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ブラックリング最大の危機3

これでブラックリングの危機編は終了です

「どうやって赤騎士を呼ぶんだ?」


そう、リベンジは良いのだが赤騎士を呼べなければ意味がない


「ふっふっふ

大丈夫だ

ぬかりはない」


赤い何かの塊から復活した総統はそう答えた


「いま斎藤と金上に頼んで偽の情報を流している」


「偽の情報?」


「そうだ」


そう言ってパソコンを開き動画をクリックした



「ふははははは!!

やあ正義の味方君!

君が潰したと思っているブラックリングの総統だ!

何故潰れてないのか!?

確かに被害は小さくはなかった…

しかし!我が結社の技術力により…」


そう言った瞬間後ろを移すと…


無傷のブラックリング社が写っていた


さらに人も出入りしていて本当に再生している


「ふははははは!

どうかね?

しかしこちらもやられっぱなしでは気がすまない

よって君たちに言う!

この映像をとった日から一週間後

またブラックリングに来てもらおう

来なければ君たちの負けだ

分かったかね?

一週間後だよ?

楽しみにしている…ふははははは!!」



「…」


総統はとても良い顔をしている


「どうだ!?

力作だぞ!」



「いろいろと聞いて良いですか?」


「ドンと来い!」


「ブラックリングが治ってましたけど…」


「あれはハリボテだ!」


「人が沢山いましたけど…」


「エキストラだ!

一時間ブラックリングに入ったり出たりで五千円だ」


「あと最後にこれいつ作りました?」


「六日前だ!」


……


「明日じゃねえかこのボケ総統がぁぁぁぁぁ!!」



再度赤い塊になった総統は放置しておき


「明日か…」


この前は手も足も出なかった…


しかし今は、

このブラックフォースを使って赤騎士と善戦できる


「次こそは…絶対に負けない!」



次の日


「後もう少しか…」


赤騎士との決闘まで時間がなくなってきた


「頑張れー!!」


…後ろでは請負部隊や総統たちが応援している


…正直小恥ずかしい


「天川君」


白夜さんが松葉杖をつきながら歩いてきた


「大丈夫なんですか?」


「ああ

何とか調子はいいんでね

…すまない

私の敵をとってくれ…」

「…わかりました」



「天川!」


次はエリスがきた


「信じているぞ!

勝ってこい!」


「…ああ」



「天川君」


今度は白河さんからだ


「頑張ってねー」


「軽っ!」


…シリアスじゃなかったのか…?



「天川!!」


「うるさい黙れ」


「ひぐぇ!」


飛びかかってきた堂背は蹴り飛ばした


飛びかかってくる意味がわかんねーよ



その後も何人もの応援をもらった


そして…



「…マタアナタ?」


「赤騎士…」


この前の苦い思い出がよみがえる…


だが…


「装着」


そしてブラックフォースを纏った


「…ソレハ!?」


動揺する赤騎士


「やられたらやり返す

今度は無様なやられ方なんてしない!」

そして赤騎士を睨みつけ


「これで…お前を倒す!」



そういった直後、ダッシュで赤騎士に近寄る


「!?」



いきなりダッシュで近寄られ、さすがに怯んでしまう


「ここだ!!」


怯んだ隙をついてガードのされていない脇腹に渾身の一撃をたたき込む


「グッ!」


しかしギリギリにガードされたため、直撃は避けられた


「…コンドハ手加減シナイ!」


そう言うと背中から槍を取り出し構える


「…覚悟!」



「…くっ!」


槍を使うとき、懐に入られた場合は抵抗できないと思った


しかし柄を使うことでショートレンジの戦いをこなし、隙をつくらない


最初の一撃以降の手を考えていなかったから正攻法で戦っているため、隙を作ることもできない


「八方塞がりか…」


「天川!

右腕のボタンで武器が出るぞ!」


いきなりエリスからそう言われ、ボタンを押した


すると右腕から出てきたのは黒い銃剣だった


「ナ…ナニ?」


赤騎士は動揺している


「いくぞ…!」


そういって引き金を引く


弾は発射され赤騎士へと向かう


「クッ」

それをかわす赤騎士


「なるほど…槍では上手く弾けないからな」


何発も撃つが隙を見て接近戦に持ち込む


銃であれば接近戦は不利だ


そう…銃であれば


「クラエ!」


しかし…俺が持っているのは


「銃剣だ!」


ガキン


槍と剣がぶつかり音を出す



何度も競り合い疲れは溜まっていく


だが至近距離からの銃撃をかわしながらの攻撃なために疲れは向こうの方が溜まっている


そして、疲れのせいでよろけた赤騎士


「…いまだ!!」



そして銃剣を捨て、顎に拳を叩き込む


「ウグッ!?」


そう言った後、赤騎士は力を失い…気絶をした


「…勝った…」


後ろではブラックリングのみんなが歓声を上げている


「…勝ったんだな」



「気がついたか?」


赤騎士を縛って動けなくした後、起きるまで待っていた


「…」


黙っている赤騎士に総統が尋問する


「聞きたいことがあるんだが…

いったいどこのヒーローなんだ?」


「……」


「答えないか…

なら質問を変えよう

君は女の子だね?」


「ダッタラ…ナニ?」


薄々感づいていたが、赤騎士は女の子だった


「出来ればスリーサイズをグギャァァァ!!」



バカな質問をした総統の副総統が股間を蹴りあげた


…泡を吹いて失神している


…人事ながらみていて痛い…


「痛そうだね…」


白夜さんに同感


「全く総統は…

誰か尋問してくれないかしら?」


「なら俺がスリーサイギィィヤァァァ」


さっきと同じように副総統はバカの股間を蹴り上げる


「…全く…ここにはバカなのが多すぎるわね」


…激しく同感



「アナタタチハ…ナンナノ?」

さっきまでやりとりを見ていた赤騎士がそう聞いてきた


「アナタタチハ悪

ダカラ私ハアナタタチヲ攻撃シタ…

デモ…ナンデ悪クナイノ!?

ナンデ普通ナノ!?

…コレジャア…私タチガ間違イジャナイ…」


そう言う赤騎士


…それは懺悔でもあった


「おい…!」


たまらず俺は言う


「間違いなら正せ

正せないなら自分の正義を貫け

後悔はなにも救わない

救いたいなら…前を見ろ!」


その言葉に赤騎士は


「…クスッ」



「…俺変なこと言ったかな?」


周りは


「クサいセリフね」


「ありきたりね」


「うーん…ちょっとクサかったな」


「天川…陳腐だが良かったぞ!」


「…お前ら」


…好き放題言いやがって…


後で覚えてろよ…


「違ウハ…マサカ悪ノ秘密結社ニ教ワルナンテト思ッテ

…ソウネ

前ヲ向カナイト」


そう言った赤騎士


「赤騎士ヨ

簡単ニ陥落サレオッテ」


「誰だ!?」


振り向くとそこには黒、白、灰色の鎧を着た騎士が居た


「…ヘルナイツ…様…」


「赤騎士

貴様程度ノ雑魚デハ全滅ナドデキンカ…」


赤騎士を…雑魚扱いだと!?



「仕方ナイ…我ラガヘルナイツ(地獄の騎士)ガ…ココヲ地獄ニカエヨウカ

ソシテ赤騎士…貴様モ処分シヨウ」


今居るメンバーは赤騎士に勝てなかった人だけ


そして俺は満身創痍


…絶対絶命だ…


「ソレデハ…サラバダ」



「ドッカーーーン!!」


「ヌグゥァァァァ!?」


いきなり白い騎士が蹴り飛ばされた


「イエェェェイ!!

園音さんのお帰りだーい!!

今まで修行で居なかったけど十倍以上にパワーアップだーい!!」


「テンションも数倍上がってんじゃねえか!」


何というか…トコトンシリアスにさせない奴だよな…園音…


「ふははははーー!!

私の可愛い子分に手を挙げるなんてチョコパフェ並に甘い!

私がギッタンギッタンにして東京湾にさらしてやるぜーー!!」


「子分でもねーしテンションがおかしすぎるだろうが!!」


本当にムチャクチャだよ…


「覚悟だよ!」


「我ラガ三人ニ単身デ立チ向カウナド笑止

来世デ後悔スルガイイ」



「ふははははは!!

最後に…名付けて!『ディズニーランドで身長制限に引っかかってアトラクションに乗れなかった子供の悲しさアターック』!!」


「無駄になげーよ!!」


つーか…強っ…


ほとんど時間たってねーし…


二、三分もたたないのに最早ボロボロのヘルナイツ


…何か色々と虚しくなってくるよ


「ふうっ

勝ったよー!」


…赤騎士が言葉を失っている


…赤騎士の数倍強い奴らをほんの数秒で…


俺が生きてる意味有るのかな…?


「しっかし弱いね!

二割程度でしか戦えなかったよ」


…死んでしまおう!


「アノ…」


赤騎士が尋ねてきた


「私…アナタタチニ酷イ事シタケド…私ハモウ見捨テラレタシ…

出来レバ…アナタタチト」


「分かった!!」


総統が股間を抑えながらようやく起き上がった


「仲間にしてあげるよ!」


「エッ…?」


驚く赤騎士


そして副総統が間髪入れずに聞く


「総統…!?

そんな即決でいいんですか?」


「なら入れないのか?」


「…っ!

いえ…歓迎しますが…」


そう言うと総統は微笑み


「だろ?

それに女の子は大歓げごぉぉぉぉ!?」


総統本日二回目の股間への蹴り


「…私がバカでした…」


…総統が悪い



そして赤騎士に微笑み


「秘密結社にようこそ!」


そう言うと赤騎士は嬉しそうな声で


「ヨロシクオ願イシマス」



「ねえねえ」


園音が赤騎士に話しかける


「仲間なんだしー顔を見せてよ」


「…ハイ!」


そう言って仮面をとる


「可愛いわね!」


副総統が驚く


だが…俺は…知っている…


誰だか…知っている


「…そうですか?」


その声も…知っている…!


あの人の…あの人の…!


「名前はなんて言うの?」


「…くれないです」


あの人の名前…紅を聞いた瞬間に俺の意識はなくなり…最後にみたのは驚いたみんなの顔と…俺の最愛の人…紅の顔だけだった

何とか一ヶ月以内に更新できたー!


…すいません

作者の根気がなくて遅れました


前回は早くなるかもと言いましたが出来ませんでした…


…こんな作者ですか見捨てずに秘密結社へようこそをよろしくお願いします

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