクシ!!!

ヒーローが人殺していいのか!!」


「玉は特殊ゴム弾だ!!

死にはしない…と思う!」


「だめじゃねぇぇぇかぁぁぁ!!!」


だが園音は


「大丈夫!

私には秘密兵器があるから!」


「秘密兵器!?」


そして懐から…



「神殺し〜![金棒]」


いやいやいやいや!


銃器に鈍器で勝てねーだろ!


「バカめ!

喰らえ!」


AK47を撃ってくる


だが


「とりゃ〜!」



カキーンカキーン!!


打ち返したーー!!!


跳弾した弾は


「いででででで!」


こっちにきてんじゃねーか!!!!



弾を避けていると堂背が言い出した


「そうだ!

いい手がある!」


堂背が言ったのは…


堂背の前でみんなが壁になる


「リーダーがやられたらいけないだろ!」


「バカか!!てめぇぇぇぇ!」


馬鹿な勘違い野郎堂背を袋叩きにする寸前


「そうだ!良い考えがある」


戦闘員Aがいきなり言い出した


「なんだ!?」


5秒後


堂背は弾避けにされた


「ぎゃあぁぁぁ!!」


弾が当たって叫んでいる


自業自得だよ…バカ…


撃っていたオタマジャクシの銃が弾切れを起こした


「チャンス!」


園音はオタマジャクシの懐に入り


「撲殺ホームラン!」


思いっきり殴った



ドボッ



とても鈍い音とともに吹き飛んだ


ビルにぶつかり痙攣している


こりゃ無理だな


「これで終わりっ!」


ようやく殴り込みは終わった


被害者20数名


堂背は当分再起不能だ


まあどうでもいいがな



今日はとても疲れたよ…


「じゃあ今日は解散!」


そして本部に帰るみんなの気持ちは一つだった



…バカ統領ぶっ飛ばす!!!

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