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新たな旅立ち

……ええ

殴ってください

正直、数か月ぶりに小説家になろうにインしました

いままで、色々別の活動をしていて全く参加はできませんでした

また復帰するので、暇だったら見てください!

「……なんか久しぶりな感じがしますね」


そう唐突に紅が言う。


「いきなりだけど……確かに」


なんだろう?半年ぐらい久しぶりな感じがするな


「……ん、まあそこは置いとこう」


なんか天の声が泣きながら謝罪した感じがしたのでそこはスルーしておこう


「それよりも堂背君は元気になりましたね」


「そうだね

馬鹿だからね」


まあ、酷評だが仕方ないだろう


なんせ遥ちゃんに看病されて無駄に元気になり絶対安静だというのに遥ちゃんに良い所を見せたくて動き回って退院が三カ月も伸びたからだ


さすがに医者の人も彼は馬鹿なのか?と俺に聞いてくるぐらいだからだ


「あはは……まあ仕方がないんじゃないんですか?

堂背さん、遥さんの事が取っても好きなんでしょうし」


「ん、まあそれはそうだね」


確かに、堂背はとてつもなく遥ちゃんの事を大切にしようとしている


今まで馬鹿なことばっかりやっていた反動なのか、愛の力とか言って無理やり立ち上がり、結婚しようと言って血を吐いて倒れる事を繰り返し……


……あれ?やっぱり馬鹿?


「そう言えばお仕事は大丈夫なんですか?」


「あー、うん

今日はちょうどやることもないから非番なんだ」


「そうなんですか

じゃあゆっくりですね」


そう言ってゆったりとした雰囲気を……


ドゴン


「……園音、ドアはあるよ?」


「気にしない!」


何故か園音が壁をぶち破ってこちらに来た


「つーか仕事は?」


「あー、休んだ!」


……なぜかいつもよりも元気が三割増しのような気がする


「ふーん、珍しいな

お前が修行でもないのに休むって」


その言葉にばつが悪そうな顔になる


「……なんかあるのか?」


「んー、まあ、正直に言いますと!」


そう区切って


「私はブラックリングで無期限休暇を取ります!」


「……なに!?」


無期限休暇……


それは事実上の退社だ


「んー、実はさー、ついこないだ零さんが来たでしょ?」


「うん」


「その時にね?

零さんに仕事を手伝わないかって聞かれちゃってね?」


……そうだった


園音は母さんが苦手だが、それ以上に母さんの事を尊敬しているんだった……


尊敬している人からの誘い……


……断れるわけないな……


「行けばいいじゃないか」


「んー、でもまだその話ブラックリングでしてないんだよね」


「まあ、明日話せばいいよ

お前が後悔しないんだったらついて行けばいいじゃないか」


その言葉を聞いて、にっこりと笑う


「そうだねー!

あたしとした事がうじうじしちゃったね!

よーし!零さんについて言って強くなるぞー!」


「……これ以上強くなるなよ……」



次の日、その事実にみんな驚愕した


「園音ちゃんやめるの!?」


「むう……、いなくなると寂しいな」


「園音さん……ほんとですか?」


「……正直ブラックリングにとっては痛い損失ね」


「ふっ……まさか俺のハーレムから脱退者が出

ぐはっ」


「総統?

寝言は死んでから言ってください」


「死んだら……言え……な……」


いつもと変わらない感じだけど、みんな正直に言えば悲しんでいる


「……園音さん」


白夜さんだ


「行くんですか?」


「んー、そうだよー

ごめんねー、いきなりで」


そう悲しそうな表情で園音は言う


「……園音さ……」


「みんな!

これ以上悲しんでもしかたないからな!

送別会をしようじゃないか!」


「あおー、私のために?

ありがと−!」


……総統、白夜さんに対して謝れ



送別会は大規模に行われた


「むー美味しいねー」


酒や料理をガツガツ食べながらそう感想を漏らす園音


「ほらエリスちゃん

ジュースね」


「む、すまないな

……む?なんらかフラフラするぞ」


「って白河さん!

未成年に酒を飲ませないでください!」


悪乗りしている白河さん


「さあそこのお嬢さん!俺と一緒に夢の旅へ……

ごふぇっ」


「総統?

死んでください」


暴走する総統と静止……か?をする副総統


「んー、なんらろー?

ころジュース美味ひいれすねー」


「って、斉藤君!

大丈夫か!」


ものすごく酔ってる斉藤君


「ははははは!良い酒はうまいな!」


「………………」


テンションの高い萩原さんとやっぱり静かな金上さ……


ドサッ


「金上さーーーーん!?」


「あはははは!

こいつすぐ潰れたよ!」


良く見れば飲んでいるお酒はアルコール度が半端なく高いお酒ばかり


しかも萩原さんがどんどんお酌をしてくるので自己主張しない金上さんは倒れてしまったらしい


「むー!あまかわー!」


「はいっ!?

エリスっ!?」


「お前はゆうじゅうふだんなんらー!

はやくきめなきゃわたしがー!

……ぐー」


寝た……


エリス……酔うとたちが悪いんだ……


「ん?」


ふと気付くと園音も白夜さんもいない


どこへ行ったんだろ……?



「園音さん」


「んー?どしたのー?」


園音さんがブラックリングを去ると聞いて、いてもたってもいられなくなった


「僕はあなたがいなくなるのが嫌だ」


「むー!

わがままだなー!」


確かにそうだ


園音さんに言われると何か釈然としないがわがままだ


「正直、あった時から僕は思っていました」


そう、何年も秘めてきた思い


「好きです

園音さん、会った時から好きでした」


「あ……ははー?」


戸惑っている


確かに今までそんなそぶりは一度も見せなかった


だが、隠していただけでずっと心に在った


「僕はあなたが好きです

あなたはどうですか?」


「んー、君の事は意外と好きだよー」


……嬉しいが、それはオーケーの返事ではない


「でもねー」


そう言って悲しそうに表情を歪め


「正直待ってもらうのはつらいの」


そう、真面目に返答する園音さん


「私はね、本当に死ぬかもしれない危険なところに行くの

でもね?誘ってくれたのは昔から人として憧れてた人なの

君の事は好きだよ?

でも私は死ぬかもしれない

そうなったら君は悲しむでしょ?」


そう言って、誰にも明かしたことのないであろう園音さんの気持ちを言った


「私は誰一人として私の近くにいる人を悲しませたくないんだ」


「こう見えて私は結構ネガティブなんだ

毎日明るくふるまわないと怖くて泣いちゃいそうなんだ

格闘技を頑張っていたのも強くないと悲しませちゃう事があるからなの

初めて本当に強い零さんを見た時、憧れたんだ

私はこうなりたいって

だから強く、明るくなるんだ

怒らせてもいいからだれ一人として悲しませたくないんだ

だから……駄目なの

君を待たせるのはとっても悲しい

もし私が死んだら、君はもっと悲しい

だからだめ

私は……」


その次の言葉は言わせない


「待ってますよ」


「僕はずっと待ってますよ

あなたが死んでも、待ってますよ

もしもあなたが死んだらずっと悲しみながら待ちます

だから生きて帰ってください

それまでは喜んで待ちます

一回も悲しみません

だから帰ってきてください

そして、帰ってきてからまた告白します

返事はその時でいいです

だから……帰ってきてください」


「……でも」


「何を言っても無駄です

私は今この瞬間から絶対に待ちます

死んだら私は悲しみますよ?

でも、ただ待ってるだけなら喜んで待ちます」


「……なんでそんな事が言えるの」


そう言う園音さんの瞳は揺らいでいる


「そこまで言える理由なんか」


「好きだからです」


それは、偽り一つない本心


「あなたの事が好きだからです

正直あなたに在会った時から待ってたんですよ

返事がもらえるなら何十年延びたってかまいませんよ」


その言葉に園音さんは一粒の涙をこぼした


「……いい……おとこだね」


「今更気づきましたか?」


そう言って笑いあう


「うん!決めた!

帰ってきたら結婚しよう!」


「……それ、僕が言いたかった……」


「気にしない!」


そう言ってさらに笑う


……その笑顔を見て、自分も一緒に笑う事にした


そして心の中で思う



僕は一生待っている


君が死んでも待っている


死んでも気にしなくていい


君がやってくるまで僕は喜んで永遠に待ち続ける


待つのはつらくはない


だって……


君の事が本当に好きだから

久々なので書き方を忘れてしまいました

キャラが違うとか言われても仕方がありません

私が土下座をします

それで勘弁してください(爆)!



……こぼれ話ですが、電撃大賞に小説を応募しようと思っています

全然違うシリアス風味のファンタジーですが、落選したらこちらで掲載するのでその時はよろしくお願いします

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